プランB、あります!? [独り言の抽斗]
3月25日午後、人知れず静かに大黒ふ頭からあのダイアモンド・プリンセス号が離岸しました
乗客乗員が全員下船した後の様子はいつもどおりマスコミにはあまりフォローされず
すぐ傍にある某ドックで船内の改修やら騒動の後始末を終えたのち再びクルーズへ出るとか
それがGW明けを予定しているということですが果たして参加者はいるのでしょうか
東京、ロックダウンか?なんて小池さんがやたらロックダウンって言うものだから
ネットでアッという間に広がったみたいですが、首都封鎖は果たして実行されるのか?
欧米主要都市では既に実行されているわけですからもはや追随するのは時間の問題でしょう
呼応するかのように神奈川、千葉、埼玉が首都圏への移動自粛を発表しています
五輪延期決定をこの期に及んで驚きと落胆をもって受け止める風な記事が氾濫してます、今更
こんな状況でまだ五輪が予定通り開催できると信じていた人がいたのでしょうか?
マスコミはこぞって結果の悲惨さを煽るような記事を氾濫させているとしか思えません
いつ収束するか全く不明の新コロナ禍中ではあるものの中止という選択はあり得なかったはず
予想通り延期となったので、間髪入れずに代替え案、つまりプランBが登場するものだと思いきや
さあ大変、どうしようとあちこちでその狼狽振りが披露される始末です
確かにすべて振り出しに戻されたわけですから一から仕切り直すのは至難の業
もし、ある程度のプランBシュミレーションがなされていたとしたらと悔やまれます
今週末だけの外出自粛では済まされそうにない予感がします
もしも首都圏封鎖となった場合のプランB
幸か不幸か雨模様となる今週末を利用してボチボチ具体化することにします
何倍あればいい? [社っ長ょぉ~の溜息]
契約している信用調査会社から配信される倒産情報が日に日に増していきます
〇〇〇のため資金繰りが悪化し今回の事態に至ったとする内容で
〇の中に入ってくる文言が新型コロナ云々ということになります
新型コロナ禍による売上激減は即座に資金繰りを圧迫し会社をとことん痛めつけます
現金商売なら即座に、掛売では30日後、45日後という時間差でやられます
売上が減るのだから仕入れも減って普段通りの出費までとはいかないものの
これら流動的経費と違い給料や家賃などの固定費に借金返済という大きなおまけまで付くと
これはもう、えらいこっちゃの会社を挙げての大騒ぎに至るということです
そこで登場するのが転ばぬ先の杖である手持ち資金、流動性キャッシュです
多ければ多いほどこういう場面では大活躍するわけですが
大企業とは正反対に我々中小零細にとっては途轍もない難問となってしまうので
常日頃から残高一円でも増やすべく血のにじむような努力を続けるのです
では、一体全体手持ち資金がどれ位あれば非常事態を凌ぐことができるのでしょうか
会社によって運営実態が大きく異なるのでこれが正解といういう額はないにせよ
一般的に健全な残高は中小企業においては月商の1.5倍をもって安全ラインと言われますが
借入金で大半を賄っているような状況ではこれまた健全とは言えません
政府が押し出そうとしている緊急対策として無利息の制度融資がスタンバイしてます
急場を凌ぐ策としての効果はかなりあるものの借金は借金のボディブローとなり得ます
出口の見えない新型コロナ禍に対峙し会社を守るため一体どれ位都合をつければいいのか
ここでも月商の何倍借りればよいかという計算が成り立っていくのでしょう
リーマンショックよりも負のインパクトがでかいと言われている新型コロナ禍
今回はニッポン経済を根幹から本当に揺るがしかねない事態になるやもしれません
東京封鎖が現実味を浴びてくるような感染者数増加のニュース
どうやら車通勤はもうしばらく続けた方が良さそうな空気となってきました
こんな事、あるんです [旅の抽斗]
揺れないベッドがかえって妙な感じではありましたが熟睡には成功したようです
この国へ来て初めて味わう朝らしい朝の空気は凛として冷たくとても新鮮です
チェックインカウンターが目と鼻の先にあるだけに朝食もゆっくりと楽しめました
名残惜しい旅となりましたがヘルシンキ経由でいよいよ帰国です
ヘルシンキ・バンター空港まではおよそ2時間半のフライト
機内食がランチとなる絶妙のタイミングとなり無駄が省けます
大規模な拡張工事が進行するバンター空港にフィン・エアの意気込みを感じます
日本のラーメン店まで進出しており今や日本から欧州各地へのハブの座を確立したようです
今月夫婦でこの地を訪れる予定だった直ぐ上の姉にLINEで現地レポをして
旅行気分を盛り上げてあげようとしましたが結果は新コロナのせいでキャンセルです
そうこうしているうちに機上の民となってテイクオフを待つのみとなるのですが
この時期出発前に各機材には大切な処理が必要となるのでした
隣でその処置を受けていたフィン・エア機を撮影してみるとこんな感じです
機体の着氷防止に溶液を散布しているところです
着氷雪を落とす風景は千歳で見たことがありますがこれは初めて見ました
その後搭乗機は定刻で離陸し10時間弱の準長旅の始まりです
飛行ルートは概ねフィンランドを北上してからシベリア経由で成田という具合で
フィンランド北部からシベリアへかかる辺りまでは北極圏を飛行しています
夕食が終わりくつろいでいると機長の機内アナウンスが流れてきました
「皆様、只今左手にオーロラが綺麗にご覧いただけます」
この瞬間、機体が左に大きく傾いたかどうかはわかりませんでしたが
大勢の乗客が左側へ殺到しようとしたのは間違いないのでしょう
私の座席はA、つまりベストポジションにいるはずなのに何も見えません
恐らく暗いコックピット内で左側に座る機長にはレベル4あたりが見えたのかもしれません
またしても運に突き放されてしまったのか、泣きっ面に蜂
仕方なく観始めた映画の1/3程が終わったときでしょうか
担当のCAさんが私たちの所へやってきて少し興奮気味に、しかし小声で言うのです
「今、出てますよ! 左側をご覧下さい!!」
恐らく私たちの前後右側に座る人たちにはこの会話は全く聞こえていなかったはず
私は咄嗟に足元のバックからカメラを引っ張り出し窓から確かに見える長い白い雲を撮り始めます
機内の照明は落とされてはいるものの窓へ映り込む物は実にさまざまで
おまけに翼の赤い警告灯の点滅も付き、しかも最悪なことに飛行機は動いているわけですよ
せめて開放している間手ブレだけは最小限にと息を止めながらの挑戦が上のショットです
肉眼ではタダの白い雲ですがレンズを通せばこの通り、緑のオーロラが見事登場!
別のショットをトリミングしてみるとこんな感じです
完ぺきではありませんが、やりましたよ、ついに
こんな事があるもんなんですね
飛行機はほぼ北極圏を外れようとしていますが機外ではまだ白い雲のショーは続いてます
何とかもっと暗くして取りたい一心、今度は妻に隣から助太刀を依頼
ブランケットで私ごと覆ってもらいながら撮影に挑みます
傍で見ている人たちには何やってるんだと滑稽にしか映らなかったことでしょう
二人の共同作業の結果が上の一枚です
40分ほど白い雲は途切れることなく夜空に浮かんでいたはずです
何度も数十秒間息を止めながらの撮影でドッと疲れが襲って来ましたが
最後の最後、土壇場でこのような光景に出会えたのはほぼ奇跡に近い事象のはずです
オーロラには1から5の出現レベルがあると以前にも書きましたが
今回私が観測したものはレベル1と2の間ぐらいだったのではないでしょうか
レベル4から5ともなれば肉眼でも緑色に綺麗にみえるということですから
生きているうちにぜひ一度、お試しいただきたいものです
ちなみに、新コロナ禍が終息し冬季に欧州旅行へシベリア経由でお出かけになるなら
往路の座席は右端、復路は左端をキープしてください
オーロラは北極星方向に出現しますからね
ということで、これで旅物語の綺麗なオチとなりましたでしょうか
写真でよく見るオーロラとまではいかないものの、実物はこの眼でハッキリ捉えました
妻や吉報を運んでくれたCAさんにもカメラのモニターで見てもらいました
成田到着と同時に妻が受け取った父親の訃報でしたが
あのオーロラはもしかして、と葬儀社へ向かう車中で妻とそんな話になっていました
これはこれで、良しとします [旅の抽斗]
1時間ほど仮眠し目覚ましシャワーを浴びてチャチャっと最後の朝食を済ませてから
8時の部屋明け渡しに備え荷物の最終チェックを行います
泣いても笑ってももうすぐ終着地、少々ボーとする頭を奮い立たせてメインデッキへ降り
KIRKENESで降りる乗船客の列に並びゲートが開くのを待ちます
列からふと目を上にやるとあのノッポさんがひとつ上の階から私に手を振っています
互いの健闘を称えるかのように私もそれに応えて別れの挨拶としました
そういえば相方の小柄さんは南行きの復路も楽しむと言っていたので
愛車の故郷出身のよしみでオーロラ再挑戦成功を陰ながら祈ってあげることにしました
思ったよりスムーズに下船できて預けたトランクも直ぐに見つかり用意されたバスへ移動
相変わらずの極夜の下、小雪がチラつき始めて北極圏に居ることを再認識します
40分程で到着したキルケネス空港は今回のクルーズ客と一般の観光客でごった返しです
ここから中継地オスロまでの2時間弱はお初のスカンジナビア航空の利用となります
チェックインの際係員と少々すったもんだやりましたが、やり込めて無事セキュリティも通過し
搭乗ゲートのベンチに腰掛けるやドッと疲れが襲ってきました
極度の寝不足でもお腹はちゃんと空いてくるもの、機内でしっかり昼食を食べました
夕暮れにはまだたっぷりと時間のあるオスロ・ガーデモエン空港に定時到着です
ここでホテルは市内を選ばず空港ターミナルを出たすぐ傍にしたのが大正解でした
荷物をカートに乗せたまま道路を隔てたホテルのロビーまで行けるというのがまず第一位
続いて市内中心部まで23分で行ける空港駅までのアクセスが大変良いのが第二位
チェックインの際即席会員になればディスカウントしてくれるサービス振りが第三位です
そのホテルの名はラディソンブルー・エアポート、お勧めします
荷物を置いて身軽になったのでプチ観光と夕食のため乗り鉄の身となって市内へ
中央駅への直行特急Flytogetなるものがありましたが193クローネと恐ろしく高く
所要時間が3分しか違わない鈍行にしましたが、それでも半額しますからかなりの物価高です
ちなみにタクシーだと空港から市内ホテルまでおそらく800クローネは下らないのでしょう
ホームで電車を待っていると眼鏡をかけた小柄な東洋人の女性が話しかけてきました
すみません、中国人ですかと中国語で聞かれたので日本人ですよと答えると
つたない英語でナンチャラへ行きたいのですがどの電車に乗ればいいか教えてくださいでした
鉄道王国ニッポンのオジサンの名に懸けてどれどれ検札してみると行く方向は同じ
聞けば重慶からドイツのハンブルグへ留学中の大学生さんのここまで一人旅だとか
大ファンの人気中国人男優主演のオペラ公演を2泊3日で観にやってきたそうな
チケットがやっと手に入ったのでこれから友達と合流して一緒に観劇ということでした
写真やらHPやらを見せてくれましたが事情通の妻でも分からず仕舞いだったのは残念
すると通過する森の景色を彼女が指差し、しきりにシンリンと聞こえる言葉を繰り返すので
はて、シンリンとな? ニホンゴ?? なに?それ???
あっ!それ、ひょっとして、森林やね!!
ということは、もしかして、ハルキ・ムラカミのノルウェイの森かいな!!!
ミュージカルの原作が村上春樹だということを伝えたくて暫しのクイズタイムでした
ノルウェイの森ハードカバー上下巻を帯付きで持ってるよと自慢げにいうオジサンに
ふ~ん、と極薄のリアクションを返した一駅先まで行く彼女とは中央駅到着でお別れ
途中、落としたエコバックからこぼれ落ちた出前一丁・中国版で印象焼き付く小姐
気を付けて楽しんでくださいなと伝えるとずっと手を振ってくれていました
改札というものがろくにない欧州鉄道、ホームからそのままコンコースへ侵入です
明るく、人が多くて賑やか、さすが首都は違いを見せつけてくれます
風格がある駅舎を出ると広場の縁をトラムがひっきりなしに往来しています
ホテルで予めここはというレストラン情報を仕入れていたのでそのまま駅前通りへ
サーモン、トナカイを含む肉系、ジャガイモなどは船で食べ飽きていたので
新鮮葉物野菜やパスタはどうかと繁盛してそうなイタリアンを選び入店
揺れない座席とテーブルで食べる久し振りの夕食には結構満足させてもらい
物静かな隣席のおかげで妻との旅の総括に集中できたオスロの短い一夜でした
気持ちは一つに! [旅の抽斗]
散策から戻ってしばらくお名残り惜しいと船内ツアーを妻と行ない
部屋へ戻って夕食までの時間、帰り支度のパッキング開始です
我々の最終目的地KIRKENES港から空港へのバス乗り継ぎをスムーズにするため
予め前夜にトランクを指定場所に出しておくとバス乗り場まで運んでおいてくれます
とは言っても翌朝の下船まで使用する洗面道具や洋服を先出しするわけにはいかず
小さめのもう一方のトランクは撮影機材と一緒に当日手持ちとなってしまいます
乗り継ぎのためオスロにもう一泊することもあってその分もこちらに入れておきます
これが後に起こる騒動(記述済)を回避するラッキー判断となるのでした
最期の晩餐はいつもの指定席にて指定時間にスタートし
これで見納めとなるあの豪快ドイツ人グループも隣のテーブルですでに赤ワイン開栓
運ばれてくる料理を間髪入れず綺麗に平らげていくスピードは世界記録並みで日本人も顔負け
夕食だけはセットメニューなのでやっぱり物足りなさは否めないのでしょうか
フォークの背に起用にライスを乗せて食べる日本人を時々見かけますが
お隣のドイツ人達はナイフを壁にしてフォークの腹(凹部分)に料理を乗せていき
そのフォークを80度位の角度で口元へ運んできてパクリとやります
この繰り返しが実にスピーディーでしかもカタカタと賑やかなのでした
全てのドイツ人の食べ方がこうだというわけではないと一言付け加えさせていただき
クルーズ期間中の食事でたまたま隣り合わせたドイツ人の皆さんがそうだったという
私と妻の興味津々なクルーズ観察日記からの抜粋事項でした
早食いも日独人の共通あるある項目だったんだと妙な関心事にもなりました
オーロラが出現すれば直ちに船内放送で知らせてくれるお約束ですが
このサービスは午後9時までということで、あとは自己管理ということになります
部屋でオーロラ情報を見ながら出現可能時間の午後10時まで待機しながら
カメラのセッティングと防寒対策を滞りなくおこないますが仮眠は不可でした
見切り発車で妻と二人で行き慣れたデッキへ上がりますが人っ子一人見当たりません
皆さん既にギブアップしてしまったのでしょうか、それにしても寂し過ぎます
外気温は-2~-3℃位ですが吹く風が体感温度を下げてしまうので
煙突の周りにあるちょっとしたスペースを基地にして暖を取り続けます
妻がトイレ休憩でその場を離れていた時、違う足音が私の方へ近づいてきます
ノッポと小柄な白人男性たちの加入で一気にメンバーが倍となりました
ノッポさんは英国ロンドンから、小柄さんは独国シュツットガルトからご家族とお越しです
ノッポさんは既にアルコール含有量が高いのか、かなりの饒舌ぶりです
それを小柄さんがフンフンと上手い相槌を入れながら聞き役に徹しています
しばらくその様子を傍観してたところへ妻が戻って来たので改めて自己紹介
空をチラチラ見上げつつノッポさんの武勇伝とやらに付き合うこと小一時間
時計の針は日付変更線をとっくに超えているものの四人の気持ちは、ただ一つでした
少なくとも午前2時ごろまでは
英独コンビが揃って離脱していったのが午前3時
そして最後まで残った私達も数時間後に迫る下船に備え午前4時
ついに離脱を決意するのでした
ラストチャンスは...私に [旅の抽斗]
いよいよクルーズ最終日のThe Day 6
朝からデッキへ上がり開放的景色を必死でカメラに収めます
希望的観測がどうしても先に立ってしまうのは無理もない久し振りで見る青空
今夜こそ、愛しの君に逢うのだと心に決めます
この日は当北行きクルーズ最終観光寄港地のHONNINGSVÅGがメインです
エクスカーション(オプショナルツアー)の目玉はノールカップ
ノルウェイ海とバレンツ海の境目にあるマーゲロイ島にある岬です
北緯71度10分21秒、北極点からわずか?2,102.3㎞に位置しています
天気晴朗なれど波高し、ではなくて、天気晴朗で波はなしの抜群の天候となり
ここは我がトロルフィヨルド号にZ旗を掲げオーロラ・ハントへ向かいたいところです
とは言うものの、出現予想時間帯まではまだまだ時間はたっぷりありますから
船内を今一度くまなくツアーして旅の思い出にしっかりと写し込んでいきます
誰が見てもすっかり日が暮れた埠頭の風景ですが、まだ真昼間なんですよね
ノールカップへは最短距離にあるこの港町、メイン通りにはお馴染みで人影はなし
ペットボトルの水が恐ろしく高い船内だったので、散策の度に現地のスーパーで購入でした
それでも500mlで30クローネ、およそ500円になるのでノルウェイの人たちは大変です
メイン通りにはスーパーの他に銀行や洋品店などがあって時折車の往来とともに
一風変わった、しかしこの地ならでわの小道具が登場します
銀行前に駐車?された買い物籠付きのソリです
車以外の選択肢としてはよくぞ選んだと思わず唸ってしまいますね
で、使い方はご覧の通り
港のすぐそばまで険しい岩山が迫っていて平坦部分が少ない町
それでも所狭しと例の北欧らしい窓がある家々は格好の被写体となります
白夜のシーズンともなればノールカップ目当ての観光客がやってくるのでしょうか
この町唯一?のホテルがこの目抜き通りにしっかりと建っておりました
陽がすっかり落ちた午後2時近くになって薄っすらと曇り夜空っぽくなってきましが
なんのなんの、まだまだ時間はたっぷりあるさと船に戻るまでシャッターを切り続けます
このクルーズ最後の寄港地ともいよいよお別れして決戦の最終日夜に備えます
泣いても笑ってもチャンスは今宵一度限り
よくぞここまで引っ張って焦らせてくれたもんです
それではいざ、出航!
The Day 5 - TROMSØ [旅の抽斗]
2020年元旦、初めて船上で迎えるお正月はお屠蘇も雑煮もありません
相変わらず極夜の中を幾つか港に立ち寄りながら航行を続け
お昼近くにFINNSNESという港町を出航して直ぐにGisunder Bridgeをくぐります
ノルウェイで2番目に大きい島を本土と結ぶこの橋は北緯70度へのゲートを思わせます
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートのライブ中継が船内のモニターから流れ
クラシックを聴きながら迎える新年も乙なものだなと思うのでありました
船は北ノルウェイ最大の街、北極圏の首都とも呼ばれているTROMSØに向かいます
オーロラ鑑賞ができる街としても有名ですが寄港時間がちょっと早過ぎました
ここまで来るとさすがに雨は雪へと変わり極夜を一層暗くしてみせます
日本からのツアー客でしょうか、大勢の団体さんを見かけてちょっとビックリ
クルーズ中最長の停泊4時間の間には犬ぞり、スノーシュウ散策、クロスカントリースキーなど
エクスカーションもアウト・ドア色濃厚となって多くの乗船客が出かけていきました
世界最北の地ビール醸造所と併設ビア・ホールØlhallen
TROMSØはN069°38,8に位置するもこの夜の外気温は驚くなかれ、マイナス1℃
メキシコ湾流に端を発した暖流の影響というのは想像以上です
メキシコ湾流に端を発した暖流の影響というのは想像以上です
極北ノルウェイの窓はシンプルながらどこか惹きつけるものがあり
これから建築に入る建物設計の参考にしようと沢山いただいて帰ってきました
光量が対照的な通りでした
一本脇道は入ればこのとおり人影は消えてしまいます
一本脇道は入ればこのとおり人影は消えてしまいます
二時間弱街中をぶらぶらやって運動不足をちょっと解消し船へと戻ったわけですが
それにしてもクルーズ開始6日目にしてもあのお方にはまだ一度もお目にかかっていません
温暖化による天候不順の影響は言わずもがな大きく低気圧は極北に居座ったままです
あっという間に翌日はクルーズ最終日、果たして船上から奇跡の瞬間に出会えるのかどうか
どうする、ニッポン [社っ長ょぉ~の溜息]
極北の旅へ戻る前にもう一回だけ外れます
物価が一番高かったことが発覚したものの3年連続住みたい街No1に選ばれた横浜
スタジアムの増築工事はほぼ終了してあとは無観客になりそうなOP戦を待つばかり
関内駅南口からのアプローチで見える新しい玄関はなんとなくNYYスタジアム・モドキです
MM地区の建設ラッシュも大詰めを迎えたようでまず58階建てのタワマンと
そのお向かいの立派な横浜市庁舎がほぼ完成し全容が見て取れます
また、ゆずのこけら落としを待つぴあアリーナやZepp横浜がもうすぐオープン
まだまだ新築工事は続くよどこまでもを毎朝眺めながらの車通勤です
しかし、これら新しい施設を待ち受けるのは新コロナウィルスの厚い壁
飲食店はもちろんのことホテル、デパートなどが瀕死の状態に置かれはじめ
新コロ倒産なるものがあちこちでボチボチと姿を現しだしたので
いよいよ日本経済が負の振動を開始したといってもよいのでしょう
本日の東京株式市場の朝と午後の顔は正反対となり痛手を受けた投資家も多いはず
円高株安で終えたニッポンは固唾を飲んでスーパーチューズデイの行方を見守るだけ
それでもまだトイレットペーパーを求めて明早朝も人々は長い行列を作るのか
たかが数百円、腐る物ではないのでしょうが、されど数百円
子供たちが急遽春休み突入となって働くパパとママはてんてこ舞い
雇用保険の休業補償内で補填してもらえるから雇用主はひと安心なのだけど
普段通りに仕事が捗らないツケはすぐに回って来そうな予感がしますがどうでしょう
こんな時はサウナにでも入って「ととのい」、斬新なアイデアにでもめぐり会おうか
取引金融機関の担当者から今回御社が受ける影響はいかがなものかと聞かれるが
すぐには正しい答えが思い浮かばないのはまだ救われているのか
しかし、関係者がもし感染してたらえらいこっちゃですよと責任者の言葉に納得し
そのなった時の対策をどう行うか、考え始めたら夜中に目が覚めてしまいました