たまに観るNHKBS旅番組のタイトルに

とても懐かしい地名が登場したものだから

すかさず妻が録画したものを後日二人で観ました

「風の街、トリエステ」

スロベニアとの国境にある小ウィーンと称される

街も人もイタリアっぽくない不思議な場所



この街で暮らす人々のモットーが

「なすがままに生きる、ビバ・ラ・エポ・ボン」だそうです

そう唱えながら仲間たちと楽しそうに時間を過ごす老人たちに

老後の暗い影など微塵もありません

元気なうちはこれでもいいのだろうけど...

続く言葉を暫し忘れ昔訪ねた素敵な街を懐かしむ私でした



現在の場所での居住年数がまもなく30年を迎えます

横浜のとある駅からさらにバスに乗ること20分弱

その昔大手デベロッパーが丘陵に開発した転居当時は大人気の住宅地

しかし今や住人の高齢化が顕著となり新陳代謝もかなり悪化して

典型的な斜陽日本式戸建住宅事情が垣間見れます



車を持つ子育て真っ最中ファミリーには最適な閑静住宅地

欧米の様に中古戸建住宅市場がいっこうに成熟できない傍ら

持ち家嗜好はいっこうに衰えを見せていない矛盾の典型ニッポンで

運転がままならなくなっては手助け無しで暮らしてはいけない

そんな空気を今の場所で強く感じ始めたのもシニアライフ再考察の動機です



まず優先順位筆頭株はなんといっても住居です

住環境を今更変えてしまう事にはかなりの勇気が必要です

でも、年齢とともに「着替える」こともアリかなとふと気づく

人生の衣替え



喪中だという事も頭から離れちょっとワクワクし出して早速ネットで検索開始

許せ、母上殿、もちろんあなたも一緒だからね