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ドライバーズ ライセンス [留学生日記]

いまでこそ若者の車離れが叫ばれ、自動車業界も新たなマーケティングで
市場開拓して行かなければ大変な時代となってしまいましたが、
この頃はまさしく車ブームが継続していた時代でしたね。

ましてや、本場のアメ車となると誰しも一度はころがしてみたくなるわけですよ。
シボレー・カマロ、フォード・ムスタング、ダッヂなんとか... とアメ車全盛期。

でもその前に免許が必要です。

ちょっと前にアメリカで取得した免許のことがニュースになっていましたが、
アメリカは日本と違って各州ごとに免許が交付されます。
各々その州の特徴を盛り込んだ免許証を見ているだけでも楽しかったものです。
そう、ナンバープレートもですよね。
確か自分が居た頃のハワイのプレートはカメハメハ大王だったかなぁ。
(またはハワイの島々だったかも)

ハワイ州の場合ですが、まず社会保障番号なるものを取得した後、最寄りの警察署へ出向き
筆記試験を受けます。 さすが当時のハワイは日本語でも受験できたんですねぇ。
それもペーパーテストではなく機械式だったのです。 画面を見ながら正解ボタンを押す
というシロモノでした。 設問は20問くらいだったと思いますが正直、英語で受験したほうが
読解し易かったというのが当時我々の共通見解でした。
誰が和訳したのかはわかりませんが
めちゃくちゃ面白いことになってまして、問題の意味を理解するのにそれはもう四苦八苦でした。

実技試験は自分の車を持ち込んで受験します。助手席に試験管を載せて支持されるまま街中を
走るわけです。 そもそもどうやって練習するのかという素朴な疑問が出てきますよね。
実は筆記をパスするとその時点でもれなく仮免許が貰えます。有免許者が同乗していれば
街中でガンガン練習できたのでした。そして、
上達の頃合いを見ていざ出陣となるわけですね。

ちゃんと直進して、ちゃんと右・左折できて、ちゃんと発進・停止できればほぼ合格と言ったところ
ですが、ここで急にハードルが上がりなんと、縦列駐車なるものが最後に待ち受けていました。
アメリカでは車は命の次に大切だといっても過言ではありません。
だから路駐のための縦列は必須科目なのです。
でもこれで不合格になる人、結構いたんです。

車などもちろん所有していなかった当時の私は、
貰った免許証を主に身分証明証として使っていました。
アメリカではパーソナルチェックという個人用の小切手を支払い手段に使用しますので
IDとしてこの免許証を提示する場面が多々ありました。
現金をあまり持ち歩かない習慣は現在も同じです。

最終的に日本へ帰国して米国の免許証を日本のものに変更することが出来たのですが、
人も羨むほどのわずかな出費で済み、ものすごく得をした気分になったのは言うまでもありません。
しかしその後、実際に初めて日本で運転した時の恐怖は今でも決して忘れませんよ。
ハンドルと道路が真逆なわけで、しかも見たことのない意味の分からない
標識やレーン表示に慣れるまで、大変な思いをしたものです。

ついでに当時のハワイの車検のお話をしますと、最寄りのGSへ車を持ち込みます。
GSのお兄さん:「はい、ブレーキ踏んでーぇ。ちゃんとランプ点きますね~ぇ」
GSのお兄さん:「はい、エンジンかけて~ぇ。ちゃんと動いてるね~ぇ。調子いいよ!」
GSのお兄さん:「タイヤちゃんと四つ付いてるねっ。空気も入ってる!。
ちなみにワイパーはちゃんと動くかいっ?」


車検初めて日本人ドライバー:「???。[がく~(落胆した顔)] うっ、動けばいいんだもんな。こっちでは。」

ハワイらしくて、おおらかだ。 まったく。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ハワイのイルカ達.JPG


 


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