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Home Coming Season [留学生日記]

新学期といっても始まって直ぐに10月に突入して行きます。
アメリカの秋はお祭りのオンパレード。特にこの町には代々伝わる「木こり祭り」と言うものが
有るのですよ。いよいよ Home Coming Season の到来です。 [わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

町中がお祭り一色となる秋の三連休、この町の人口が一挙に膨れ上がります(ちょっと大げさか?)
町の広場では木こりに関連した競技があちこちで開催されます。
大きなハンマーを振り下ろし、鉄の塊を跳ね上げててっぺんにある鐘を鳴らすもの、大きな切り株を
人より遠くへ投げ飛ばすもの、そしてメインイベントはやっぱり二人一組になって、大木丸太を
ジャイアントのこぎりで輪切りにする丸太早切り競争でしょう。
うちの寮と前の寮からも数組ずつ参加したので、会場は大いに盛り上がりを見せました。
これ、二人の呼吸がピッタリ合わないとのこぎりがしなって、うまく切れないのです。

ホームカミングのメインイベントと言えば母校のフットボールチームのホームゲームです。
残念ながら我が校の実力のほどは今一歩と言うところでした。
しかし、この町の住人達にとっては数少ない娯楽の一つでもあったし、おまけに祭りの余韻を
引きずっての観戦なので、弱かろうがアルコールの力で嫌がおでもテンションは上がります。
マーチングバンド、Jumping Lamberjacks に先導されてフィールドに入ってくる我が校選手たちを
割れんばかりの拍手と甲子園名物ジェット風船の音をも凌ぐ口笛が出迎えます。

この年のホームカミング、もう一つこの町では大変ビッグなイベントがありました。
何と我が校の体育館にあのAir Supply がやって来たのです。と言っても40代までの人には
あまりピンとこない懐メロ的存在ですが、Lost in Love という大ヒット曲を引っ提げての登場
だったので、町中一時大騒ぎになったぐらいです。勿論チケットはかなり入手困難となったのですが
発売初日にゲットしておいたのでラッキーでした。

一つ不思議だったのは、相方をはじめ寮の仲間を誘ったのですがだれ一人乗って来なかったと
いうことです。やはりバラードとオーシャンサウンドはこの木こりの町には合わないのでしょうか!?
確かに会場に来ていたオーディエンスの格好はやっぱり、タータンチェックのシャツにジーンズという
出で立ちでしたから、アンバランスと言えばそうかも知れません。
今でも私のiPodにはエアサプライの曲が入っていて、聞く度に思い出すのがオーストラリアの
ゴールドコーストの様な海ではなく、レッドウッドの森と牛なのです。

さて、いよいよここでの生活も刻一刻とフィナーレへと近づいて行き、秋の深まりと共に心の中では
寂しさがひしひしと日増しに込み上げて来るのでした。
この時ばかりはエアサプライではなく、シャンソンがよく似合っていたかもしれません。
それともプライベートライアンで流れていたエイディット・ピアフのような、バラードでしょうか!?


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