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本年のブログ仕舞い [ちょっとブレイク]



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今年も最後の最後までバタバタの一年でしたが、昨夜の内に無事山荘到着
コロナ禍2回目の年末年始を誕生1周年の山荘で過ごしております
極寒の域へ入りつつあるにも拘わらず町内及び別荘地内は異常な賑わいを見せています
昨夜から小雪がぱらつく生憎の天候となっていますが気温はさほど下がってはいない今朝でした


今夜から再び冬将軍の再来ということで零下氷の世界へ逆戻りとなりそうです
食料品調達でスーパーへ出向き予想通り駐車場の端に追いやられるほどの混雑振りでした
国内外の旅行を手控えた分を別荘で年越しという家庭が圧倒的なのか子連れの来店客が目立ちます
お隣さんも三世代で来荘されたようで朝から子供たちが残雪の雪合戦で大はしゃぎでした


週一回の更新を目標に取組んで参りましたが志半ばでの挫折はちょっと心残りではあります
そんな不定期な拙ブログへお越し頂いた皆様には心より御礼申し上げますとともに
毎度コメントまで頂戴し言葉のキャッチボールを楽しくさせて頂いた方々には重ねて御礼申し上げます。


2021年丑年も残すところ30時間を切りました
オミクロン旋風が吹き始め薄気味悪い状態の中での年越しとなり60年に一度の壬寅年を迎えます
安定も意味するという壬寅年で一気にコロナ共々嫌な空気を一掃してもらいたいものです


それでは皆さまくれぐれもご自愛いただき、どうぞ良いお年をお迎えください


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妻は隠れオタク? [ちょっとブレイク]


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金曜の夜、突然妻が「艦隊を観に行こうよ」と言い出しました
どうやら神奈川新聞の受け売りだったらしいのですが、「艦隊」?

6月2日は横浜開港記念日
毎年あちこちで催し物が開催され今年の目玉はこの「艦隊」
ではなく、出席番号183番、今静かに話題の「護衛艦いずも」です

自衛隊ですから空母打撃群は現在のところ存在しません
がしかし、近い将来バカでかい甲板や格納庫にはあのF35Bとやらが乗っかって
南シナ海を席捲しようとしているC国のなんちゃって空母打撃群を監視するのでは
なんてったてGDP比2%なんて言い出してる防衛費ですからね


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大さん橋に係留された「護衛艦いずも」
3年振りの横浜来航に朝から長蛇の列ができたそうで
午後から参入組の私たちも炎天下のその中で待つこと約一時間
タラップを渡ってようやく乗船にこぎつけ、がらんどうの格納スペースへ

ここから一気に何百人?を乗せたエレベーターが甲板へと素早く昇ります
その速さたるや油圧式でないことはすぐに理解できるほどです
出動・格納に時間がかかり過ぎては一大事ですから

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実は今回、混雑を予想して秘密兵器をようやく登場させたのでした
今さらながらの自撮り棒、別名セルフィー
前回の香港滞在時に購入したまま物置棚で眠っていたのをようやく起こしました

自撮りというよりか人の頭越しに撮影するのに持って来いの代物
試運転にしては上々の出来ではなかったでしょうか
もちろん妻とのツーショットもかなり自然体になりましたからね

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夜の花火大会は自宅に時折聞こえてくる大きな破裂音でその気になってました
平日の行動半径から少しだけ越境したような休みの一日
いつもの人の流れを横方向とすればこの日は真逆の縦方向
会社の駐車場を利用したのでなんだか変な感じでもあったそんな一日でした

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友、ちょっとだけ遠方より来たる [ちょっとブレイク]



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誕生日とクリスマスには必ず家族全員のサイン入りカードを
送ってくれる友人一家が香港からやってきました
ツアーに参加しての来日で最終日が東京滞在ということもあり
久し振りで夕食をともにすることに決定



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記憶が正しければ彼と家族との付き合いは25年以上で
返還前まで一緒に仕事をしていたこともあって
以来3,000㎞弱である双方の間を細く長く保ってきました
過去に一度だけ一人息子君がまだ幼少の頃浦安で逢って以来
日本でのたった二度目の再会となります



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その一人息子君も数年前に結婚して今回は奥さんも同伴
過去の記事で3回お色直ししてた新郎の母と紹介した
紛れもないあの最強のお母ちゃんももちろ一緒です
今度の旅でどれくらいお召し換えしたのか、それはやっぱり聞けません



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中国返還前誰よりもビビッてた彼はいち早く英国籍を取得し
すっかり安心したのかその後はロンドン郊外に不動産を取得
返還後には一家で完全移住という計画でした
今でこそキナ臭い感じのする香港ですが返還された当時は
何が変わったのかと言うほど目立った変化は見られず
保険のかかった香港人たちはそのまま留まることを選択したのでした



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使わないことが貯蓄への超早道だと手本を示してくれる友人
衣食はいたって質素そのもので酒やタバコ、勿論ギャンブルも一切やりません
奥さんも彼のクローンのような存在だったので
あの結婚式での花婿の母の行動は正直妻と二人驚くばかりでした



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ポークチョップが大好物だった友人とよくシンガポールレストランで
二人ランチを食べていました
八つ年上の彼の上司だった私の奢りです
なぜシンガポールと呼ばれていたのかはわかりません



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結局今でも香港で暮らす友人はきっとここに骨を埋めるのでしょう
随分前ですがロンドンの不動産売却でかなり儲けたと大喜びしてましたし
現在住むマンションも購入当時からかなり値上がりしてるそうです
抜かりない不動産投資術、このあたりはさすが香港人だと感服するのです



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一人息子が就職・結婚してからというもの
香港での会食で一切私に財布を触らせないばかりか
ワインやお菓子の土産まで持たせてくれるお・も・て・な・し
きっと今回の来日にも私の大好きなワインを...
そのまま手荷物で持ち込もうとしていなければイイなと、ちょっと嫌な予感も


さーて、久し振りにご馳走してあげねば


m&n [ちょっとブレイク]



チョコレートの話ではありません

毎週お邪魔している『光と花の魔術師』

週刊あ〇い〇編集長が記事中で取り上げられていた

アルファベットmとnの発音のお話です



エム・アンド・エヌ

こうして改めてカタカナ表記してもなんだかよく似てます



実際何度もM線とN線に乗車して聞き分ける訓練をして下さい

などと無責任なコメントを残してきた手前なんだか気がかりで

月下美人の如く人気コメント欄は既に終了されていましたから

こうして私の記事で紹介させていただくことにしました



日本語と英語の発音における大きな違いは

なんといっても舌と口の動き方と形の大きな違いに尽きます

演劇部やアナウンサーの発声練習でない限り

私たちの日常会話で口と舌がその形を頻繁にしかも大きく変えることはありません



それではnとmを発音した時の舌と口のフィニッシュを見てみましょう



まず、nは口が横開きで舌の先は「ヌ」と発音したとき

上の前歯後ろの歯茎との境目に当てます

さて、実際発音してみると「エヌ」って聞こえてくるでしょうか?



次にmですが、口は同じく横に開きますが

「ム」と発音したとき口は塞がって両唇はしっかりとくっつけます

舌の位置はというと、その閉じた口の中でどの歯にも当っていないはずです



nの舌のフィニッシュ位置は日本語では馴染みがないのですが

熱々のお好み焼きやピザにパクついて火傷を負ってしまうあの位置ですから

痛い思いをして身体で学習することもできます

熱すぎる豚バラやチーズを決して恨んではいけません



グダグダと普通の声で書いてしまいましたが

少しでもお役に立てたならこれ幸いです


ミスマッチ [ちょっとブレイク]



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雨さえ降っていなければ

中華街のはずれにあるスペイン風バルまで

昼休みを使い尽くしてお昼を食べに出かけることがあります

運動不足解消と風水パワー吸収も兼ねて



デザートとドリンク付きワンプレート・ランチは¥1,000也

そしておまけは消音での洋画上映(日本語字幕あり)

大体アクション系が多いですが

ロバート・デニーロのマイ・インターンもやってました



モニターを眺めながら店内に流れるBGMは

知ってる限りユーミンか竹内まりや

たぶん、マスターの好み



“高速のスクリュー音!、魚雷、接近してきます!!”

まだだ、待て、とショーンコネリー

♪懐かしさの一歩手前で♪

まりやさんのサビがかぶってくる

そしてフォークに絡めたクラブミート・クリームパスタを

口元へと運ぶ私



こんなランチも楽しい


小さい!?秋、みつけた [ちょっとブレイク]



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夏休みも終わったことだし、ご無沙汰していた山小屋で9月最初の週末を過ごした

首都高の新しいトンネルのおかげでスイスイ楽ちんになった環8と

日付が替わろうとしてるのに町内でやたらとすれ違う車とタクシーに驚きながら

ヒンヤリと15℃まで下がった庭に降り立つ



翌朝発見するのだが、夏休みは全然終了などしておらず

秋雨にようやく姿をのぞかせた晴れ間を逃すまいと

観光客でごった返す軽井沢・星野エリア

思わず、あんたも好きね、と一人軽口をたたく



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そしてもう一つ、鍵を開ける時ミニライトの灯りでほのかに浮かび上がってた

デッキに転がる物体の正体も明らかに

たわわに実った山栗の緑イガイガ君たちである

 2年おきの豊作パターンは今回も崩れず、しかも大の字が付くかもしれない予感

だから、また登場するであろう不法闖入者の影が頭の中でちらつく

ちらつくと言えば赤松の根元付近に隠れているであろう愛しの貴味

堆積腐葉土で栄養満点だからと、毎年欠かさずチェックを入れるもまだ見ぬ貴味



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山小屋へ来れば一番の楽しみは外食

お気に入りの店はこの時期での思わぬ貸切で締め出しを喰らい

急遽旧軽のホテル内にある隠れ家のような焼き鳥屋さんに予約を入れた

8人も座れば一杯になるカウンターで久し振りの空気と静けさを味わう

もう1ヶ月もすればストーブリーグ突入だからこの静けさも倍増する

密談に密会、そしてもちろん、夫婦水入らずには持って来いの隠れ家だ



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蔵出し秘話その③ キャンペーン・ハンター [ちょっとブレイク]


一泊二日の長距離ドライブの旅を終えてラスベガスへ戻り、再び同じホテルに今度はスムーズな
チェックインが出来たのち、同ホテル内にある中華レストランへ向かいます。

香港系のこのレストラン、味もメニュー内容も結構イケてる反面、中国系スタッフの愛想とサービスが
イマイチでした。ところが、ひとだびやり取りに広東語を混ぜるとあら不思議、急に愛想がよくなって
やたらと話しかけてきます。香港で身に着けた不愉快回避法はここラスベガスでも効果抜群でした。


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翌日はロサンゼルスへ移動するという32年前と全く同じルートとなっていくわけですが、唯一その移動
手段だけが車から飛行機へと代わります。

何回か前の記事でも紹介しましたが、奇妙な新婚旅行はロサンゼルスからのレンタカーの旅ではじまり、
ラスベガスで貴重な体験をした寝不足の翌朝、再び車でロサンゼルスへ戻ると言うものでした。

寝不足の上単調な直線運転が続いていたので、とにかく安全運転だけを心掛けて法定速度をちょっと
切れる位のスピードで走行していたところ、せっかちな義父殿が自分が運転すると言い出しました。内心
助かったと思いながら快くハンドルを譲る私でした。


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当時ロサンゼルスのNレンタカーで割安キャンペーン車を借り受けたところ、もれなく3者選択肢の小型
家電製品が付いて来ると言う事でしたので、この会社のコーポレートカラーである緑色を模した卓上時計
をいただくことになりました。

しかし、この車、コンパクトで馬力もなかったので、義父殿はたびたびアクセルをキックダウンさせる行為
に及んでいた様です。いつの間にか爆睡状態に陥っていた家内と私でしたので、この事実を知り得たのは
ロサンゼルス郊外まで辿り着いて運転を交代し、プスンという奇妙な音に気付きはじめた時でした。

ガス欠?

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そんな訳がないとメーターで確認しつつも、今にもエンストしそうな車をとにかく近くのガソリンスタンド
へ辿り着こうとしたところ、運よく下り坂の途中で下方に一件あるのが見えました。

ラスベガスでどうやら使い切らなかった運は少しだけ残っていた様で、何とかスタンドの点検ピットの前まで
運ぶことが出来たのです。


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スタンドのお兄さんがボンネットを開け色々とチェックしてくれましたが原因が分らず、公衆電話からレンタ
カー会社のエマージェンシー係へ連絡して支持を乞う事に。車はスタンドに乗り捨て、タクシーで借りた店舗
へ向かってくれとことでした。

オールカバーの保険の有り難さはこういうケースでも存分に発揮されます。簡単な手続きで今度はもうワン
ランク上の車種を借り受け、キャンペーンの景品その2として緑のドライヤーをいただいて、定刻より遅れる
こと数時間、何とか無事ホテルへチェックインです。


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市内観光やユニバーサルスタジオを丸一日楽しんだ翌日の夜、義父が知っている店で夕食をとるため走行
中の路上でまたもや事件勃発です。

ナビ役の義父が助手席から大声で、ここ右曲がって!!と叫んだものですから、咄嗟にハンドルを動かして
しまい死角に居た車と接触してしまいました。オー、◯ット、なんとツイていない事か!

ヒスパニック系が運転するかなり年季の入った車で、接触した箇所は暗がりではもはや目視現認不可の状態
でしたが、ひとまず下車してお互いの情報交換からと先にと車外へ出た私でした。しかし、いつまで経っても
ドライバーは社内で他の仲間と何やらモゾモゾやっているものの、いっこうに外へ出て来ません。

ん?マズったかな? と一瞬ヒヤリとしましたが、どうやら免許証不携帯らしい事が見て取れたので、その
まま暫らく愛想笑いをしてくるドライバーの登場を待つことにしました。

不携帯どころかひょっとして、不法滞在者か!?

いっこうに素性を明かさないドライバーに、事故の報告はレンタカー会社にしておくので、悪いけどあとは
自分で連絡して処理してくれと、何とも日本では考えられない対応をする私でしたが、相手も納得してくれ
たのでその場を離れ、すぐ傍にあったお目当てのお店の駐車場に車を入れました。


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公衆電話から2度目のエマージェンシー係へ連絡して事故報告を済ませたあとは、後味の悪い夕食となった
ロスの夜でした。

翌朝、エマージェンシー係の指示通り三度レンタカー店を訪れた私達、係の女性が今度は何があっても
大丈夫だからと言って、最上級の大型車を用意してくれました。おまけにキャンペーンの景品もどうぞと
残った選択肢の緑色コンパクトアイロンをいただいてしまいましたが、さすが手を出すのに躊躇してしまう
私でした。

事有る毎のグレードアップと3個の景品、おまけに夢の中の出来事のような事故と、波乱の展開を予感
させる我が人生と新婚生活。さて、事実の程やいかに!?


意外にも大〇なフレンチ [ちょっとブレイク]


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フランクフルト国際空港で久し振りに自由搭乗のエスカレーターにお目にかかったものの、律儀に左側
に乗ってる自分が可笑しくなりましたが、場所をパリへ移すと状況は一変します。

エスカレーター自体が日本に比べると少ないパリ市内ですが、地元フレンチもちゃんとやってましたよ、
片側搭乗を。さて、おフランスではいったいどちら側なんでしょうか?

正解はなんと 右 側なんですよ!


何処かと似てませんか??

そうですね、大阪と香港ですよ。そして、私の頭の中の点と点がとうとう結び付いたんです。

フランス人って、ハッキリ言わせてもらうと、もの凄く い・ら・ち だったんです。


 

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〈検証事例その1:列車内での出来事〉 
車内へ入るとメインのスペースから隔離され、やたらと空いているセクションがあったので迷わずそこに
着席し家内とおしゃべりし出したところ、後方先客のオッチャンが、「ここはクワイエット・セクション
だから...ね」と一言注意されます。

「それはどうもすみません」と謝って以後の私語は慎み静かにしていたところ、さっきのオッチャンの席
から雑誌のページをやたらと引き破る音が聞こえてきます。ビリッ、ビリッ、ビリビリビリ~~~。

早いはずの列車が時々減速したりして、ついには停車してしまった時でした。フランス語のアナウンスが
あるだけで状況は分りませんが、オッチャン、なにやらブツクサ文句を言い始めます。おそらく「なんでや、
どないなっとんや、ええ加減にせんかい!」とまあ、こんなところでしょう。居合わせた検札係も怪訝そうな
顔をしていました。

オッチャン、あんたが一番うるさいねん!! フランス語で突っ込めたらどんなに気持よかったことか。


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〈検証事例その2:渋滞時の運転マナー〉
まず、タクシーの運転が荒っぽいことこの上なし。トランスポーターの見過ぎ。クラクションの鳴らし過ぎ。
ここはC国かと錯覚するくらいうるさい。そして、バイクと車のせめぎ合い、見ていて面白いが、時折両者
に殺気を感じてしまったのは私だけか!?


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〈検証事例その3:ストラスブールの自転車天国〉
ヨーロッパでは自転車専用レーンの整備が行き届いていますね。安心して愛車を乗り回すことができる
ようですが、歩行者にしてみれば万国共通で自転車は凶器そのもの。

一番内側の歩道から自転車道、そして車道の順になっているストラスブールの街中でのこと。信号待ち
をするため立っていた私の立位置がこの自転車道にかかっていたらしく、急に現れたスポーツサイクル
&ヘルメット・ユニフォーム姿のオッチャン(たぶん)に、フランス語でボロカスに注意されました。

「こらっ! どこ立っとぉねん。危ないやないか、ボケ、カス」みたいな感じでしょう、おそらく。この
情景を見ていた傘帽子売りのアフリカ人のオッチャンから「なんやろね、あいつは」と言うような同情目線
をもらい、私も両手を広げ肩をすくめたポーズで「わかりましぇ~ん」と返します。

明らかに観光客と判る者にそこまでは言わん。酔っ払いの自転車だったら日本でも起こり得るだろうけど、
ロードサイクル・レーサーみたいな出で立ちで、おまけにいい年した大の大人がする事か!?

おかげで信号一回見逃してしまい、次を待つ間に家内にそう言う私でした。橋の向こうを見やればさっき
の吾人が自転車を停め、ご丁寧にまたこっちの方を見ていたのには呆れてしまいました。よっぽど中指
立ててやろうかと思ったけど、そこは一国を背負った大の大人、グッと我慢の子でした。


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とまあ、挙げればまだまだ出て来そうですが、どうやらこの「いらちさ」はフランス人の生活様式に起因
しているのではないだろうかという仮説が立てれそうです。

カジュアルなレストランに入れば間違いなく狭いスペースへキュウキュウに詰めて座らされます。
トイレは申し合わせたように何処も2階にあり、こんなモノよく作ったなと言いたくなる急で狭い螺旋階段
を上らなければいけません。きっと、一般のアパート暮らしも似たようなものなのではないでしょうか。

フランス人が思ったほど大きくはない所以です。だから、きっと日本へやって来ても風習と言葉の違い
意外、生活するのに何の抵抗も感じないはずです。ゴールデン街や野毛の呑み屋へもきっと抵抗なく
行けることでしょう。

パッとしないユーロ景気とフランス自体の脆弱な経済のせいも勿論あるのでしょうけど、こうした日常生活
の中で受けている「空間の抑圧」みたいなものがストレスとして蓄積され、それらが時々色んな形となって
解き放たれているのでしょう。


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新たな発見と共により一層溢れ出て来た親近感、是非ともまた戻って来たい街の一つ、それがこの花の都
パリなのです。


ラウンドアバウト [ちょっとブレイク]

あれっ、どっかで聞いた事があるなぁ、という方も大勢いらっしゃるでしょう。
そうです、去る2日の道交法改正に盛り込まれ施行された、日本では真新しい交通形態です。

交差点のど真ん中が円形の空き地となっていて、その周りを時計方向にくるりとやりながら自分の行き
たい方向へ進んで行くあれです。今回の施行でようやく20カ所ほどのラウンドアバウトが登場したわけ
ですが、かの軽井沢の六本辻という交差点でも、昨年あたりからミニ・ラウンドアバウトの実験が行われ
ていたのですよ。

かく言う私も何度か使ったことがあり、もともとヨーロッパ各地ですでに長年親しまれてきて、実際この目
で初めて見た時、「これはエエ!」とひとり感嘆したものでした。

今回の中欧の旅を通じて数多くの逆回転ラウンドアバウトを体験して分った事ですが、交通量が少なめ
な地方では特に導入効果が出るような気がします。特にスピードがどうしても出てしまう広大な北海道の
大地では、その威力を大いに発揮できるのではないでしょうか。

事故発生率の低減、信号機設置・維持管理費用節約、緊急停電時の対策不要など、エコエコモード満載
なシステムに加え、ラウンド部分の有効活用として、町村の表札兼宣伝スペースなどが考えられます。

実際、私が通ったラウンドアバウトすべてがその町の看板スペースとなっており、独自のモニュメントなど
を設置したりして静かにアピールしていました。

信号待ち要らずの楽々スイスイ走行は、中欧の牧歌的風景を一段と引き立たせているようでした。


キミはともだち [ちょっとブレイク]

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ひょんな事から共通の知人を介して知り合った、夜中に一緒に散歩の香港の友人。
出会ったその日にいきなり尖東のサウナで裸の付き合いから始まった腐れ縁。歳は同じで私の
方が半年お兄さん。そう言えば明後日14日は彼の誕生日。前々から今月14日が何の日だった
か思い出せずにいたのが、この間の再会でやっとモヤモヤが解消したところです。

彼には半分ラテン・ヨーロッパの血が混じっていますが、生まれも育ちも生粋の香港っ子です。
以前記事でも紹介したことがある、何度目かの結婚式にわざわざ深センまで家内と出向いたあ
の友人です。ちなみにその後授かった父親似の愛娘は現在5.5歳。元トレンディ―男優さんには
ちょっと引けを取ってしまいますが、立派な育メン・シニアパパさんなのです。

彼の職業は『主夫』。 パブリック・サーバントをリタイアしてもうかれこれ何年になる? だから
現在は立派に半端な額じゃあない年金暮らしです。給料も凄かったけど、日本じゃあ考えられ
ない香港上級公務員の収入。

でもって、彼の職業はあの香港映画さながらの『元・皇家香港ポリース』。 どうしてもポリスじゃ
なくてポリースと呼んでみたくなる元香港政庁 Royal Hong Kong Police です。

中国国務院配下となってから制服姿を見たことはないですが、女王陛下の下の制服であるなら
ば、肩の『王冠1つ』が最後の階級だったと記憶してます。どうやらもう一つ増える過程で、思う
ところがあってリタイアしたそうです。その『思うところ』は散々耳にタコができるほど聞かされまし
たがね...

彼とは何も利害が絡まない簡潔なただの同級生関係。強いて私に『利』があると言うならば、香港
に居る限り私たちには人一倍の『安心・安全』があるということでしょうか。

我が家と仕事場には『皇家香港警察グッズ』が数多く存在します。勿論非売品の数々で、こんな
モノまであるのかと、我が国の警察の感覚からは相当逸脱していたように思えます。その中でも
私の一番のお気に入りはシンボル・マークのエンブレム。暫く自慢げにブレザーの胸に輝かせて
いましたよ。

それから、普通の人はあまり入りたがらない警察署内へも、待ち合わせの為に呼ばれることしば
しばで、ある時は何処かの分署内の署員向けバーで、彼のイギリス人上司たちと一杯引っかけ
ながら彼を待ったこともありました。日本じゃあ絶対に考えられませんよね。


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そんな私の友達の愉しみはと言うと、学生時代の級友達と月に一度中国でゴルフと19thホール
でバカ騒ぎする事です。どうやら来週あたりで11月生まれ誕生日会ゴルフコンペ&パーティーを
開催するらしく、過去一度だけこのバカ騒ぎにわざわざ中国まで出向いた私も数十名のメール
リストに入っていますが、出欠を知らせるメールを律儀にも『全員へ返信』するメンバーが大勢で、
毎朝削除するのに一苦労です、勿論、私は参加出来ませんのでメールで祝福してやりましょう。

そんな彼の最大の愉しみはなんと言っても愛娘の成長を眼に見て行くことですが、現役時代は常
に危険と隣り合わせであったにも拘わらず平然としてしていた男が、ラストドリンクを飲み干しなが
ら漏らした 「Stan、俺は今更ながら死ぬのが怖くなったよ。」の一言が妙に耳に残ってしまうの
でした。


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