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第一次帰国‐12時くらいのJL〇〇〇便で・・・ [留学生日記]

続きを始める前に一言お礼申し上げます。

このブログを始めて早1か月が経とうとしてますが、本日までに訪問していただいた
皆様やその上、Niceまでいただいた方々へ厚く御礼申し上げます。
酷暑の中、皆様におかれましてはどうぞお体ご自愛ください。

さて、そうこうする内に3学期も終わりに近づき、自分自身の結論も出たところで
いったん日本へ帰国し、両親と今後の事についてじっくり話をして来ようと決心しました。
帰国する旨の連絡を実家へ入れたら、やっぱり女親でしょうか、母親が一番の喜びよう
だったそうで、一日も早く帰って来いとのことでした。
実家を離れて大学や専門学校、はたまた自衛隊などへ入学・入隊する子供を持つ
親御さんはそれこそ五万といたでしょうが、こと外国となると無理もないのかもしれません。
当時は手紙とバカ高い国際電話が何よりの連絡手段でしたからね。

アメリカ再入国の際の学生ビザの手続きや宿舎の事など帰り支度を始めているとき
そのバカ高い国際電話で母親から、お買いもの(土産物)ミッションを仰せつかりました。
餞別をもらった兄弟・親戚・知人などへの土産物を、私のセンスでゲットせよというもの。
インポッシブルではなかったのですが、その数の多いことと言ったら...

当時はマカデミアナッツ・チョコレート自体、日本ではまだまだレアものだったので
大方はこれでカバーすることができ、不足した時のための押さえとしてコナ・コーヒーもゲット。
〆はパイナッブルとパパイヤで、
買い物のほとんどはDFSで事足りました。
ご存じのとおりDFSというところは、日本への帰国便が決まっていないと入場できない
システムになってますよね。今までは先に帰国した学友やらのお供で玄関までは
来たことがあって、「ああ、いつになったら入れるんだろう。入ってみたいなぁ。」とつぶやくくらい
憧れの(?)場所でもあったし、免税品店という響きがとても神秘的でもあったわけです。
ちなみに当時のDFSでの人気商品と言えば、そう、お酒にたばこでしたね。
あいにく私は未成年だったので販売
拒否されましたけど。

両手いっぱいの荷物と共に2月中旬のホノルル空港出発ロビーにたたずむと、いよいよ帰るモードに。
当時は確かまだ大阪行きの直行便がなく、羽田経由で戻るルートだったと思います。
空港中央の手荷物検査所を通過してすぐ右側の出発ゲート25番はJALの定位置でした。
今考えてみると、ホノルル空港って昔とあんまり変わってないような気がします。
中央辺りだけがチョロチョロっときれいになっただけで。連結バスもなくなったんですかねぇ?

一か月後の再開を誓い、見送りの友人たちとしばしの別れのあいさつ後、寂しさと嬉しさの
ハーフ・アンド・ハーフな気持ちで機内へ移動。

お~お、やっぱりジャンポはジャンボだ! でっかいわぁ。と、ほぼ一年振りのサプライズ。

初めての長距離一人旅でもあったわけで、一人機内でソワソワしてたような感じでした。
でも、向かい風の中を飛んでいくのってこうも時間がかかるもんなんですね。

夕刻(の、はず)、無事羽田に到着。そう、まだ羽田だったんです。このときも。
普通ならここで国内線の大阪行きにトランジットするわけですが、この東京で
実は謎の一日を過ごすことになるのでした。

現在の羽田空港.jpg
-今の羽田空港国際線ターミナル

現在の羽田空港②.jpg
-羽田空港国際線ターミナル内の免税ショップアーケード

今でも理由はハッキリとわからない、というか覚えていないのですが、確か
同じ学校の別のクラスに短期で来ていた、自分よりもずっと年上の女性Tさんのご厚意で
一泊プチ東京見物という流れになっていたみたいで、確かその日は夕食をごちそうになった後
予約してもらった大井町の阪急ホテル(?)で旅の疲れをいやすことになりました。

大阪行きの便がお昼くらいだったようで、翌日は早朝から謎の女性Tさんに(勝手にすみません)
皇居へ連れて行ってもらったように記憶しています。
2月の皇居は場所柄もあるのでしょうが、冷たい空気が凛とした雰囲気をより一層際立たせ
おまけに真冬の装備はしていない、しかもハワイ帰りの私には一層寒い朝でした。
踏みしめる石畳のどこか乾いた音は今でも鮮明に記憶しています。
Tさんにきちんとしたお礼が言えたのかと、今更ながらですが後悔しています。

さて、飛行機は大阪伊丹国際空港へと無事到着し、いよいよ家族と久し振りのご対面となります。
ターンテーブルからすべての荷物をピックアップしていざ家族の待つ出口へと向かいます。
さあさあご対面~んと、カーテンではなくすりガラスの自動ドアが静かに空いたその瞬間でした。

キャァ~~

確かに黄色とも赤色とも取れる大勢のうら若き女性たちの叫び声が一瞬したような気がしました。

っ、なに?これ?なに?

と、我に返った瞬間、彼女たちのかなり落胆した表情が私の目に飛び込んで来たのでした。
それとほぼ同時に聞き覚えのある姉の声をはっきりと聞き捕ることができました。

◯◯ちゃんと同じ便に狩人が乗って来てるらしいでぇ~
もうちょっと、待っとこかなぁ。

とは、おふくろの声か!?
あんたらいったい誰を出迎えに来たんや!!

Tさんとはその後一度もお目にかかっていません。
この場を借りて改めて深く厚く御礼申し上げます。

[るんるん] 8時ちょうどの、あずさ2号で、私は・私は 帰ります・・・・


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