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ロッキーマウンテン・ハイ [独り言の抽斗]



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三度の延長戦の末、惜しくも一回戦敗退となってしまいましたがお疲れさん、オオターニさん
イギリスのブックメーカーはこの結果にホッと胸を撫で下ろしていることでしょう
それにしてもこのホームラン合戦を一目見ようと5万人超も駆け付け入場させたとはこれぞアメリカ
ところは標高1500m超のコロラド州デンバーにあるロッキーズのホーム、クアーズフィールド


クアーズとはCoorsという地ビールの名で、この醸造所が冠スポンサーとなっています
加州時代の寮で友人から教えて貰ったのをきっかけに大ファンとなった美味しいビール
それを片手に平日にもかかわらず一喜一憂している大勢のMLBファンたちは全くコロナ知らずです
ほぼ無観客化と成した東京五輪とは真逆の様相、いったいこの差はどこから来るのやら


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標高が高いということで空気密度は低くなってボールが飛び易く、よってホームランが出易い反面
空気も薄くなるので当のご本人たちの疲れ具合も相当なものだったと推察できます
ホームラン王も期待される大谷選手にとっては後半戦への影響を軽微にするということで
大いにファンを楽しませてくれた特大延長の一回戦敗退は大正解だったのではないでしょうか


高所での運動がどれほど大変かは言わずもがなで、デンバーから北北西へ40㎞程走ると
日本陸上選手の高地合宿でも有名な標高1,650mのボルダーという風光明媚な町があります
布哇大ラグビー部時代に大会遠征した初日の練習で生涯あれほど酸素を欲したことはありません
一週間の滞在で7人制を含め全8試合を消化、人間の身体の順応力の高さをひしひしと体験した旅でした


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さて、このデンバーという場所、コロラド・スキーの折に四度お世話になった国際空港がまた凄い!
全米一過密で三千m超級4本と横風用2本の滑走路を擁する実にバカでかい空港です
4千m超級の山々が連なるロッキー山脈を間近に控えながら、どうしてあのような広大な平地があるのか
恐竜の化石も多数出土したというこの地の生い立ちを北米大陸形成の謎に沿い迫ってみたい気もします


ロッキーマウンテンに吸い込まれていくような大ホームランを期待していたファンでしたが
内野ゴロ二つの後の第三打席で代打を送られ、ここで二日に亘るオオタニサーン劇場は終了しました
空気の薄い中、本当にお疲れさんの大谷様様な気分上々のMLBとは正反対に静かにその時を待つ五輪野球
警備体制が日増しに増強される横浜スタジアム周辺、23日からは公園内の立入りが禁止されます
おかげで遠回りの歩数増強による健康促進、コロナを憎んでさて、誰を憎まずですかね


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あるいる

連続のビール絡みネタ、おいしくいただきました。
Coorsはときどき飲んだことがありました。
オッ!関西風のやわらかな喉越しのビールやなぁが、最初の感想でした。
日本料理にも合いますが、途中で飽きるのがタマに傷、やっぱりサッポロ黒ラベルが僕には一番、二番はキリン一番搾り、三番はサントリーモルツ・プレミアムやなぁが本音のビール好きおやじです。
ホームラン・ダービーもオールスターも終わりましたが、大谷さん、どれだけハグしてたんやろか?コロナ感染拡大大丈夫やろか?と、心配だけが後に残りました。
来週からはオリンピックが始まります。
遠く離れた大阪ですが、コロナ感染の拡大がジワリと増え続けています。
ど~なることやらと心配と一緒にテレビ観戦、楽しめればいいのですが、さて。
僕が心配してもどうにもならない、明日は明日の風が吹く、です。


by あるいる (2021-07-15 03:53) 

ma2ma2

大谷のホームラン競争は最初の40秒は1本も出なかったので良く追い上げたなって感じですね。
Coorsはハワイではラウンジで飲んでいました。
by ma2ma2 (2021-07-15 07:58) 

tommy88

皆がバドワイザーを飲むときに、意地でクアーズを飲んでました。
サンフランシスコを走り回っていた時、地ビール(?)に遭遇。
アンカースチームビール、錨の絵が真ん中にドンの瓶です。
これを飲みまくってましたが、日本に持ち帰って飲むと、旨くなかったです。
けっきょくビールはその土地で飲むのが一番だと実感しました。
SFの寿司屋で KIRIN ICHIBAN が出て来た時は偽物かと思いました。
早く長女の独逸へ行かねば、段々、ビールが飲めなくなってしまいました。
ビールはすぐにチビッ子大将になっちゃうし。
むかし次女が低酸素タンクの流水プールで練習しました。
その練習を見学に行きましたが、疲れますね。
あそこまで追い込んでも、手が届かない五輪の世界。
簡単に五輪中止と、やっぱり言えない私です。
大谷くんが、キツィーと叫んでいたこと理解しました。
我が息子(3枚の受け皿アリ)、よく頑張りました!


by tommy88 (2021-07-15 16:04) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

あるいる さん

往年のクワーズファンがここにもいらっしゃったとは嬉しい限りです。当時の缶入りクワーズは熱処理がされてなく、コロラドスプリングスの美味しい水を使用しているという、天然を前面に出したアプローチでした。ビールは最初の一杯だけが本当に旨いんだというのが持論ですが、それでもサッポロ黒生は350mlまで許容できます。ビールはラガー系しか飲まず、あとは時々キリンの黒がラインアップします。
ハグ攻め、サイン攻めの大谷選手は本当にお疲れさんでしたですが、自身のユニフォームが十万ドルを軽く超えていると聞けば、その疲れもどこかへすっ飛んでしまうかも知れませんね。
旧横浜市庁舎が何やら物凄いことになっていて、やたらセキュリティの文字が入ったユニフォーム姿が出入りしています。無観客が決定しているにも関わらず、物々しい警備体制が敷かれるのはテロ対策でもあるのでしょうか。セキュリティの面々を細かく観察していると、オイオイ大丈夫か、というのが正直な感想です。


by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2021-07-16 08:28) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

ma2ma2 さん

あのしんどさはよく分かるので、大谷選手も何だこりゃって感じだったんでしょうね。でも、そこはさすが現在の本塁打首位選手、あそこまで持って行けたのはやはり若さと技術ですね。
ハワイはライトが主流でしたね。水の感覚で飲んでました。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2021-07-16 08:32) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

tommy88 さん

あの頃ダントツ人気トップだったバドワイザーは、私の喉をスッキリ通り抜けてくれなくて、以後一切手を付けなかったブランドでした。布哇時代は当時プリモというロコブランドがありましたが、どれもみな薄く本格ラガーなるものは存在していませんでした。かといってアメリカ産キリンはバカ高く手が出ず、ましてや学生の分際でしたから、ひたすら水道から滴る布哇の美味しい水を愛飲しておりましたよ。ところで、日本みたいにキンキンに冷やして飲むことがない諸外国のビール党たち、生ぬるいのをよくもあんなにデカいジョッキで飲めるもんだと首をかしげてしまいます。
受け皿を携え和製プラカードで一塁ベンチ上に陣取る作戦はいかがでしょうか。あっ、そうそう、たまにホームチームが三塁側に陣取るケーズもMLBではありますので事前にご確認願います。数年前のマイアミでイチロー見たさの失敗談です。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2021-07-16 08:45) 

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