個人的に毎年の事なんですが、ゴールデンウィーク休み明けがどうもかったるく、しかも
エンジンがかかり難いと来ます。言い換えればいわゆる『中だるみ』という妖怪に憑りつかれ、
1週間は使い物にならない腑抜けにされてしまうのです。だから、今週1週間の長いことと
いったら...、やっと金曜日が来たって、まさにTGIF 実感です。

では、従来のゴールデンウィークと呼ばれるものを4月29日、5月3日と5日の祝日だけの
カレンダーどおりにしてしまうと一体どうなるのでしょうか。もちろん、そんなことになったら
飛び石連休が復活して余計中だるみが増幅するのではと、当然ながらの懸念含みの話です。

まずは祝日で挟まれた平日に有給休暇を消化しましょう。どうせ普段の平日みたいな経済活動
状況とはいかないので、全社員ががん首揃えて出社する必要はありません。交代で取れば問題
ないはずです。気兼ねや遠慮もかなりなくなります。

石の上にも三年、何事も継続は力なりです。何事もまず三日我慢して続けてみるのです。次は
三か月、そして三年と『3』がキーです。新入学生に新入社員、みんな希望と不安とでドキドキ
新しい生活を始めた途端、そこへGWと言う中途半端なインターバルが入って来るのです。

三ヶ月は形振り構わず突っ走ればイイものを、そんな時にストップかけてどうするんですか?
そりゃ五月病にもなりますって。だいいち、余計な事考える『暇』が出来てしまいますもん。考え
ない奴は学生気分や下級生気分にリセットされて遊んでしまいますもん。アカンでしょ、これ。

アカンついでに影の薄いハッピー・マンデーもやめたらどうでしょう? なんだかデフレの置き
土産みたいになってる経済波及効果大不明の国民の休日法。毎年あっちゃこっちゃと振り回さ
れている可哀想な祝日たちに元の安住の地を!

ここでも飛び石になったりするから有給で繋げばいいわけです。『平日の恩恵』をたっぷりと享受
出来るんですからね。これこそ本当の休日分散効果に結びつくのではないでしょうか?

物事には必ず『流れ』と言うものが有る、と言う話は以前にもしましたが、まさにこのGWという
『間』はその大事な流れを寸断してしまう、実は厄介なものなんじゃあないかと言う屁理屈です。
格好良い言い方をすれば Paradox、 すなわち逆説なんですね。