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キャンパス グルメ紀行 [留学生日記]

以前このブログの最初のパートでご紹介した、キャンパス内のカフェテリアについて
もう少し詳しくお伝えしたいと思います。

30年以上も前ですが、キャンパス内のカフェテリアでの清算はほとんど全てキャッシュレスとは
さすがアメリカだと称賛すべきところです。
磁気式のプリペイドカードにポイントを購入して貯めて置くという、現在のプリカとあまりそん色ない
システムが採用されていました。 ドミトリーの住人には学生証とドッキングしたカードが支給され
尚且つ、1ポイントの単価が普通の在校生よりも割安となっていました。

ドミトリー及びキャンパス内のカフェテリアはJGCという、どこかで聞いたような略称の部署が
運営していました。
毎夕食と言って良いほどお世話になったメインのカフェテリアは、何百人もの学生を収容できる
4つ星クラスのホテル並みのブッフェコーナーを常設したところです(テーブルは2つ星)。
味の保障は別として、ドリンク、サラダ、スープ、メイン、パン&ライス、デザートの各コーナーがあって
飽きて来るまでそれはそれは、たくさんの物を胃袋に収めたものでした。
とにかく色んな宗教的バックグラウンドをもった人種のルツボでもあるわけで、食材はかなり豊富でした。

一人で食べに行くことはまず無かったので、常に1テーブルぐらいの仲間と一緒だったでしょうか。
ある時、みんなの手元に注意を払うようになり、気付いたことがありました。

「ひょっとして、ナイフとフォークの使い方、俺が一番うまくないかい?」

テーブルマナー教室の成果が現れたのか、自分が一番まともな様な気がしてなりません。
まあ実に十人十色と言いますか、よくもまあ起用にそんな、とうならせる者もいました。
でも、よく考えてみるとわれわれ日本人の箸の使い方と同じなんですよね。
ただ、自分よりも上手に箸を操る外国人には未だお目にはかかっていませんけれど...。

朝食は食べたり抜かしたりと、あまり感心できない食生活でしたが、時々早起きした土曜日の朝食を
キャンパス内の別の小さなカフェで摂るのが好きでした。
アーリーバードと呼ばれる早起き部隊に帯同し、お決まりのアメリカンブレックファストではありますが
朝からパクつくとやっぱり、アメリカにいる事を実感させられます。
その他ペイストリー、シリアル、ヨーグルト、フレッシュジュースなど、品数と雰囲気だけなら5つ星を
あげても良いくらです。

あとはSubway顔負けのサンドウィッチ屋さんなんかもあって、おまけに極め付けがやっぱりピザ屋でした。
陽気なアメリカ人学生アルバイトのお兄ちゃんが一応目の前で焼いてくれる、肉厚のあのアメリカンピザです。
ビールのあてや試験勉強のお供には最高でしたね。 最初の学期が終わるまでには自分の舌が
すっかりアメリカナイズされてしまってました。

やっぱり若かったせいか、日本食が懐かしくなると言うことはなく、もし懐かしくなってもまともなのを食べるには
サンフランシスコかシアトルまで行くしかないことなど百も承知。
しかし、毎日アメリカ人と同じ食生活をしていても一向に太らない、これも若さだったんですねぇ。

 


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