私の頭のことじゃなくてこのアルベロベッロ駅近くにある滞在したホテルの壁の話

欧米を旅すると必ず真夜中に目が覚めてしまう私たち夫婦
そんな時はまずトイレへ行き無理に眠ろうとせず旅の寸評などを話します
そうしてる内にウトウトし始め明け方まで眠るのがいつものパターンです






しかし、この夜はいつもとまったく違う状況に私たちは置かれていました
夕食前の荷解きの時から気になっていた両隣から発せられる音
あまりに鮮明としていてすぐに壁の薄さが原因だと悟ります
ベッドの頭側が隣のバスルームだったということで音源は省略です






結局明け方まで眠れず両隣が起きたと思しき頃合を見計らってシャワーを浴び
朝食前の散歩で頭を覚まそうと出かけたのが写真の駅です
どうやら学生さんたちの登校時に出会ったようです
家族の車で送ってもらい決して逃してはならないローカル線をひたすら待ってました






少々眠気の残っているまま気をとり直し朝のトゥルッリ散策へ
ご覧のとおり加工しやすい石灰岩をこのようにスライスして積み重ね
綺麗な円錐に仕上げていくところなど
日本の萱葺き屋根にもどこか通じるものがあります
伝統工法を受け継ぐ職人さんは少なく今では多くのアルバニア人が修行中だとか






現在では実際このトゥルッリで生活している世帯は減少傾向にあるとか
主に土産物屋やレストランを生活の糧にしていたり民泊用に貸し出したりしており
日本のTVで紹介されたという日本人女性が嫁いでいる土産物店へも立ち寄りました
今回のガイドさんといいイタリアで長年暮らす日本人女性の逞しさも垣間見た旅でした














それにしても人の映り込みを気にせず写真が撮れる世界遺産も珍しいですよね
鉢合わせた団体さんといえば同じ宿にいた日本人観光客くらいでした









さて、そろそろ出発の時間となったようで
次ぎなる世界遺産へ向けたバスが待つホテルへと戻ることにしましょう