島内観光‐松竹梅 [留学生日記]
観光グレードの違いは所要する時間で違ってきます。
所要する時間イコール、アテンドする時間です。
今回トムの様な時間にタップリ余裕がある場合に適用するローカルスペシャルメニューは例外として
ほとんどの場合は島内ドライブプラス夜景ツアーで構成されました。
オアフ島は残念ながらぐるりと一周することはできません。
カエナポイントという島北西の岬で道路が寸断されているからです。
カエナポイントにはディリンガム飛行場などの軍関係施設が多いため、立入禁止と
なっているのでしょう。確か手前のモクレイアの町までは行けたと思います。
ですからノースショアまで足を延ばした場合は、ハレイヴァ(ハワイ語ではwaの発音がヴァになり
従って正確にはHawaiiはハヴァイになるのです。)から南下してホノルルへと戻るコースを取ります。
ちなみにこのカエナポイントを島の西側から目指した場合、私の記憶が正しければ、道路はその名も
ズバリYokohama Bay で終点となります。手前には有名なMakaha Beach がありますね。
後方にたたずむマカハ・バレーが非常に美しいあまり混雑しないビーチでした。
ワイキキを起点としてひたすらどこかの番組ではありませんが、海沿いを走るルート(大回り)は
ほぼ1日コースとなります。
カピオラニ公園からダイアモンドヘッドの先端を回って高級住宅地カハラを抜け、ハワイカイ
ハナウマベイ、ココヘッド、シーライフパークがあるマカプウ岬を経由してカイルアへと向かいます。
途中にあるハナウマベイ。30年前はそれはそれは綺麗なビーチでした。バーベキューもオーケーで
ローカルスペシャルの一つでした。
現在では見る影もないと言っても過言ではないでしょう。
相変わらずたくさんの観光客で賑わっていますが。
マカプウ岬の途中にはブローホールや、運が良ければホエールウォッチングも出来る展望台や
そしてブギーボードのメッカと言ってもいいでしょう、サンデービーチがあります。
駆け出しの頃、私はここで危うく波にのまれて死にそうになり、以後一歩も近付いていません。
ハナウマベイから下り坂となるこの辺り、天気が良ければ本当にハワイにやって来たと実感できる
私のお気に入りの一つです。
カイルアの町の手前には、我がハワイ大の海洋研究施設などがあるラビットアイランドや、たぶん
今でも水はきれいだと思うワイマナロビーチがあります。近年、情報誌などでこの辺りのビーチが
結構紹介されていますね。私は個人的にその先のベローズ・ビーチパークがお気に入りでした。
カイルアの町も色んなショップが出来たりして、メジャーになりつつあるんでしょうか!?
ここでこの大回りにはちょっと時間が足りない場合、カイルアやカネオヘまでのショートカットとして
ホノルルからPali又はLike Like Highwayを使います。これが中回りです。
中でもパリ・ハイウェイにはヌウアヌパリという強風で有名なスポットがありますね。
そう言えば一昔前のハワイツアーは、ホテルへチェックインするまでの時間潰しで必ずここへ
やって来ました。そのほかダウンタウン傍にあるパンチボールを見物した後、◯◯ファッションと言う
ハワイアンファッションのお店へと連れて行かれるのでした。全く懐かしい話です。
カネオヘを経由して北上していきます。海岸線に沿って走る片側一車線の83号線を走ります。
カハナ湾にあるチャイナマンズ・ハットを目印に行くと、その手前にカアアワと言う所があります。
ここの山側にクラウチングライオン・インというホテルがあります。岩の形がライオンの姿に似ている
ところからの由来ですが、当時、ここのレストランで食べるテリヤキビーフサンドは最高でした。
2月に行った時30年振りに食べようと思ったのですが、どうやら久し振り過ぎて通り過ぎてしまった
ようです。中国のおじさんが被っていた帽子の形をした島(岩?)が目印になるでしょうか。
さらに北上していくとお馴染みポリネシアン・カルチャーセンターが左手に見えてきます。
ライエ、カフクを過ぎると、いよいよサーフィンのメッカ、ノースショアが前方に現れてきます。
と、その前に、カフク岬の先端にはタートルベイ・リゾートホテルがあります。北の最果てのホテル。
色んな名前で呼ばれてきた経緯はありますが、田舎でのんびりとハワイアンバケーションを
楽しむにはもってこいの場所かも知れません。
83号線へ戻ればサンデービーチやバンザイ・パイプラインなど、言わずと知れた名所の連続です。
あいにく私はサーフィンとは非常に距離のあった人間でして、後は情報誌に委ねることにします。
その先のワイメアには滝があって公園となっていますので、マイナスイオンが必要な方はお出かけ
下さい。ワイメア・フォールズパークです。
ターニングポイントのハレイヴァには、これも言わずと知れたシェーブドアイスのお店がありますね。
何回も行ったことがあるのですが、一度も食べたことないんです。30年前から人気がありましたよ。
ここでホノルルへと南下して行くわけですが、第三のルートは回らない往復です。限られた時間しか
無い場合、H1とH2フリーウエイを使ってノーズショアまで来てターンアラウンドします。
途中ワヒアワにはこれも有名なドールプランテーションがあり、ちょっと休憩で立ち寄るには
日本のサービスエリアみたいでいいかもしれません。
その先は都会っぽくなって来るパールシティーの街並みや、アロハスタジアムがあり、ああ、帰って
来たなと言う感じになるでょう。
この三本のルートを使い分けながらの案内をやっていまして、そのほか4番目のルートとして
冒頭に登場した西海岸沿いのマカハビーチ方面があります。
H1を西へ走り切ると、世界で十何番目かのディズニーリゾートとして再出発したコオリナ・リゾートが
あったり、ウォーターパークがあったりと、今後、家族連れには楽しめるエリアとなるでしょう。
私に遠慮してか、トム君は一人で車に乗って出かける時も有り、パールハーバーをはじめ地図を
片手に走り回っていました。
私の友人も彼には良くしてくれて、およそ10日間あまりの滞在でオアフ島を満喫したに
違いありません。
期末試験が終わった数日後、予定よりかなり出発が遅れた日本への機内でしたが、彼は思いっきり
余韻に浸ったまま二人は珍道中を続けるのでした。
おまけになりますが、ハワイ最終日用の観光としてタンタラスの丘・ホノルルシティーライツ・ツアーを
やっていました。今ではオプショナルとしてこのツアーがあるようですね。
私のアパートの近くからちょっとしたワインディングロードを登って行くと、アラモアナ、ワイキキ、マノア
そしてダイアモンドヘッド方面が一望できる丘があります。
ここを訪れた人たちは皆、絶対にまた来たい、と必ず思ったことでしょう。
それほど、短い滞在を美しい夜景と言う形で総括して想い出に深く残してくれる、そんな特別な
スポットだったと思います。
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