SSブログ

New old town, Seattle [旅の抽斗]



3K8A3646-1.JPG


翌朝ゆっくり目の便で第二目的地シアトルへとシエラネバダ上空を飛びます
ウーバー勢力の猛烈な嵐のせいなのか空港までのタクシー料金が均一となってました
桑港の街中で頻繁に見かけたウーバー、若い女性が夜に独りで利用してましたが
トラブルはないものかとこちらが心配になってしまいましたよ
アプリは入れたもののいろんな情報が吸い上げられそうで私は未だ利用経験はなしです

万年雪をたたえたレーニア山が見えればまもなくシアトル・タコマ空港です
タコマと言えばワシントン州立大学、同じド田舎ということで留学先候補の1つでありました
シアトル市内には医学部で有名な名門ワシントン大学がありますが
こちらは頭もお金もだいぶ足りないということで端から候補外となってました


3K8A3681-1.JPG


ここをハブとするアラスカ航空との提携によりJALの全米各地へのアクセスに
もう一つ選択肢が加わり、入国管理やセキュリティチェックがスムーズに行なえて
LAやSFのような頭痛の種となる大混雑は回避でき、早速お気に入り空港に加えます
ラスベガス大好き人間にはシアトルでの乗継をお勧めします

というのも市中へ向かうタクシーから眺めるシアトルはまだまだ発展途上
巨大IT企業の進出に伴いビルの建設もあちこちで行われているものの
何処かまだ垢の抜け切れていない新旧のアンバランスさがあったりして
私自身短い滞在中どこか落ち着かない気持ちはとうとう払拭されず仕舞いでした

3K8A3695-1.JPG

そんな中、正味1日半と限られた観光時間を有効活用すべくスポットをグッと絞り込み
メインイベントを翌朝からスタートするあのボーイング工場半日見学とし
あとはパイクプレイス散策に怪しげな謎の地下ツアー飛び込み参加でフォローです
そして港に上がるフレッシュな魚介類とワシントン州産のワインも忘れてはいけません


値段の割にはイマイチだったマリーナのホテル前にバカでかいクルーズ船が停泊し
折角のオーシャンビューを思いっ切り遮ってくれましたので
チェックインしてから発見したトランクのひび割れの保険請求対応が
なおさら暗いものとなって散々なシアトルスターとなってしまいました


3K8A3643-1.JPG

ここでメゲていてはいけないとばかり、ひと段落してから近くのパイクプレイスへ
17時を回って市場が丁度店仕舞いを始めているところではありましたが
まだまだ大勢の観光客が『あの店』を目指しやって来るのでした
この時私たちは『あの店』のことなど一切眼中になく
ただただこの夜の夕食場所の検索に右往左往するばかり


すっかり地図のトリックにハマってしまった挙句ようやくお目当ての店に辿り着き
飛び込みではあったものの1時間待ちの返事をもらい安堵
さすが地元の超人気店とあって引っ切り無しに客がやって来ます
期待の膨らみを押さえつつ時間潰しの休憩を兼ねここまでへ来たらのスタバ・ブレイクです



3K8A3647-1.JPG


石を投げればスタバ否、シアトルコーヒー屋さんに中るこの街シアトル
空き始めた店内で一息ついてると隣に居合わせた日本人観光客から質問です
「この店って、1号店ですよね?」
いきなりの直球だったので答えに間が空いてしまった私は思わず
「ええ、そのはずですが」と答えてしまいました


たまたま関西から来られた方々だったので話は多方面展開していき
スタバの話はすでに何処かへすっ飛んでいました
夕食の予約の時間が迫っていたので先に店を出ることになった私たち
一歩外へ出た途端いきなり今度は白人男性に同じ質問を投げられたものですから
今度は間髪入れずの即答で "I believe so" と返してしまったのでした



3K8A3674-1.JPG

気を取り直して再びお目当ての店へ戻って来た私たちはバーカウンターに通され
冷えた地ビールを飲みながらちょっと理解に苦しむメニュー・レクチャーを
カウンター越しでサーブするお兄さんから受けます
何を隠そうここは有名鮨店、だからこそ日本人の私には多くの?が付きまとうのでした

侃々諤々の挙句ようやく決定したメニューの数々、結果は無事のオーライ
ワシントンの白ではなくここは敢えて冷酒で地元産ロックフィッシュなんぞを楽しみます
海底の岩場にいる魚たちなのでその総称が付いたらしいのですが
お兄さんはこれが魚の固有名詞だと信じてたらしく、何の魚なのと聞いた時の
素っ頓狂な顔が妙に可笑しかったシアトル初日の夕餉でした


IMG_1548-1.JPG

どうやら地元民が贔屓にしていることが大盛況に繋がっているようで
日本酒ベースのカクテル片手に握り鮨を頬張る皆さんを眺めていると
ケッタイな気分になって来るのでしたが、翌朝のボーイング工場見学への期待を被らせ
暮れゆく一日の余韻も一緒に楽しむのでした


3K8A3672-1.JPG


nice!(27)  コメント(6) 
共通テーマ:blog

nice! 27

コメント 6

あるいる

スターバックスの1号店と日本のスターバックスとでは味が違うのでしょうかね。
知りたいものです。
大阪名物・うどんすきの美々卯では、大阪・本店と東京・京橋店では出汁の味が違っていました。
東京のほうが東京の方の嗜好に合わせて少しだけ濃くしていると店の方が云っていました。
うどんすきの出汁と珈琲を同列にしてはいけませんね。
魚屋に並んでいるのが切り身ではなく魚そのままなのが、いかにもアメリカ的と勝手に決めました。
頼めば三枚におろしてくれるはずと、これまた勝手に決めました。
刺身の皿の手前にあるのは海老の天麩羅でしょうか。
頭のない海老の天麩羅とは、これまたアメリカ的だと勝手な想像です。
アメリカの鮨の味はいかがでしたでしょうか。
ボーイングのジェット機の巨大さのような大味ではなければいいなぁと、想像・空想・妄想です。
外国へ行ったコトもなければ、外国で鮨を食べたコトのないおやじは想像を逞しくするのです。
と、今日はなぜか食べ物にひかれてしまいました。
この時間、どうも腹が減っているようです。


by あるいる (2019-06-16 04:53) 

ma2ma2

スタバには普段もあまり入らないのでシアトルと言うとボーイングとイチローってイメージが強いです(^^)
by ma2ma2 (2019-06-16 09:47) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

あるいる さん

第一号店はパイクプレイスにあって、当初は豆の焙煎所だったそう
です。私たちが休憩してたのは通りを挟んだ向かいにあるお店でし
た。私は本日のコーヒーしか飲んだことがないので、正直日米の味
の違いは分かりませんでした。それより興味があったのは一号店が
発行するレシートの店番がやはり001とかになっているのかどうか
でしたが、残念ながら全く違う番号の羅列で土産にはなりませんで
した。その代わりといっては何ですが、一号店の豆とコーヒーポッ
トを購入してきましたよ。
日本人がオーナー板前さんなので刺身・お鮨ともなかなかのもので
した。刺身はかなり分厚く寿司コースはなんと15貫プラス天ぷら
や煮物なども振舞われており、かなりアメリカンなボリュームとな
っていました。えびの刺身があったのでお頭をこんがり焼いてくだ
さいねと注文したところ、写真のようなフライに姿を変えてやって
きました。コースの人にも同じものが出されてたのでこの店のスタ
イルなのでしょう。


by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2019-06-16 18:33) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

ma2ma2 さん

私の行動半径にスタバがないので普段は接点がありませんので、
もっぱら高速サービスエリアのを休憩に利用しています。球場名が
代わりイチローも引退してしまったマリナーズ、ホームの試合が
あれば観戦しようと思ってましたが、残念ながらロード中で留守で
した。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2019-06-16 18:38) 

tommy88

あろうことか出直しで投資講座に参加しておりました。なかなか本格的で、遅ればせながらあと1999万5000円を作るぞと、脳天気な、それでいてやっぱりこういうモノの見方や新聞の読み方が必要なのだと、目からウロコの講座でした。先端の現場で修業された社長には当然のことでも、閉鎖的な教員生活をしていましたから、大事な学習です。優待と配当狙いの塩漬けだけの現役時代でしたが、さすがにまとまった金は失ってはいけないと、非宗教的なセミナーでした。明日の寄り付きから楽しみであります。と、ブログ侵入遅刻の言いわけでした。シアトルと言えば、『めぐり逢えたら』(Sleepless in Seattle)です。こういう映画を観て、憧れたシアトルですが、拙宅では長女だけの遠征です。確か彼女はステイ先のカルガリーから遠征していると思います。私はイチローの野球カードを持っていて、お土産だったように思います。雨が多そうなので私は乗り気にはなれませんが、ポートランドへのお礼参りに行ったついでに上がろうかなとも思っています。ついでながら、ボーイング社の見学で配給されたゴーグルを貰って、私は冬の氷割りの時に使っていました。

by tommy88 (2019-06-16 20:59) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

tommy88 さん

2000万の話で国中が良からぬ方向で盛り上がるずっと以前から、
本当にわが国での老後生活に危機感を抱いてた方々の多くは、今回
先生が参加されたような投資講座を受講していたようです。年金の
不足分を退職金の切り崩しでしのいでいくという単純計算は、長寿
国日本においてもはや夢物語と化しています。目からうろこの講義
の成果が早速現れるといいですね。
会社も個人と同じで、潤沢なキャッシュフローがその将来を、特に
危機的経済状況下でも生き延びていくことができるかどうかを決め
ると信じ、日夜フリーキャッシュフローの蓄積に邁進しています。
使った分をキッチリ穴埋めしてゼロベースに戻しておく、つまりお
金が減らないようにすれば安泰だと信じています。コツコツ貯金で
は現在の低金利時代に穴埋めはできません。
ボーイング社で配布されたゴーグルが気になってしまいました。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2019-06-16 22:24) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

桑港街のにおい夢を育んできた町 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。