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情報の食べ過ぎ、注意 [健康の抽斗]



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がん患者と投資初心者には似たところがある、年末とある経済評論家のコラムを読みました
双方とも宣告され・するの瞬間から実におびただしい数の情報と教えたい人に曝される
というのがこの投稿のポイント、詳細はタイトルをそのまま検索していただければよろしいかと
非常に的を得たご指摘で年末年始の人の集まりでネタとして利用させていただきました


患部の症状に大きな疑問を持った私の場合、宣告される前から当然の如くネットで検索しまくりました
写真の類も溢れてますから自分が侵されている病を言い当てるのは容易でした
だから改めて医者から宣告された時は割と平常心でいられ、最初の質問は今後の治療は?でした
ただ顎骨の中にがんができるという珍しいケースだとは想像もつかなかったので不安は増幅です


珍しいがんだけあって思ったほどネットでは役立ちそうな情報を得ることができなかったので
代わりに症例の多い歯肉がん情報を参考にすることにしたのですがやっぱり別物だと自認し
ここではできないから素晴らしい先生がいる病院をすぐ紹介すると言ってくれた大学病院の教授を信じ
もう既に決定してるかのように今後の治療と手術についての説明に集中するのみでした


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よって私の情報収集は必然的に説明の中で登場した専門用語の確認と手術方法についてのみとなり
これによりかなりの不要情報にはアクセスする必要が無くなり治療に専念することができました
がんの種類や部位の相違は勿論のこと同じ症例でも個人差は大きいという事実の存在が理解できれば
己が新たな症例となるのだという気概も生まれ、未知ではあるもののやる事成す事に新鮮味が湧くものです


それにしてもネット上のリアル画像は容赦ないなと、医療関係者かどうかのYes・No確認はあるものの
本当にこんなことするのかと怖気づいてしまう強烈インパクトの画像には驚きを隠せません
おかげで実際に主治医から術後に自分のを見るかと見せられた画像がネット上のものと酷似していて
身を乗り出して食い入るように覗き込む私を「こいつ変わっとるな」という眼差しを向ける主治医でした


論より証拠と、私が体験した抗がん剤治療や除去・移植手術の話は他の同類の方々の参考にはなりえません
でも、こんなことがあり得るのだという大いなる希望は与えて差し上げることは間違いなしです
肌の乾燥、血管の変色、爪の変色と痛みはあれど食事完食+差し入れアリの抗がん剤治療入院や
気管切開部位の鈍痛以外は手術部位が殆ど無痛状態であり続けた奇跡など枚挙にいとまがないのです


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今や二人に一人が罹患するという各種ガンですが、確率上昇と共に日進月歩の治療法の確立です
全ての患者に適用とはいきませんが進行がんが土俵際でうっちゃられるケースは間違いなく増加中で
がんは治るのだという流れを確実に安定化していく現代医学の進歩から目が離せなません
こうして選択肢が広がっていく中、何をどのようにして己に取り込めるかの条件には共通項があります


大変非科学的ではあるもののそれはズバリ、気と運です
がんと明るく前向きに接する、決して卑屈にならずそしてネバーギブアップ、病は気からですから
主治医との相性の良さと信頼関係の構築は絶対必須、自らの努力と他力導入で一時命預けます
あとは誰しも持って生まれたはずの運の種、生かすも枯らすも己次第で最強の味方にしたいものです


今週の日経朝刊二頁目のコーナーでがんの新しい治療方法の特集を掲載していました
治験の段階に足を踏み入れるのにはかなりの勇気が必要ですが効果があればこれは誠に運が良いということ
現在日本で2か所しかない新たな放射線治療装置が威力を発揮してるのが高槻市だと知って何かの縁か
宿敵ガンをも倒せる医学外の不思議な力の存在もあながちフィクションの世界だけではなさそうです


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tommy88

癌の一発完治、水虫の一発完治、これが確立されればノーベル賞級だと、むかし誰かが言ってました。どちらも長く付き合うべきもので、上手くやるしかないと言う半ば諦めのニュアンスがあったと思います。どうしたものでしょうか。昔、スパイク履きっぱなしの時代に爪水虫にやられ、医者に、風邪はひかないでくださいねと言われながら抗生物質の服用半年で完治、驚いていましたら、今の時代は塗り薬だと聞きます。進歩を感じておりました。
既に亡くなった歌手、オリビア・ニュートンジョンが癌になり、もっと素敵な施設に入院したいわ、なんて、メルボルンに大きな病院を寄付しました。友人のDaveが血液の癌に罹り、その施設に入院していました。会いに行って、スキンヘッドも似合うやんけ、と3度に分けて豪州遠征して見舞ううちに寛解しました。オリビアに感謝したのは当然です。寛解したDaveと、彼が入院中に遊んでた部屋とか、あるいは研究施設を見て回りました。メルボルンには幾つか癌専門の病院があるらしく、豪州中の病人が集まると、彼は笑っていました。彼の寛解は、3~4年かかったと思いますが、医術も薬も、大いに進歩しているのだと思っています。ただ、日本の施設はまだまだ貧弱で、自分の記念館を作るより、医療施設でも寄付してほしいなと、有名人さんに思ったりするのでした。でも、世界的ヒットと日本でヒットでは収益量が違うので見果てぬ夢かもしれません。
良い仕事をする。小さくても、少しでも、良い仕事をする。
そんなことを心掛けたくなり始めて、いろいろあれこれ考えている終盤です。まあ、出来ることと言えば話を聞いたり激励をしたり、そういう行脚ですけれど。きょうから大阪。月末に95歳を迎える宝塚の叔母を激励に行きます。そのまえに、その姉、奈良に住む叔母も弱音を吐いてるので激励。両極端に離れているので、2泊3日の旅にしました。帰路は、午後の便にしたので、一つ美術館に行って、お遊びの時間ご褒美です。
わが熱血鉄人、ブルース・ウイルスが、切実な認知症だと言う告白が私には衝撃で、自分もそうなるのは嫌だと、恐れています。自分じゃなくなってしまうのって、自分が大好きな私には物凄い恐怖なのでした。
社長の武運長久、約束の日まで鋭意努力、ご自愛を。 ファイト!

by tommy88 (2023-02-18 09:05) 

あるいる

情報があふれる社会になりました。
ガセネタも多く、ホントらしいウソも多々あるようで、その取捨選択が一仕事になりそうです。
真贋とホントに必要な情報を拾い上げる能力が必要になります。
そのためにも、多方面にわたる勉強がますます必要になり、現代人はさらに忙しく心安まるヒマもなさそうです。
あ~、しんど、ですよ。
信頼できる情報源。
これ、大事ですから信頼できるかどうかの判断材料も必要になりますし、ね。
そして最後は運を天に任せるしかなさそうで、運と気力に頼るとやはり最後は自分の力なのだと云わざるをえないようです。
う~ん、運も気力も足りないおやじはどうすればいいのやら、さて。
少しづつの努力の積み重ねと、普段の自己満足な小さな善行で神さんが助けてくれるかもしれないと、やはり苦しいときの神頼みになるのでようか、さて。
無宗教&無信心なおやじ、なんとかなると最後は開き直って腹を括るのかもしれません。
でも、小心者が腹を括ってもたいしたコトないなぁと、どこかで思ったりする今日この頃なのでした。
社長さん、爪の垢を送ってくださいな。
効果ありそうです。


by あるいる (2023-02-19 06:35) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

tommy88 さん

場所柄、紫外線が最強なので皮膚がんが発症しやすいと、初めて訪れた時にガイドさんが説明してくれました。ハワイでは徹底されていなかった帽子着用も、オーストラリアではキチンとされていた記憶があります。
かぶり慣れていない私でもケアンズを訪れた時はさすがに着用していました。わが国でも癌治療への取り組みには加速度がついたと言ってもよろしいかと思うほど、様々な取り組みが行われているようです。ただ、本文でも述べた通りすべての患者に効果があるという訳ではないので、自分に最適な治療法を見つけるには恐ろしい話ではありますが、トライ&エラーの繰り返しが行われてしまうのでしょう。一発で効果が出るというのは正に「持ってる」場合のアウトプットでしかないのです。「持つ」ためにはやはり個人の病に対する前向きな姿勢、これが一番のはずです。担当医も同じ人間ですから一生懸命にやってる患者にはよりポジティブにかかわってくれるものです。

大阪遠征は良い刺激を脳と胃袋に与えてくれます。両親のご機嫌伺いで通い詰めた10年は今では貴重な時間となっています。短い時間でも身内と会話することが至福の喜びとなっていたようですし、私たち家族もずっと付きっ切りはやめて、自由な時間、特に食い倒れ探索を十二分に楽しんでいました。手持ちの駒は徐々に絞らてしまいましたが、今でも帰阪の際に必ず訪ねる料理屋さんがあります。あんなお店がうちの近所にあればいいのになあと、メニューに行き詰った時の妻はいつもそう言ってます。

新鮮且つ楽しい事を積極的に取り入れるのが、やはり脳と身体の老化防止に最適のようです。一年が経ち心と身体のには多少の余裕も見えてきましたので、根治の為にもエンジン始動と参ります。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2023-02-21 08:15) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

あるいる さん

昔風で言うところの耳何とかには簡単になれる世の中になってしまいました。インプットされた情報がすべて真であればよろしいのですが、仰る通り贋が大多数のようですから、これを見分ける能力を身につけるためには、それこそ身をもって実証してみるしかなくなってしまうのでしょうね。恐ろしい話ですのでここはAIに判断してもらうことにしましょうか。

運命を変えることは至難の業かも知れませんが、運を掴んで身につけるのは誰にでもできるのだなとある時気付きました。その手の書籍も溢れていますが、そこはやっぱり身をもって体験ということですね。
運を磨くといった方が良いのは誰しも運の原石は持ち得ているはずだから、それをいかに磨いて本物にしていくか、これはまさに己の生き様と直結してくることです。他方、自分にかかわりのある人が与えてくれるという他力効果の存在も否めません。
家には仏壇、会社には神棚とバラエティーな環境ですが、癌になってから手を合わせる時、願い事は一切なくお礼だけ言ってる自分に気が付きました。
ご先祖様を大切にされてるあるいるさん、いつも深爪気味の私にはお送りできる垢はなさそうです。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2023-02-21 08:35) 

ハマコウ

- ズバリ、気と運です がんと明るく前向きに接する、決して卑屈にならずそしてネバーギブアップ
Lonesome社っ長ょぉ〜さんの文章から、それが大きな力をもたらしてくれるだろうことが分かります。
十数年前、ラジオ深夜便で聴いた元浜松医大の永田勝太郎さんの「こころの時代」を思い出します。「生きる意味」に気がついている患者さんの回復力が高いと語っておられました。
前向きさが大切なのですね。ついくよくよと考えてしまいがちな自分ですが、気を前向きにしっかりもって運をつかみやすくすることを頭の中にしっかりと置いておきます。



by ハマコウ (2023-02-22 14:01) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

ハマコウ さん

病気は果たしてよくなるのか、この薬は本当に効果があるのか、はたまたこの先生は大丈夫なのか、などと自分ではどうしようもない事を心配して余計な神経を使い参ってしまうのが常です。それに比べたら気を前に向け明るく保つ努力は決して裏切らないプラスのエネルギーの源となるはずです。それと後は自分の身の回りにいる人たちに変な気を使わせない事も大事ですね。妻は私が癌患者だという事をよく忘れるようで、以前と変わりなくこき使ってくれています。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2023-02-23 12:50) 

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