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異様な空気の中で、横浜 [社っ長ょぉ~の溜息]



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2年連続時期を同じにして会社のドラセナ・マッサンゲアーナが花を咲かせています
見ごろ嗅ぎ頃はどうやらこの3連休中だったようで花の半分は萎れ状態ですが
夕方になるとあとの半分の花弁が開いてあの香りが部屋中に充満します


幸福の木ドラセラが花を咲かせると良からぬ事が起こるというのは迷信
現に昨年購入後10数年で初めて咲いた時は何も問題は起きませんでした
ところが今回はどうでしょう、ドタバタで始まった2020は言わずもがな大騒動の渦中
やはり開花は不吉な出来事と繋がりがあるのでしょうか


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異様な空気に包まれる横浜、いつも満員の帰宅時の電車がやけに空いてます
しかも乗客のマスク装着率がほぼ100%に近い状態の車内はちょっと気持ち悪い
皆さんどこでマスクを手当てされてるんだろうかと素朴な疑問が浮かびます
テレワークとやらの影響でこうも通勤客が激減してしまったんでしょうか


エレベーターのフロア・セキュリティがかかりっぱましでボタンが反応しない昨朝の出勤時
必ず誰かしらいるはずの我がフロアに人っ子一人いない気持ち悪さ
出社を控え皆さん自宅待機のテレワークなのかと思いきや徐々に人の気配でひと安心です
が、やはりここ2週間が勝負なのだと言い聞かされているようで余計プレッシャーがかかります


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夜の中華街から完全に人影が消えてしまったのだと事情通から聞きました
そう言えば昼食で時々訪ねるすし屋でさえ閑古鳥が鳴き続けていて
インバウンド頼みがこれほどまで浸透していたのかと再認識してしまいます
孤高の何とかやらで紹介され連日大行列だった店も今や開店休業状態か?
すわっ、今がチャンス!と振り絞る勇気すら沸いてこない異常事態の横浜です


米国に住む息子家族を訪ねて戻った義妹が何とか調達してきたマスクが手元に届き
花粉症の妻には心強い援護射撃となるも先が見えないだけに不安は拭えません
踏ん張りどころの2週間とやらをスタッフ全員本日から車通勤に変えて凌ぎます
これぞ究極の個別防御対策なのか、あとは事務所への強力空気清浄機導入を待つのみです


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極北のハッピー・ニュー・イヤー [旅の抽斗]



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3食ブッフェスタイルにも少々飽きてきたし大晦日ということもあって
レストランで個別にまったりと2019年最後の夕食を摂ったあとは
船上デッキで催されるニューイヤー・カウントダウンへ備えるため部屋で小休止です
もちろん、オーロラ出現予報の情報収集には余念がありません


レストランの入り口付近に生簀があって大きく立派なたらば蟹が4匹いました
これを使った料理が食べれるということで記念に予約してみたものの
よくあるメニューと実物の違いを北極圏までやってきて味わう羽目となりました
それでもブッフェ大食堂の喧騒から離れゆったり・マッタリの2019最後の夕食でした


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新年カウントダウンを盛り上げようとこの夜限りでオープンしたデッキ・バー
部屋の天井から引切り無しに聞こえてくる足音の数でもその様子は想像できます
22:30頃2020新年を祝うため暫し停泊地となるSTOLMARKNESに到着
N 068°34,5  E 014°54,2
新年の到来と共に鳴り響く汽笛を合図に町のあちこちから花火が上がります


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花火用に準備したわけではなかった撮影設定は思わぬところで役立ちました
がしかし、オーロラベルト最初の、そして新年初オーロラ鑑賞とはいかず
曇り夜空に映える小振りの打ち上げ花火を眺めながら5日目へ希望を繋ぎます
ノルウェイでのオーロラ遭遇チャンスの時間帯は22時から0時辺りまで
紅白も年越し蕎麦もなく迎えた異国での新年、ここいらで潔く就寝と決め込みました


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さて、栄えある?1,000号記事は船上で迎える2020年でした
第一号は遡ること2011年7月14日
およそ8年と半年で辿り着いた節目
いつまで続けることができるのやらですが、のんびりとやっていきます
これまでのご訪問誠にありがとうございました。
そして、今後ともどうぞよろしくお願いします。

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オーロラ・ベルト突入 [旅の抽斗]



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2時間以上の遅れでの出航でしたがほぼ定刻でBODØに到着
何処でどのように取り返したかは知る術もありませんがこれで出航時の不安も払拭されました
およそ二時間の停泊時間内で町の散策をしてみました
埠頭から町の中心部まではおよそ1㎞の比較的楽な散策コースとなります


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近代的建築物が立ち並ぶ?
至って極北の静かな田舎町という雰囲気しか漂ってこないのですが
それにしても人っ子一人歩いていないうっすら雪化粧のボードー
こうして交差点のど真ん中に突っ立って撮影しても大丈夫でした


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なるほど、こういう事だったのかと歩を中心部へ進めると極北らしからぬ風景が
でも、やっぱり人っ子一人として地元住民を見かけることがはありません
それでも器が器だけに季節到来ともなればそれなりに賑わうこと間違いなし


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このランチワゴンにも行列ができる週末や祝日はこの極北の町にも必ずあるはず
相変わらずどんよりとした空模様の下では一段とカラフルさが引き立ちます
モノトーンの世界に色を差し込むことの効果はこうしたところからも参考になり
ニッポンのシニア達にも少しはイタリア人のような色使いのセンスを持って欲しい、なんて


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確かめたわけではありませんが、恐らく世界で一番北にある店舗ではないのか、と
ただでさえヨーロッパでは見かけるが珍しいこのお店、あるんですね
もちろん、24時間営業論争なんて微塵とも沸き起こってはこないはずの極北です
日本では消滅の危機に迫られるおでん鍋は結構受けそうな気もするのですがね


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ショッピングセンターなるものをチラ見しましたが特段買い物もなく
町の外れまで行って来た道を再び戻り我がシップ、トロルフィヨルドへと帰還です
夕食までまだまだ時間があるので劇場で催されるバイキングとは何ぞや講義に参加
乗船客を退屈させないよう色んなカリキュラムが組まれていました


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食事風景のショットが一枚もない、そういうご指摘を受けそうですが
人の映り込み処理が面倒なのと写真写りがいただけない色調の料理の数々だったので
敢えて本編シリーズでは食事風景をご紹介しておりませんので悪しからず
それよりメジャー客であるドイツ人の迫力ある食事風景の方へ関心が集中する旅なのでした


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船上のニューイヤーズ・イブ [旅の抽斗]



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船乗りの守り神が本船上に降臨し、北極圏での船旅の安全を祈願してくれる
そんなセレモニーが大晦日の朝のデッキで催され大勢のギャラリーで賑わいました
北極線通過時刻当てクイズの申し込みが前日夜にあり、見事一番近い回答をした乗客が
船長による栄えある通過儀式の「餌食」となるのでした


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北緯66度33分、トロルフィヨルド号は無事北極線(Arctic Circle)を突破します
守り神のパフォーマンスのあとクイズ優勝者が船長のもとへと呼ばれ
ここで船長から柄杓で氷水を背中へたっぷりと注がれ手荒い祝福を受けます
ショットグラスも手渡され、シャンパンではなく確かアザラシの肝油だったかと


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お昼前だというのに乗客の手にはもうシャンパングラスがしっかり持たれ
日の出午後0時、日の入り午後1時という極夜の世界で迎える大晦日を祝います
冬至を過ぎたばかりなのではしりではありますがどんより曇り空が極夜に拍車をかけてました
デッキで撮影を続けていると北極圏最初の寄港地オルネス(Ørnes)が現れます


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険しい岩山とホッコリとした町の灯りが好対照のオルネス
極夜のおかげで夜さながらのライト・オン状態です


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ググっと迫りくるド迫力の岩山とのコントラストが何とも言えません


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ものの10分程の停泊時間ではありますが地元住民への大切な物資と郵便輸送の使命です
デッキを右往左往しながらの撮影でしたが眼前に広がる風景にシャッター音が鳴り続きます


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降り続いた雨も儀式の間に止み、時折雲から覗く晴れ間に希望の一筋が見えたような気がしました
北極線を通過するとまもなく船はオーロラベルトと呼ばれる一帯へと入ります
条件がすべて整うという状況でこのベルト地帯でのオーロラ出現率はグンと高くなるのです
出現予想は船の航路と共に24時間船室内TVモニタで写し出され気分を煽るのでした


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そうこうしてる内に、船はさらに北へと1度弱進んで探索寄港地のBODØ(ボードー)へ
北極圏とは思えない近代的建物が並ぶ町として知られているようです
ここで私たちも再び鈍り始めた身体に鞭を入れるべく個別に町へと繰り出すことにしました


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北極圏の手前で [旅の抽斗]



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結局、乗船三日目にしても雨止まずの天候が続きますが
身体は相当鈍ってきてましたので、意を決してノルウェイ第三の街へ
フロントデスクで傘を借り横殴りの雨の中、Trondheim(トロンハイム)中心部を目指し
他の乗客と共にいざ出陣するも、オンボロ傘は全く役に立たずでした


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埠頭から徒歩でおよそ20分、人口19万人の街の中心部に辿り着きます
小降りとなったもののお昼近くだというのに広場はこのとおりです
寒さはさほど感じませんでしたが別な意味でちょっと寒かった気がしますが
これが北欧ならでわの真冬の情景、かと思えば徐々に心も慣れていきました


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途中にローカルな銀行があったので小銭だけでも両替をと入店します
$100だけ差し出したところ手数料が50クローネかかるけどよろしいかとの質問
日本円レートでは1クローネ=15.5円のレートとなり手数料もかなり割高です
前にも書いた通りクレカだと実際に12.6円でしたからもはや現金は用無しとなるノルウェイ


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地元銀行初体験のあと目指すはこの街のランドマーク的存在であるニーダロス大聖堂です
内部の撮影はNGだったフランスやイタリアとは正反対の飾り気がなしの尊厳さが漂う教会
着席してしばし祭壇を見つめながら思えば遠くへ来たもんだとふぅ~とため息の再認識でした
隣接するショップでトイレを拝借して小雨降り続く復路につきます


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クリスマスの余韻が少しだけ残る街中でノルウェイならこれを買わなきゃと
地元産DALEのセーターを求めてセール中のショップで道草です
独特のNorge柄はスキーの時にも長年お世話になっているお馴染みです
免税手続きはいたって簡単、そして払い戻しも5日程ととても親切なシステムでした


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中央駅までくれば埠頭まであと1.5㎞というとろでしたが雨脚が再び強くなり
体力も消耗しかけていたのでやむなくタクシーの援けを受け船へと戻ります
日本なら初乗り運賃圏内のところノルウェイではなんと、143クローネ!
駅前には暇を持て余したタクシーがいつ来るか分からない出番をひたすら待っていたのでした


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14時前に再び出港した我がトロイフィヨルド号は北極圏突入を目指し北上します
翌日は大晦日、船上では様々な催し物が企画されていて今船旅の第一クライマックスです
外の景色はいよいよ厳寒のフィヨルドとなっていき、あの出現にも自ずと期待が膨らんできます


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肩肘張らずに [旅の抽斗]



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クルーズ船の旅と聞くと真っ先にドレスコードが頭に浮かび
堅苦しさや持ち込む荷物の心配やらでちょっと気後れしてしまうのも事実です
Hurtigrutenの船旅はカジュアルそのものでドレスコードは存在しません
アラカルト・レストランやバーもあるのでオシャレしている人はボチボチ見かけました


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客室が船尾に近い分エンジンが全開されるとそれなりの音と振動が伝わります
最初は何事かとベッドから飛び起きたものでしたが慣れとは恐ろしいもの
それと悪天候にも拘らず旅の大半をフィヨルド内航行する船の揺れはあまり感じません
時折外海に出たときは船が小さい分、部屋でピンボール状態となりましたがこれもいとおかし


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現地時間に合わせていつもの生活パターンで行動する二人はお楽しみの最初の食事へ
日常より1.5時間ほど遅い7時始まりの朝食ではありますが店内はまだガラガラです
でも東洋人はどこへ行ってもやっぱり早起きでした
日本人のツアーが乗船しており熟年夫婦やファミリーが船内で散見されましたが
ここはまだC国観光客の間では知れ渡っていないのかほぼゼロ状態でした


ノルウェイと言えばやっぱりサーモンなんですね
軽くスモークしたものを筆頭にソテーやムニエルなど数種類が並びます
サラダコーナーではあまり葉物を見かけることはありませんでしたが
ポテトを使った料理はこれでもかというくらい登場していましたので
さすがメジャー客に的を絞っているわと勝手な解釈もしてみます


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前号の地図にあるようにかなりの寄り道をしながらのクルーズでしたが
メイン処を除くとその他の港での停泊時間はたった10~15分というところです
接岸されるのは船の左側ですから右側の部屋に滞在した私たちには何をやっているかは不明
ちなみに飛行機も左側から乗降りするのは船に習っているからなのですよね


メイン処での停泊時間は2~3時間という設定でこの間エクスカーションと呼ばれる
引率者同行の様々なオプショナルツアーが用意されています
事前にネット予約しなかった場合は船のインフォメーション・センターで
専門スタッフの説明を聞きながら空きがあればその場でも申し込むことができます


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身体への負担でランク分けされたツアーには簡単な徒歩での町散策から
スノーモービルでオーロラ鑑賞や犬ぞり体験など割とハードなものまで揃っています
土地柄人気があるのはバイキングの生活体験や欧州最北端のノールカップ上陸などです
妻と私は運動不足解消に徒歩での個人探索に専念し冬の北極圏を楽しんでいました


一夜明けた乗船2日目最初の停泊地はアールヌーボーの町オーレスン(Alesund)
ここで下船し暫しの町探索を楽しもうと計画していたものの
激しい雨が降り続く天候のためあえなくギブアップで船内滞在でした
それでもポンチョを羽織って事前予約のグループは町へと消えていったのでした


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