SSブログ

トゥルッリ、トゥルッリらら [旅の抽斗]



047 (500x326).jpg



割高を承知であえて日本語ツアーを選ぶメリットは何か?
大雑把なイタリア風土にあっても日本人ならではのきめの細かさがあり
それがなんなのか今回の旅において妻の一言で再認識したのでした


ガイドさんがきちんとトイレタイムと場所の管理をしてくれること


老若男女、海外ではやっぱり優先順位の高い案件なのです
世界有形遺産に登録され続けるため確か公衆トイレの設置項目があります
日本はまだまだ不十分だと当該自治体は設備拡充に努力しておりますが
世界遺産だらけのイタリアは果たしてどうなのか?
大きな声では言えませんが質・量ともに問題多しです



071 (600x397).jpg



そんな日本語日本人ツアーはナポリ中央駅から始まります
何処からともなく大きなトランク引っ提げきちんと時間前に全員集合
皆さん歳も近そうな個人旅行中のご夫婦やお友達同士の方々で
インターネットを屈指して自ら旅の計画をたて実行するツワモノです



070 (400x264).jpg


082 (400x267).jpg


097 (400x266).jpg




ナポリを南下していくとまずポンペイ遺跡を通過しそしてソレント半島へと入ります
ソレント、ポジターノ、アマルフィ、ラヴェッロなど風光明媚な小さな町が
半島外周のサーキット道路沿いに展開しており
F1ドライバー並みのプロドライバーの運転技術とともに心を惹きつけます



086 (600x400).jpg



093 (600x400).jpg
突堤の真向かいにある建物は前回宿泊した旧修道院のホテル



くるりと半島を制覇してもアルベロベッロへの道のりは遠しですから
中間地点の給油所で必須かつお決まりのトイレ休憩です
辺り一面風力発電のプロペラだらけなこの地域は日照時間にも恵まれているようで
所々で大規模なソーラーパネルが設置され始めていました



103 (500x323).jpg



道の彼方に水平線が見えたらアドリア海に面する港町バーリが近づいた報せ
手前で右へ逸れて下道を一路トゥルッリ(Turulli)の町へ
もともと農民の住居兼倉庫だったという朽ちた小さなトゥルッリを畑の外れに発見し
ようやくアルベロベッロへ到着の実感が湧いてきました



105 (600x399).jpg



ホテルでの荷解きもそこそこに夕食のレストランへ徒歩で向かいます
途中所々で三角柱の屋根が姿を現しますがなぜか感動が伴いません
そんな私の気持ちを察してなのかガイドさんの一言が静かな町に響きます

こんなもんじゃありませんからね!



106 (600x400).jpg



市庁舎広場を横切った展望広場に立った時眼前に広がる景色
トゥルッリ、トゥルッリのこれでもか登場で一同撮影突撃に入ります
そしてなぜかツバメの大群が我が物顔で飛び交う夕暮れの空
「明日の朝もう一度ここへ来ますからレストランへ急ぎましょう」
再びガイドさんの声が人気のない空間に響きます



110 (600x391).jpg




具沢山に慣れ親しんでしまった私はやっぱりパスタは日本が一番だと確信しながらも
同席者皆さんの海外旅行武勇伝を聞きながらの楽しい夕食でした




111 (600x392).jpg



レストランから一歩出るとなぜか外は淡いピンク色に
帰り際再び先ほどの展望広場へ戻るとその謎解きが



114 (600x391).jpg



観光シーズンの狭間なのかこれが普段の様子なのか
市庁舎広場はご覧のとおり、人っ子一人だけ歩いてました
お腹も大きくなるとさすがに長旅の疲れがドッと押し寄せ
時差ぼけを引きずっていた私たちには絶好の爆睡チャンス到来か
世の中そんな甘いもんじゃないと思い知るそんなローカルホテル滞在でした


nice!(27)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 27

コメント 8

ma2ma2

やっぱり日本人ガイドのツアーがあると便利ですね!
オーストラリアではシドニーにいる友人が送り迎えと夜の飲み会つきあって貰いました(^^)
by ma2ma2 (2017-05-28 17:57) 

hatumi30331

やっぱり日本はおもてなし国民性〜?
ガイドさんがいると違うよね〜♪^^

1枚目の後ろ姿・・・
シュールで良いねえ〜♪^^
by hatumi30331 (2017-05-28 20:14) 

あるいる

某氏がパリへの長期旅行へ行かれる前、ウオッシュレットがないことにとても不安を持たれているとブログに書かれていました。
現実の旅ではどうだったかはわかりませんが、トイレ事情は僕も本音ではとても心配するひとつです。
中国へは行けないと思うのも、彼の国のトイレ事情を伝え聞くからというのもひとつの理由です。
日本のトイレは綺麗ですし便利ですもん。
アルベロベッロの街中の道路は昔ながらの石畳だと勝手に決め込んでいましたが、アスファルト舗装の道路もあるのだと、当たり前のコトに写真を眺めて気づきました。
観光も大事、現代の生活も大事ですもんね。

by あるいる (2017-05-29 04:27) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

ma2ma2 さん

ケースバイケースで英語版と使い分けています。相対的に日本語ツアー
は同じ内容の英語版の倍近くしますので。友人が現地にいるとなにかと
心強いですね。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-05-29 20:59) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

hatumi30331 さん

主要言語に対応した音声ガイドが普及しているので、個人旅行でも充分
見学・見物を楽しむ事ができます。また、ガイドさんの説明を支給された
レシーバーで聞き取るというスタイルもありますね。
何を考えまどろんでいたのか、後ろから近づいても微動だしないカモメ
でした。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-05-29 21:07) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

あるいる さん

日本の場合公衆トイレですらウォシュレットの時代ですから、海外旅行で
一番困るのがやっぱりトイレです。百歩譲って清潔なトイレであれば我慢
する事もできるのでしょうけど、イタリアのように便座のないトイレがいま
だ横行している国で、体育会系う〇ちをする勇気は微塵もありません。
従って、ホテルを出れば一切もよおさないよう自己暗示にかける訓練を
積み重ねてきました。ちなみに日本に近い清潔なトイレを提供してくれた
のがヘルシンキでした。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-05-29 21:14) 

tommy88

日本が過剰サービスなのか、欧米人の膀胱が肥大しているのか。
20年前に家族5人で、モーテル利用2週間の西海岸生活の旅で困りました。
公衆トイレは、ほぼ壊滅状態で使えるわけがないし、犯罪現場の匂い。
デパートでもトイレ配置は違うし。
マクドナルドも鍵がかかっていて従業員に頼んで鍵を開けて貰うし。
結局、めぼしいホテルを利用する、もしくはフリで利用することになります。
そして老いて、海外に出る怖さはトイレのことあるよ。
パリにウォッシュレットを普及させて欲しいものだし。
来年末までにドイツやイタリアにもウォッシュレットを普及させて欲しいな。
京阪の門真市駅、寝屋川市駅近辺のウォッシュレット公衆トイレは確保済み。
また明後日からも、安心して行動が取れます。
まずは自分が利用可能な「トイレ地図」を作るのが旅先の戦術です。


by tommy88 (2017-05-30 08:34) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

tommy88 さん

トイレに対する優先順位が日本人にとって低すぎるのではないかと思わ
せてしまう欧米をはじめとした諸外国です。治安という観点から盲点と
なって犯罪へと結びつき易い公衆トイレの整備にはどうしても及び腰と
なってしまうのでしょうね。ウォシュレット愛好家と化した日本人にとって
海外旅行のハードルは変なところで上がってしまった感があります。
モヤモヤした感覚でホテルを後にする事のできない私、欧州でビデが
あってもウォシュレッ手、確実にスッキリです。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-05-30 21:16) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

卵の殻が割れなかったからうすい ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。