芦田愛菜に学ぶ言語学的処世術 [ちょっとブレイク]
芦田愛菜を知らないお父さんはまさか居ないでしょうね。
かの安達佑実に、「愛菜ちゃん、最近すごく働き過ぎてるんで、ほんと、心配です。」と言わしめた。
横浜そごうに800人も集めてソロデビューのお披露目をやったと知った、うちの奥さん曰く、
あらっ、ソン・スンホンと変わらないじゃあないの!!
このコメント、どう捉えるかは別として、ここで一つ箸休めに、彼女が成功してしまった理由を
言語学的見地から検証してみたいと思います。
彼女の演技力や時としてオーバー過ぎる表現力は、同世代の子役の域を遥かに超えて、今や
一端の演技派女優と言っても過言ではないでしょう。
では、どうしてこんな7歳の子供がここまでやって来れたのか?
実はその答え、彼女が操る『言葉』にあると思うのです。
愛菜ちゃんは確か、関西出身だったよね?
あっ、ハイ。兵庫県です。
でも、全然、関西弁とか出ないけど、ちゃんと練習とか、してるんだ。
あっ、ハイ。新幹線で東京へ移動してるとき、熱海を過ぎた所ぐらいから標準語を話すように
いつも心掛けています。
すっごいね、愛菜ちゃん!
あっ、ハイ。 へ、へ、へ、へ・・・・・と、愛想笑いしながらも口を横開きにして、上唇を深く甘噛みし直す愛菜ちゃん。
*ある早朝の情報番組でのインタビューより。50も過ぎたおっさんが、たった7つの子供のインタビューを真剣に聞き入って。
いやぁ~、大したもんだ。そう言わずにはいられません。参りました。降参です。
のぞみに乗って新横浜で降りるというのに、小田原通り過ぎても、まだ飲んだくれてるおっさん達
いっぱいいると言うのに!
前出の安達佑実にしろ加藤清史郎や鈴木福にしろ、みんな出身は東京とかでしょう!?
セリフで方言使わせた『おしん』なんてのも有りましたが、日常会話を完璧に近い状態で、しかも
小学校上がる前から出来てたって言うから、子供がいくら言葉を憶えるスピードが速いからと
言っても、やっぱり彼女には語学的な才能があるに違いありません。勿論、努力もあってです。
だって、関西から京浜圏へ出て来て何年も経つのに、全然関西弁が抜けない人って皆さんの
周りに居るんじゃあないでしょうか? 当然ながら逆もまたしかりですが...。
関西人(関東人)のプライドと言うかアイデンティティーと言うか、そういうものを守りたい気持ちは
分りますが、やはり郷に入っては郷に従えの教えの如く、その土地の言葉を話す努力をすると言う
事は、一日でも早くその場所で、受け入れられると言う事に繋がると思うんです。
海外へ旅行した時に、挨拶だけでもその国の言葉を話すと、相手がものすごく喜んでくれる事って
ありませんか?
芦田愛菜さんはこれを完璧にやってのけているので、現在の人気へと結びついているんです。
もし、彼女がコテコテの関西弁しか話さなかったとしたら、今の地位は果たして築けたのでしょうか?
答えはノーです。
もし彼女が、じゃりんこチエやガネーシャ位のノリと突っ込みが出来るであれば話は別でしょうけど。
関西出身の俳優さんて結構いますよね。堤真一や森山未来みたいに、普段の喋りは大阪弁な人も
いますが、女優さんの中には、お笑い芸人でさえちょっと喋って貰えますかなんて、冗談でも口に
出来ないくらいNGな人もいるほど神経使ってる場合があるそうです。
これくらいしないと、いつまでたってもローカルのままになってしまうのでしょうね。
ただし、お笑いの場合は大阪弁が商売のツールそのものですから、この限りではありません。
最近ではいつも目の下に隈をつくりながらも東奔西走する彼女、探られたくもない懐具合まで
ああだのこうだのと言われていますが、稼いだギャランティーは必ず来るであろう近以来のために
しっかりと取っておいて欲しいものです(余計なお世話か )。
語学的才能が有りそうな彼女を、スイスの何とかという名門私立学校へでも留学させて、未来の
キャリアとして育成し、外務大臣にでもなってあの演技力で是非、日本の為に各国の首脳と渡り合い
タジタジにさせていただきたいものです。
間違っても『あの人は今』、なんて番組に将来出ないためにも。
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