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ようやく、です [独り言の抽斗]




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病床でこつこつ企て、退院後ひと月も経たない昨年の6月に発注した次期愛車
ついに上陸して点検・整備を受けながら登録の準備にかかっていると担当者から連絡があり
一年がかりの長~ぃお預けもいよいよ最終章へ突入し、最後のGS車とご対面の時が来たようです
半導体がダブつく様になってもこの有り様、ウクライナ情勢が多大な影響を及ぼしているということです


正式に注文し保証金を支払ってからなんと二度も値上げされ、購入前から価値が暴騰しました
幸い私の購入金額はプロテクトされるということで、追加請求は一切ないということです
型式も22年ではなく23年式になるので再販価格にも良い影響を与えてくれるでしょう
巷の評価・人気も上々とのことで、このままいくと再び良い投資案件となってくれそうです


六曜の大安は納車日に最適と、週末にかかれば予約で一杯になってしまうのは今も同じ様です
仏滅に抗がん剤治療をスタートし、手術まで受けた身としてはここはやはり逆張りで行くか?
そこはやっぱり車ということで、せめて友引の午前中にでもと物色すれば選択肢も拡がるというもの
そして、ひと昔前なら家のガレージで引渡しの運びとなるところですが、それも今は昔


こちらからディーラーへ出向いての納車式が当たり前となり、ひと手間増えてしまいました
レッカー車での納車なら対応できるとのことでしたが、事が大袈裟になるので低調にお断りしました
陸送中の事故等を考えれば至極当たり前な事で、8年前の話を持ち出した私に「喝!」
梅雨時の納車となってしまいますが、天気ばかりは運任せということでいきましょう




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決断の時が来たようです [独り言の抽斗]




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日本年金機構から重要書類在中という書簡が届きました
誕生日が近いので年金受給開始のタイミングを決めてくれと言うものです
そうです、例の繰上げ/繰下げどっちがお得かっていう運命の分かれ道を決めるやつです


参考までに心当たりの方々に意見拝聴をしたり、ネットでそれなりの情報を集めたりしました
そしてどうやら自分なりの結論に行き着いたんです
何歳でこの世からいなくなるか、それは誰も分からない事だから明快な答えはないってことに
だから、予定通り繰下げなしでいただくとにしようと思うのですが...ちょっと待てよと


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年金機構のHP上に必要事項を入力すれば色んなパターンで受給額をシュミレーションできます
老齢基礎年金や老齢厚生年金の各受給開始年齢の設定や、65歳以降の就労状況と月額予定収入などです
複数異なるパターンを作成すると、これらを数字とグラフで比較することもでき
何歳までならどのパターンが一番支給額が高いかということまで示してくれます


今後の就労条件を各プラン一定にし、両老齢年金の受給開始を各々65歳と70歳にしてみると
私の場合、84歳までなら65歳支給開始がお得だという判定がでました
では、仮にそれ以降長生きした場合はというと、70歳支給開始が逆転するという結果です
シュミレーションはなんと100歳までできるようになっており、時流には逆らえません


結論付けますと、いくらお得なプランを選択したとしても途中で逝ってしまえば、ということですね
逆にもし100歳まで全うするとなると、両者の支給額差はなんとウン百万円以上にもなってしまいます
介護する者の身になると選択は誤ってくれるなよ、ということになるのでしょうか
こればかりは神のみぞ知るの領域ですが、元気な状態で受給生活を送るという理想論も映えてきます

今の私にしてみれば84歳というのは実に微妙なボーダーラインです
日本男子の平均寿命は優に上回るから良しとできる傍ら、あと19年しか生きられないのかという焦燥感
大事を乗り越え生き長らえているのだから100歳まで生きてやるぞ、これが今の私の心境でもあります
だとすれば、やはり受給開始を70歳に繰下げるべきではないのか?


回答期限は今月31日

自分の健康状態と相談しながら毎年様子を見て決めることにするかな、という結論に至りそうです
なお、ご紹介した内容は現在も現役かつ所得が継続するという、あくまでも私自身のケースなので
環境が変わるその他のケースの方々には是非HPの機能を試していただければ幸いです


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そして、丸一年が過ぎました2 [独り言の抽斗]




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あの大手術からもう一年が過ぎました
普通に迎える二年ぶりのGWです
去年の手帳には入院生活の様子が事細かに記してあります
4月30日未明に切開した気管壁から大出血し、部屋で日にちまたぎの小手術もやりました
メーデーだから血が騒いだのか、否、立場が逆だからそれはないかな


日勤、準夜勤、夜勤、担当してくれた看護師さんの名前も極力分かる範囲で書き残しています
無理を承知で頼み込みICUを抜け出し一般病棟へ戻っていた私
GW期間中はただでさえ看護師さんの手が不足気味なのに、申し訳ないの一言に尽きます
その時交わした会話の一部がまだ頭の片隅に残っていて懐かしい
久し振りでナースステーションを訪ねてみようかな、コロナも5類になることだし


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あのお方が寛解宣言されたのだったら、私はもう既にそうなんでしょう
油断とかそういうのじゃなくこのまま今の生活を続けていく、それだけなんですよね
家の掃除と会社の神棚のお陰で90度しか上がらないと言われた左腕が、175度まで上がります
左脚拇趾と第二趾の巻き込みと左顔面や舌の麻痺に改善は見れず、どうやらこのままお付き合いです
たかがまだ一年、この先奇跡の扉が開くかもしれないなと、手のひらの上の鍵を時々探す自分です


言葉と匂いを失い看護師さんたちの訪問も激減して、たいそう退屈な思いをした昨年のGW
今年は町内の喧騒を避けつつ山荘で妻と二人のんびりやろうと決めています
行動しないといけない場合は陽がどっぷり暮れてからにしようと打ち合わせ済みです
それでも一度くらいは外食したいよねという事で、いつもの居酒屋さんにねじ込んでもらいました
木々が芽吹くとガラリと風景が変化する軽井沢、これもボケーとやる時の強い味方となります


あれから一年、今度はどんな一年にしょうか
思いを巡らせるにはたっぷりな時間と抜群の環境です
朝から庭いじりをしてらた散歩のワンちゃんたちがジャレついてきたり
日本野鳥の会?の皆さんが双眼鏡片手にうちの前でなにやら覗き込んでいたり
そんな牧歌的朝でGW初日はスタートしました



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軽井沢G7外相会議に寄せて [独り言の抽斗]




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偏西風の蛇行とやらで季節外れの雪が積もったり雹が降ったりと変な天気が続きます
冬の掛布団を片付けたことを一寸後悔するも残った毛布のおかげで寒さ凌ぎはできたようです
大事な会議を直前に控えているにもかかわらずまたもや警備の隙と穴をさらけ出してしまいました
来月に迫った広島サミットへの参加国首脳陣には身の引き締まる思いが過ったのではないでしょうか


それでも先頭グランクラスで軽井沢駅ホームに降り立った外相ご一行は車中からご機嫌旅ムードのご様子
町内全体に規制線が張られていたこともあり稚拙なテロへの対策は万全だったと思われます
それよりもVIPの集合ショットの背景に映る浅間山の頂上から吹き出る煙の方が不気味でなりません
何を隠そう噴火警戒レベル2発令中で、火山性地震の発生や山自体のマグマによる膨張が続いているとのこと


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先月訪ねた時にアウトレット駐車場で見かけた不気味で大きな亀裂が前触れだったのでしょうか
火山噴火と大雨土石流のハザードマップがあり、我が山荘は要注意のイエローゾーンに属しています
不動産取引の際には必ず重要事項として明記・口頭説明がされておりますから承知の上での購入でした
最初の固定資産税計算から1.5倍の評価となった2年目はそんなの関係ないとの証だったのでしょう


日本全国レベルで開催されていたG7各閣僚会議の中、協議内容とロケーションでスポットが当たります
空気と雰囲気が名物であって美味しい野菜は付け足しの土地柄、よってふるさと納税には未参加です
酒処長野それもお隣佐久市を差し置き、お国の超有名酒を大臣たちに振舞った林さん
負けずとも劣らぬ旨いのが揃っているんだから地方創生に一役買って欲しかったな


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自国大統領の本音トークの火消しに汗だくだったでしょうか仏外相、一枚岩ではなさそうなG7です
そんな一大イベントを無事終了させた軽井沢はいよいよ恐怖のGWへと突入していきます
特に行く当てもないGWですが家でボーっとするよりか山荘でのんびり過ごす方がいいだろうと
出動しますが、町内の移動はお天道様が隠れてから行なうのが火傷をせずに済みそうです


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周年・記念 [独り言の抽斗]



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決算の資料チェックが終了してあとは顧問税理士事務所の担当者の仕上げを待つのみとなる頃
GWの足音が鮮明に聞こえはじめ、今年も1/3が終わってしまうのだなといつものように実感します
入院の狭間で行った前期の決算成績を上回る結果となってとりあえず胸は撫で下ろしました
親は無くとも子は育つ、そんな心境の継続でもあったこの2期が終了して新たな期を迎えています


昭和の最後に就任して今年で36年目、役員改選の年でもあるのでこのまま18期目2年のお役目に突入です
物言う株主に引きずり降ろされる心配は皆無である反面、自ら降り時を決めるという難題に直面します
会長という領域には年齢的に下限で触れてはいるものの大会社じゃあるまいし、かなりの抵抗ありです
大事な相談にいつも乗ってくれる友人はこのまま手を抜きながら働き続けろと言うからまたややこしい


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最近とみに楽しさが増してきた週末アルコールタイム、妻と水入らずで今後の人生の楽しみ方を語らいます
この5月20日に結婚40周年を迎えるにあたり、久し振りで海外旅行がしたい気分ではありますが、BUT
本来ならRWCフランス大会がその役目を務めるはずだったのが、予知能力がキャンセルさせていたのでした
今年はもう一年体力と筋力回復に努めながら小旅行を楽しむべきかなというところです


40周年と言えば昨日朝のニュースや情報番組で氾濫していたTDLの話題
これまでTDLとTDS体験は一度ずつのみ、久し振りで行ってみるかと候補にあがっちゃいましたが、BUT
パレードや催し物が全面解禁で周年記念を盛り上げ、長年続く人気の秘訣を立証してみせているようです
そんなTDRではありますが舞浜での拡張はそろそろ限界とのこと、新たな分野への挑戦が始まっています


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5月20日と言えば成田空港が45年前の1978年に開港しました
その前年に羽田空港から夢多き青年は米国に向け飛び立ったのでしたが、帰りは成田空港となっていました
完全に国内専用空港となった羽田は国際空港と呼び続けられて違和感満載でしたが知らぬ間に復活でした
その傍ら伊丹空港は頑なに国際空港を名乗り続けているのが何だか痛々しい気もするのですが
なんのなんの、2年後の万博開催とIR承認を機に復活の狼煙をあげる??


で、5月20日と言えば私の誕生日でもありますが、軽く読み流してください
結婚記念日と紐付けされて一生忘れることができないような仕組みになっています
今年もどうやら元気に迎えることができそうで、格別な思いの感慨深い一日になりそうではあります
何せ昨年は一人寂しく病室で迎え、高カロリーのパック流動食が晩餐のメニューでしたからね


トレイに置かれたおめでとうカードとそれを見つけてくれた配膳担当のお兄ちゃんの祝福の一言
そして妻が差し入れてくれた犬が歌う演歌調の歌カードがなんとか花を添えてくれたのでした


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シロ [独り言の抽斗]




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ここ数日の強風には手を焼きましたがようやく収まりつつあるようです
山荘エリアで昨夜停電が発生したとのことで、早速管理会社がチェックしてくれ大事に至りませんでした
それにしてもなかなかすんなり暖かくなってくれないモドカシイ春の天気です
衣替えをしたいのですが本日もそうは問屋が卸しませんでした


先週末、雨の中朝から病院へ診察とPET検査の結果を聞きに行ってきました
結果は異常なしということでどうやら最初の一年の壁を越えられたみたいです
全ての癌を炙り出す能力はないPETですが、先月の人間ドックの結果と相まっての安心領域です
そうなると今後の展開が気になるところで、いよいよ新しい歯の話となっていきます


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移植した腓骨は順調に成長してはいるものの本来あるはずの厚みに達することはありません
では、どうやって歯を再生するのかというとインプラントという事になります
主治医はどうしてもあと30年は生きさせたいようで、それなりの施術法が頭の中にあるようです
ただ、不足している骨層を腸骨の骨髄移植で補うという選択肢はどうやら消えたみたいです


先月半ば山荘訪問した帰りSAで上州豚のスペシャルとんかつを食べてから右顎が痛むと訴える私
骨に異常はないから顎の筋肉痛だと痛む患部を触り当て、以後は自分でマッサージするとイイよとの事
そんな食生活を送る私には今さら時間と痛みを伴う新たな移植手術は必要なしということなのでしょう
半年後位には施術したいなという主治医の言葉は大変嬉しい反面、会話の中から一抹の不安も生まれました


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どうやら紹介元の大学附属病院の元主治医に差し戻して施術するような事を言い出すので
先生にやってもらう事は出来ないのかと即座に質問を投げたら、先方と相談してみますとのことでした
元気にしたらせっせと患者を紹介元へ返し社会復帰を早めるというのが基本方針の病院ですから
私ももはや癌患者扱いにはならないのかと、今後の治療展開から目が離せません


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日蔭坂460 [独り言の抽斗]





毎日利用してるスタジアム側改札口、たまにいつもとガラリと変わった雰囲気が漂うことがあります
早朝からやたら若い男子たちが群れを成し何かを待っているような光景が目に入ります
この男子たちは一体全体何者なのか? 彼らこそがコンサート会場設営を支える戦士たちなのです
しかし待てよ、もうすぐベイスターズの開幕戦が行われるはずなのになんで今なの?


答えはホームの壁に掲示されたポスターが教えてくれました
日向坂46 ひな誕祭


なるほど、いつもの通りセンターバックスクリーン横を通る際、開いた扉からフィールドが見えます
早朝にもかかわらず既にバックステージ部分が立ち上がり始めているところでした
警備員さん達の合間を縫ってフォークリフトが慌ただしく荷運びの出入りを繰り返しています
公園内でここぞとばかり整然と咲き乱れ始めたチューリップたちとは好対照の風景が展開します


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あおりを喰ったかどうかは分かりませんが、ベイスターズはなぜかアウェイでタイガースとの開幕戦
タイガースも高校野球で甲子園を追い出され、両者京セラドームでの対戦となりました
結果はご存じの通りで、後遺症なのかジャイアンツとの初戦を落とし4連敗中のベイスターズです
それにしてもセリーグ開幕戦のカード組み合わせがいつものルールと違っているようです


コンサート明けの翌日早朝、いつもと同じ静かなスタート月曜日のスタジアム
はて会場はどうなったかなと、再びバックスクリーン下の開いてる扉から中を覗いてみると
ビックリ仰天! すべて撤収されたフィールドに何とも大勢安全ヘルメットを被った人たちが集合状態
作業終了後に何かの点呼でもしてるのでしょうか、それにしても徹っちゃんお疲れさまでした


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出勤支度をしながら垣間見た朝の情報番組でコンサートの模様が紹介されており
彼女たちが歌い踊るステージの設定が意外と凝っていたのにはビックリして家を出てたので
あれが一夜のうちにこうも綺麗さっぱり片付けられていることが信じられないくらいでした
一体全体何人の人たちが作業に係わり彼女たちの晴れ舞台を陰で支えていたのか


勿論正確な人数ではありませんが、私は彼らを日陰坂460と命名した月曜の出勤途中のお話でした


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世にも不思議な物語① [独り言の抽斗]



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大阪での不思議体験とはいったいなんぞや? だいぶ時間が経過しましたが
姉達が明かした私の手術入院中に起きた不思議な出来事の話は昨年の9月の帰阪時まで遡ります
前記事で気と運のことに触れましたので何かの縁ということで紹介させていただきます





二番目の姉には恐らく人とは違う何か特殊なモノが備わっているのでしょう、そう思う事にします
手術入院中、私の傍には退院するまで亡き父がずっと付き添っていてくれたという
その物語の詳細を今回帰阪して会った際に私と妻に話してくれました
これは夢物語でもなんでもなく本人が陽もまだ高い時間に体験したことだという注釈付きでした


私の手術が行われていた当日、父と母が川向う岸に立ち必死の形相をして両手を前へ突きだし
いわゆるStopサインを送って来たそうで、その川というのは紛れもないあの三途の川だとか
〇〇、お前はまだ来たらあかん、来たらあかんのやと一生懸命叫んでいたそうです
白昼夢やねとの私の問いかけに姉は首を横に軽く振って微笑み返してきました


それから数時間後、今度は父が独りでその姉のところへやって来てこう話したそうです
憔悴しきった父の口から「これはホンマにしんどいわ、滅茶苦茶大変やで!」と
麻酔でしっかり眠りこけてた私の代わりに15時間以上にも及ぶ大手術を見届けてくれたのか
出征中背中や腕に何ヵ所もの銃創を受けた父が言うからには本当にビックリしたのでしょう


夜が更けて来ると今度はなんと直ぐ上の姉の夢の中に父が登場したと言うのでした
「〇〇(姉の名前)、ちょっと風呂入らしてくれるか」
風呂大好きの父らしい一言、恐らく手術が無事終了してからやって来たのでしょう
おぉ、ここで話が繋がったと、二人の姉は大いに盛り上がり一連の現象を紐付けたようです


ICUで麻酔が切れてもメスを入れたはずの部分に全く痛みを感じなかったことや
一般病棟での夜中の大出血や気切弁の癒着によるほぼ窒息死騒動からの無事生還など
思い返せば傍に居た守護神の尽力は計り知れないものがあったということなのです
そして今こうして元気にブログの記事を更新している自分がいる事自体がそうであるように


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普段の生活の中でもあれっと思い感じる事が多々ありますよね
その多くは偶然という一言でその場は片付けられてしまうようですが
後から思い返せば偶然では済ませたくない何かがそこには存在するはずだと考えたりします
この一連の出来事で毎朝晩仏壇の前や墓参りで合わせる手には一層力がこもるようになったみたいです


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そして、あれから一年 [独り言の抽斗]



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手術後41週目、退院後37週目、そして宣告後丸一年が経ちました
毎月の通院と隔月の検査で今のところ再発・転移は皆無、元気で日常の生活を送っています


移植した左脚腓骨の一部は新たな左下顎骨としてスクスクと育ち
筋肉と皮膚は新たな歯肉などの口腔パーツとしてすっかりキッチリと定着し
昨年暮れからは発病前まで通院していた歯科へもカムバックしてクリーニング開始
体重は少し増やし過ぎて発病前より1㎏もオーバーとなり、人間ドックを前に目下必死の調整中です


携帯用の当年用とは別に会社の机の抽斗には直近2年分の手帳を置き、事あるごとにペラペラとやります
スペースが許す限り異常を感じた日から事細やかにメモした項目を読み返したりしています
どん底に沈む暇なく数々のアポをこなし人間ドックをも消化しながら、かくも慌ただしく過ごしたもんだと
我ながらあっぱれ称賛、傍ら治療入院までのスピードには今さらの驚きで先生方や病院には感謝・多謝


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硬いものはなるべく避けるようにはしていますが殆どの物は異状なく胃へと運ばれます
ただ右側でしか噛めないので倍以上の時間をかけた食事となってしまいます
電車通勤後は左ふくらはぎの筋肉がしっかりと付き始めてスロージョグならOKです
横に90度位しか上がらないよと言われた左腕は現在のところ150度位には達してるでしょうか


麻痺してる左顎や舌の左側などにはあまり変化は感じられませんが、違和感には相当慣れました
マスクのお陰で公共の場でも気にせず口のリハビリ体操ができるので毎日欠かせません
よって私の場合はマスクとオサラバすることはこの先もあり得ません
免疫力は殆ど完璧に回復してるとのことですが油断大敵、癌患者には変わりありませんからね


口腔内の移植手術は形成外科が担当だったので現在も受診は口腔外科同様に継続中です
術後の左下肢の状態が気になって仕方なかったので先生にお願いしてレントゲン撮影してもらいました
術後一回も撮ってなかったっけか?それではと、笑いながら快く引き受けてもらえてハイ、パチリ
これまで口で説明しても全く理解してもらえてなかった面々にはこの画像でバッチリ


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トリミングしてるので血管接合用のホチキスも沢山写ってるのがよく分かります
人体というものは実に神秘のベールに包まれた存在でしかありえません
まさか私がこのような状態で歩いているとは誰も想像が付かないはず
なので、一歩家を出たら細心の注意を払いながら行動しないといけません


足首を曲げるに従い第一趾と第二趾が内側に曲がり込んでしまう左脚の後遺症に改善は見られず
階段の昇降やしゃがむ動作は不得意科目となって日々難儀な場面に遭遇すること多々です
半面その他抗がん剤治療の副作用みたいなものは実感できる範囲では微塵もなく
大事に全く至らなかったこの一年、さあ次のステップまであと一年、ファイト・ダ・ゼェ、俺であります


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二週間 [独り言の抽斗]



退院後ようやく二週間が過ぎようとしています
その間にある一定の生活リズムが出来上がり毎日規則正しく消化して行きます
家と病院、家と会社の至って簡素な助手席行動パターンの日々の連続です
そろそろ外の空気を目一杯吸い込んでみたくなる衝動に駆られ始めもしています


出社は月水金の週休4日でしかも仕事は午後2時までと決めてます
退院前の軟菜食摂取を継続しているため食事にはかなり気を使います
さすがに弁当持参というわけにはいかず経口食とバナナを携えての出社で昼を凌ぎ
なんとか一日分の必要カロリー摂取を維持して一日も早い体重増量に努めています


移植している部分を痛めないためにも温度差がある物を口にすることはNGです
すべてが常温となるまでお預けを喰らいフーフーするのもリハビリの一環となっています
口を大きく開けようとすると唇の左側が内側へ引っ張られてしまい思ったほど開かないことに
バナナをかじろうとして初めて気付きガブリとやれる日がまだまだ先なのだと打ちのめされます


栄養と鉄分不足は徐々に解消へ向かってますよと採血のたび主治医からそう伝えられ
癌とは程遠い項目が治療の中心の一部にいることへの妙な安心感さえある週一の外来診療です
前回の診察時に嚙み合わせ矯正用のねじ込みフックが取り外され口腔内の異物が全てなくなりました
これで顔面と喉の両左側に感覚が戻ってくれれば以前の状態へと戻れるのですがそうは行きません


感覚がない場所の髭剃りにもようやく慣れ出社日の朝に傷口ギリギリまで剃刀を使う事も出来ます
傷口保護のための専用テープ貼りは左脚共々毎朝シャワー後の一大作業となってます
梅雨寒で鳴りを潜めていますがこれから気温の上昇と共にテープかぶれとの闘いが待ち受けています
嚙み合わせ矯正のフックに専用超極小輪ゴムを毎食後引っ掛けることに比べれば何のことはありません


階段の昇降は手術した左脚足首にもう少し角度が付けられれば下りの克服も時間の問題です
ただ、足の血流が健常時の2/3以下となってしまい油断すると浮腫んでしまうのが玉にきずです
左腕が真横から上がり難い後遺症はわざと高い所に腕を伸ばす作業をすることで徐々に快方に向かい
来月からはと目指す電車通勤再開に向けあれやこれやと試みる毎日を送る退院後生活です


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