大阪の家ではスカパー光というチャンネルの視聴が可能で

たまたまリモコンを合わせると中川家と松尾雄治氏がラグビーW杯の特番をやっていて

中川家の二人が実際にボールを使って簡単なルール解説をやっていた

20日の昼に再放送された南ア戦の後半を家内も一緒に観ていたのだが

どうやらこのルール解説が取っ付き易かったのか楽しんで観戦できたようだった

私の現役時代を知らない彼女がようやくラグビーに関心を持ち始めた瞬間でもあった



 初めてW杯の試合を中継することになった日テレにとっては

かなりのギャンブルであったのか、例のセクシー・ルール解説が物議を呼んだ

結果はご覧のとおりで、まさしくタナボタ状態、大穴を引当てたということになった

予選残り2試合の視聴率も間違いなく高いものとなるだろう

サモア戦まであと8日、どうやら五郎丸君とTMO判定のネタを仕込んだらしい中川家に

是非特番でルール解説をやらせてみてはどうだろうか



私が現役の頃と比べてもプレースタイル自体が大きく変化してきたので

司るルールも必然的に変わらざるを得なかったのだ

簡単に言えば昔と比べかなりユルユルになった反面

ラフプレーや故意のプレー妨害行為にはシンビン退場という厳しい罰則が加わった

ボールを前に投げてはいけない( throw forward:スローフォワード)や

ボールを前に落としてはいけない( knock on:ノックオン)はもうお馴染みなので

もうひとつ、よく登場するものの理解に苦しむ反則をここでご紹介しておこう



Not roll away、相手側の球出しを密集に残って妨害してしまう行為

速やかに離れようとするが大男が上から覆いかぶさってくるのでなかなか抜け出せない

私は何もいたしませんと言わんとばかり寝ながら万歳するのだが

時たま運悪くレフリーに故意だと取られてしまうのが不運の始まり

ちょっと、早よぅ、そこ、どきや!= ノット・ローラウェイ



おまけにもう一つ、スクラムがイマイチなサモアに低くて可憐なジャパンが

きっと仕掛けて誘発させようとする反則が Collapsing

故意にスクラムを崩したということで課せられる反則だ

単純に押し競饅頭をやっているかのように見えるスクラムだが

最前列の両端1番と3番どうしの首を張った駆け引きが勝敗を大きく左右する

我慢しきれず思わず頭が下がったら一貫の終わりだ

一旦実ったら決して頭は垂れてはいけない



 夜を徹して南ア対サモア戦を観た

さすがサモアのフィジカルは大したものだった

だからエディーはきっとビッグ・アプセットを演じたメンバーで行くはずだ

そして大学卒業間近の私を病院送りにしてくれたあのサモアン気質に変化がなければ

執拗かつ果敢な低いタックルはきっと数々のペナルティーキックを五郎丸君に与え

我らがBlossom Braves をきっと勝利へ導いてくれるであろう