ピットインして来ました [多事の抽斗]
この時期恒例我が身の総点検、一日人間ドックへ入って来ました。
都内某所の総合病院にてかれこれ10年以上になるでしょうか。以前の施設を含め35歳を過ぎて
から毎年受診するように心掛けています。また50を過ぎてからは必要に応じて『脳ドック』も一緒に
受けています。
検査自体は大体お昼までには終わり、ドックに付いている昼食を挟んで食後一時間後の採血で全て
終了し、その後担当医からほとんど判った検査結果の説明を受けます。最終結果はレポートとして
後日自宅へ郵送されます。
さて、この検査が結構疲れるというか内容が濃いだけに、知らない間に自分の体へ大きな負荷が
かかっているのが良く分ります。特に胃カメラと脳のMRI検査でほぼ力尽きる感じです。
胃の検査はいつからかレントゲンかカメラの選択となり、どうせ疑いあると言われて後日カメラを飲む
羽目となるなら、最初から飲んじゃえと言うノリで受けています。さすがに最初の３回くらいは厳し
かったですが、回を重ねるうちにコツを掴み始め、今回は特に余裕をかましながらの検査でした。
その証拠に担当医が検査中軽口をたたいてましたので・・・・・。
近頃では麻酔をかけてカメラを飲む病院も増えているとのことですが、ここはのどの部分軽麻酔だけ
でしのがせるオーソドックスタイプです。せっかく検査中自分の胃の内部画像を、眼前にニョキッと現
れた小型モニターで観察できるんですから、眠ってしまっては元も子もありません。
それに引き換え脳のMRT検査はダークホース的存在感があり、以外にも侮れないと言うのが実感
です。というのも今回で２回目なんですが、あの閉塞感、ノイズのデカさ加減、そして２０分間という長
い検査継続時間がかなりのストレスを体に与えるからです。
『MRT検査は体を動かすことの影響が大きいので、２０分間動かずにお願いします。」という検査技
師の文言がそもそも重くのしかかって来るのです。特に検査対象の頭が動かないようにと、テープで
軽く固定されるので、その瞬間からそのテープとおでこの接面が気になって気になってしょうがない。
そうしたらどうしても頭を動かしたくなるのが心情、ちょっとぐらいなら平気かと思いきや、すかさず技
師よりイヤホンを通じて、『動かないようにお願いします。』と、さも私の行動を予知したかのようなお
言葉が聞こえてきます。そうなると増々窮屈さが身に染みだします。がしかし、容赦なく検査はスタ
ートするのでした。ちなみにこのイヤホンというのは、聴診器みたいな飛行機と同じイヤホンで、クラ
ッシックが流れて来て心を落ち着かせ、しかも同時に機械から発せられる様々なノイズを和らげよう
という代物らしいです。
私にしてみればそのクラッシックとノイズのギャップがあまりにも大きすぎ、しかも検査が始まると音
楽がほとんど聞こえない状態に陥りますので、どうせやるならギンギンのハードロックをボリューム
一杯のMAXで聞かせてくれ方が良かったなと思うくらいでした。病院としてはそうすることによって
被検査人の私達がリズムを取り始めて動き出し、検査自体がNGとなることを恐れて実行に移せない
んだと勝手な解釈です。Rockerならまず最初に頭振っちゃいますから無理もないか!?
この検査の前に確認書記入というのがあって、体内に金属製の物があったり勿論身に着けたりして
るかどうか（磁気が命の機械ですから検査できません）、閉所恐怖症かどうかの確認をします。
そう言えば以前テレビでお笑い芸人が、この検査を受けれなかった場面を見た事がありますよ。
相当なストレスをかけられた後に待っていたのがなんと血圧検査でした。これ、あんまりじゃあありま
せんか? ストレスかかると血圧も上がりそうなもんで、そこを適格範囲の数値で収め切り抜けた自分
を褒めてあげたかったですわ。
脳ドックの結果は後日担当医からの説明を聞きに行くのですが、その他これといった要修理の箇所
は無く、呑み助の割には肝臓の数値や尿酸値など、アルコール・プリン体と相関関係が深いものは
全て適格範囲を爆走中です。独断ですがやはり、ウコンと有酸素運動は自分にはかなり効果がある
んだと確信しました。無酸素運動の筋トレを減らし、その代りに５㎞のランニングを取り入れたのが
どうやら正解だったようです。
CT検査で撮った輪切りのボディーを見ても内臓脂肪があまりなく、特に肝臓の色もそのすぐ下に
あって生涯変色しないらしい膵臓の色と遜色なしと先生から褒められました。やはり、有酸素運動は
皮下だけではなく内臓脂肪をも燃焼させる効果が大きいのですね。その証拠に顔以外、体の所見に
は特段の変化は無いのですが、着実に毎年１㎏ずつ落せて来ていて、この間見つけた大学のID
カードにプリントされた165ポンドという文字へ、いよいよカウントダウンの167.5ポンドまで近づいて
来ました。
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