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Formosa の旅 Part1 [旅の抽斗]

  Formosa はポルトガル語で『美しい島』と、別名で称される台湾のことです。
私にとっては13か国・地域目のAsian Country となり、実に今回初めて訪れることになりました。
というのも、これほど近くにありながらいつも上空を通過するだけで、『いつでも行けるから』なんて
思っているうちに30年近く経ってしまったのですが、ようやく今回、旧正月直前の訪問が実現するこ
とになりました。

九州よりも少し小さく、しかし富士山よりも高いあの玉山(新高山《ニイタカヤマ》:旧日本語呼称)を
はじめ三千メートル級の山々を湛える中央山脈が南北を貫く、人口2300百万人の島国。その首都
台北は周りを山々で囲まれた盆地にあり、夏は高温多湿、冬は比較的温暖な気候で過ごし易い。

という風に教科書的に書けばこうなんですが、今年の冬はどうも異常気象らしく、滞在中はほぼ毎日
雨模様でして、しかも気温が12・3度と以外にも低くて、台北市民はダウンや厚手のコートに身を包
みながら年の瀬のショッピングを楽しんでいました。

昨日予告篇でアップした写真、実は滞在したホテルのロビーに飾られた正月用デコレーションの大
アップ画像でし
た。沢山ぶら下がってる赤い封筒があのRed Pocket です。

 New Year Decoration.jpg


今回、羽田から出発したので到着は台北市内中心部にほぼ位置する松山空港でした。このコース、
ただでさえ近い台湾が一層身近に感じられ、空港からホテルまでは何と15分足らずと大変便利。
1時間の時差はあるものの、朝6時過ぎに家を出てから現地時間のお昼過ぎにはもうチェックイン
出来るんですね。最近の人気海外旅行先にもしっかりランクインしている所以です。

旧正月前だったので現地でかなりの混雑を予想していたのですが、空港からしてなんだかガランと
した空気に包まれ、ホテルまでの道すがらも、タクシーの車窓から眺めている限りですが、街中の人
通りもまばらでした。後日現地の観光ガイドさんに尋ねたところ、旧正月の台北市内は比較的静か
なんだそうです。それに全世界的な経済停滞のあおりを受け、台湾も非常に不景気だとか。失業率も
非常に高いということで、きっと人々はこのYear of Dragon で龍の如く、景気も天に向かい登って
行って欲しいと願っているのでしょうね。


『登る』と言うともう一つ、台湾には台北のランドマーク的存在となった101ノッポビルがあります。
ショッピングモールとオフィスからなるこのビルは、展望室からの眺望を売物とする今や台北観光
スポットの代表格の一つでもあります。

       101ビル.jpg    101ビル内部.jpg

MRT(地下鉄)シティーホール駅(市庁舎前)から徒歩で行けますが、駅地上からはなんと無料の
101ビル行きシャトルバスが出ていました。今回のような雨の日や暑そうな夏にズボラするには良い
方法です。それからシティーホール駅近辺は新開地と称されて、三越や阪急百貨店、地元の誠品
デパートなど一大ショッピングエリアとなっていて、特に20・30代の層で賑わっています。
それにしても台湾にこれ程たくさんの日系デパートがあったとは、本当にビックリしました。

それともう一つ、あちこちに日系デパートが点在しているせいか、名立たるブランドショップも多分に
漏れずあちこちにあるという事を付け加えておきましょう。それと各店舗のスペースがこれまた広く
しかも品数が豊富と来れば、ブランド好き観光客にはたまらない台北でしょう。値段はブランドによっ
てその差はまちまちなのですが、5%のVAT(消費税)免税還付を受ければ、日本より安くなること
間違いないでしょう。

ちなみにこの時期不景気なこともあってか、いくら以上買うともれなくこの景品が貰えますという様な
ベタ付プロモーションがあちこちのショッピングエリアで催されており、今回、有機栽培葡萄オイルや
耐熱ガラスタッパウェア、そして究極は別の場所ですが電気炊飯器兼フードプロセサーが付いてきた
のです。さすがフードプロセサーは日本へは持ち帰れないので、家内のアテンドをしてくれたお店の
スタッフへお年玉代わりにプレゼントしてきました。聞けば通年時々こんな事をやっているそうなので
たまたま遭遇した時はラッキーと思ってくださいね!?

地場の商品をゲットする場合はやはり西門街のような、市場感覚のエリアを散策してみるか、少々
割高だと解っていても、観光案内の途中や最後に連れて行かれるギフトショップで物色してみるか
でしょうね。経験則上、意外と町場を歩いていても土産物屋さんに遭遇しないので、私の場合は結構
重宝しています。それにしてもガイドさんに連れられて行くギフトショップって、どこの国でも非常に分
りにくい場所にあったりするのも、毎回可笑しく思いながら後をくっついて行ってます。

 

新天地.jpg 臨光街.jpg
 モダンな建物の日系デパート群                    夜には一転、屋台街に変身する地元市場


台湾へ来たからにはやはり台湾料理を食さずには帰れません。ただし、これはあくまでもガイドブック
頼みになってしまうので、はっきり言ってギャンブルの何ものでもありません。そこで参考にするのが
ロケーションです。観光客エリアなのかローカルエリアなのか、はたまた日本人駐在員御用達エリア
なのかどうかですが、やはり目安となるのはローカルの人達にも人気があるかどうかだと思います。

今回滞在中、これらに当てはまる全てのエリアで昼・夕食を食べましたが、ローカルが沢山集まって
来るので、必然的に日本でも紹介されたレストランがリーズナブルで、しかも美味しかったです。特に
これらお店の紹介記事
には必ずお勧めの一品が写真付きで載っています。これを漏れなく食しなが
ら他の品々も注文したい場合、大変便利なのがお二人様用セットメニューです(もちろん3人、4人様
などもあります)。初日のお店なんかでは、10年物紹興酒がフルボトル一本付だったので、私のよう
な呑ベイには最高!

続いては台湾で一番流行っているという、日本にも支店のある小龍包屋さんの本店へも行きました。
俗に言う『観光化』されて味もサービスもままならないようなお店が多い中、従業員教育が大変行き
届いたこのお店に、沢山のローカルや観光客が集まって来るのも大いに
納得です。値段は少々高め
ですが(台湾の物価からすると)、味は勿論旨かったですよ。
それはそうと、蒋介石さんが上海から持ち帰ったのでしょうか?何故か台北には沢山の小龍包専門
店があるんで、気になって仕方なかったんですよね。

                有名小龍包屋さん.jpg


私の場合、今まで『食は香港に有り』と信じ切っていたのですが、台湾もなかなか捨てたものじゃあ
ないというのが実感です。やはり香港と同様に台湾でも、国内・外のチャイニーズが集って様々な
中華料理を提供してくれ、我々観光客の舌を楽しませてくれます。特に思ったのが、中華料理の油
がどうしても気になるという人には、割とあっさり目の台湾料理はお勧めですし、さらにもっとあっさり
系という人には湖南料理なんかは良いかも知れません。
勿論買い喰い大好きワイルド派には、台北市内あちこちで夕方から始まる夜市の屋台郡に挑戦して
みるのもいいでしょうね。


次回は現地で参加した市内観光と台北市郊外ある九份観光の模様をご紹介します。


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