昨日は夕方まで仕事をしてから、ちょっとニューヨークまで行って来ました。
それも鉄道の玄関口、Grand Central Station です。

電車に揺られること約30分で、見事な変貌を遂げた品川駅に到着します。ひと昔前の
品川駅しか知らない方は、きっと迷子になってしまうぐらい変わっちゃいました。特に
東海道新幹線の新しい駅ができてからというもの、駅中ショッピングエリアの出現で
駅全体が一つの大きなショッピングセンターとなっているのです。

ファッションよりもどちらかと言うと「食」に重きを置いたコンセプトで、帰宅途中で惣菜が
買えたり、勿論旅のお供の弁当や土産などを手軽に購入でき、グルグルと見て回るだけ
でも楽しくなります。

その新しい品川駅の一角にAtre と言う複合商店ビルがあり、その殆んどの階に
レストランやバーがテナント入居しています。中でもコンコースと同じレベルフロア2F
にはNew Yorkを冠にしたレストランが数軒あり、大勢の女性客で賑わっていました。
会社帰りに一杯引っ掛けてといのがピッタリのシチュエーションを演出しています。

そのAtreの4階にあのニューヨークのGrand Central Station にあるOyster Barの
支店があり、名物の生牡蠣をはじめ様々な魚介類のメニューを豊富なワインと共に
サーブしています。前に一度予約無しで飛び込んだところあえなく断られていたので、
今回はキチンと入れて余裕の再チャレンジでした。

全体的な店の造りや雰囲気はニューヨークの本店と遜色無いのでしょうが、一つだけ
残念なことに、レストランからは電車を見ることができません。せっかく品川駅と言う抜群
のロケーションに在りながら、ちょっと勿体無いなと思うのは私だけでしょうか?

さて、いよいよメインの生牡蠣ディッシュからこの世のリトル・パーティーの始まりです。
いつもながら写真のアップはありませんので、ご想像でよろしくお願いします。
この日は日本・アメリカ・オーストラリア産の牡蠣がありましたが、やっぱり日本産は身が
大きくてミルクたっぷりのプリプリ。米・豪連合はちっとも歯がたちません。私はホース
ラディッシュと特製ケチャップソースで食べるのが好きです。旨い牡蠣にしゃぶりつき
ながらもう片方の手にはキュウ~と適度に冷えたシャブリ。抜群の相性であります。

その後グリルした牡蠣、魚、サラダ、そしてクラムチャウダーが続きます。勿論ワインも
欠かさず続きます。このクラムチャウダー、マンハッタンとニューイングランド・スタイルが
ありますが、圧倒的にマンハッタンが人気のようですね。このチャウダーにはお決まりの
友、丸くてエッヂがギザギザ模様のビニール袋入りミニクラッカーですよね。一人前では
多いのでここは仲良くシェアといきます。

それにしても皆さん生牡蠣がお好きなんですね。一日にどれくらい消費されていくのやら。
特に年配のゲストの食欲ときたら、凄まじいものがあります。飲めや歌えの酒池肉林。
それに引き換え若者達はかなり控えめであります。やっぱり可処分所得の差が出る
のか!? 頼りになるのは中高年の懐...。

万が一、予約の時間よりも早く店に着いてしまった場合の時間潰しには、バーカウンターも
併設されているので、ここで軽く強めのスピリッツ・アペリテフを引っ掛けて、胃にボワァ~と
火を付けてから生牡蠣をしゃぶるのもありですね。

また、このOyster Barもやはり女性客に人気があるようでした。アトレポイントもバッチリ
貰えるからかな?

2時間弱のリトル・パーティーでしたが、久し振りに東京の空気、刺激になりました。
引退したらこんな駅の傍へ引っ越して、夜な夜なツッカケ履いて一杯引っ掛けに出たり、
ディーン&デルーカで惣菜買ってきて、家飲みしたりなんて言うのも悪くないかもしれません。
凄いぞ、品川ステーション!!