体が冷え切ったところでようやく山頂に到着。靴でリフトから降りるのって案外
難しい事だと初めて気付きました。

横手山スキー場『のぞき駐車場』からですと、スカイレーターとこのリフトを乗り継いで
山頂まで辿り着けます。こっちのリフトは比較的新しい高速版ペアです。

1987年11月に公開された原田知世主演、ホイチョイ・プロダクションズ制作の
映画の撮影舞台となったのが、ここ、信州・横手山スキー場です。

今では数少ないスキーヤーズ・オンリーのゲレンデは、存在こそどちらかと言えば
地味目だったのですが、2300メートルの山頂にある横手山ヒュッテのパン屋さんが
TVで紹介されてからというもの、一気に有名となって、オフシーズンに観光客が
殺到するようになりました。ひょっとすると過去のシーズン中の入場者より多いかも
知れません。

7・8年前に一度だけ滑りに来ましたが、その時は週末にも拘らずゆったり、のんびり
優雅な滑りを楽しむことが出来ました。ランチ休憩は勿論山頂ヒュッテでしましたが
あの場所がオフなのにこんな事になっているなんて、本当に信じられません。

さて、いよいよ懐かしのヒュッテ内へと足を踏み入れますと案の定、既にパン屋さんの
前には行列が...
と、ここで皆さんが想像されるであろうパン屋さんとは全く違った光景が現れます。

そうなんです、このワンラック(実際はこの下にもう一段あります)が日本一高い
にあるパン屋さんだったんですね。どうやら製パンはヒュッテの何処かでやっていて
ここへ運ばれて来るようです。

恐らくTVなど観ずに訪れた人は、『えっ、これが...』となるんでしょう。しかしです。
みなさん買うわ買うわ、千円、二千円は当たり前。三千円以上買って帰る人の多い
こと!!

同じカウンターのお隣ではシーズン中同様、ゲレ食の人気メニューでありますボルシチ
やパイ包みのシチューなど限定でサーブされており、お昼にはまだ少し時間があるにも
かかわらず、大勢の観光客が購入したパンと一緒に舌鼓を打っていました。
座る場所が無いので我々は外のデッキでいただくことにします。

左上から時計回りにクリームチーズ、カレー、アップル、そして当日限定ベーコンとチーズです。
半分ずつ千切ったところを一度やってみたかったこのショットで。
朝食べて来たのにお互い2個分をペロリと胃袋へ納めたのでありました。
値段は200円~300円と、やはり山頂特別価格かな!?

何でも出来立て・焼き立てが旨いと言いますが、ここのパンは持ち帰らずに是非その場で
パクついて頂きたいと言うのが率直な感想です。歯応え良し、味旨しですから。私はカレー
パンのファンとなりまして、今冬スキーを履いて再訪し、もう一度パクついてみたいです。
その頃にはきっと、増築工事が行なわれていた場所に立派な山頂ベイカリーが誕生して
いることでしょう、とは全く個人的主観でありますが...、きっとそうに違いない!


デッキを吹き抜ける風が強くて冷たかったので、展望台へと移動。リフト乗り場と、もう
ストーブが入っている食堂の上が展望台となっています。当時の気温は13℃。

           
               人垣が途切れた一瞬にアップで


 志賀高原・妙高黒姫山方面を望む


 割りばしを伸ばせばそのまま綿菓子が出来そうなくらい近いです。

          
                りんどうが満開を迎えて

          
             横手山名物!?謎の鋼構造建造物

丁度時間となり、ガスも出て来ましたので再び登って来たリフトで下山となります。
この頃になるとヒュッテの外までパンを待つ行列が出来ていました。やっぱり早起きは
イイ

       
                渋峠駐車場を遥か下に望む


ここまででも、まだまだお昼前です。お腹もさっきのパンで少々膨れているので
このままあの名湯温泉まで行って、お昼にしようと言う事になりました。
オマケ記事で、もうちょっと続きますよ。