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筆者初顔出し!? [健康の抽斗]



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まだまだ暑い日が続きコロナも全く出口の分からいない状況となる中で
再発の第一関門である術後3か月の検査を無事通過して
悠々自適に山荘ライフを満喫しているところです
と、書き出す予定だった久し振りの更新記事


片道ではありますが電車通勤も板についてきた汗かきかきの毎日出勤
これもリハビリと思えば何のその、涼しい事務所にいた方がましなのだと言い聞かせます
先日検査結果を聞きに外来受診の際、主治医からお願いしていたアレをいただいてきました
ということで、今日は本邦初公開、初顔だしで記事の進行をしてまいります





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今回の一件のランドマークにしたかったので前からお願いしていた私の頭蓋と腓骨の模型
そして遠巻きながら応援してくれた姉達に会う時、分かりやすく事態を解説するにはこれが一番と
撮影したショットのお裾分けという事で正真正銘私の現在の3D頭蓋モデルを公開します
各種画像をもとに作成されたこの3Dモデル、存命中になかなか見れる代物ではないですね


さて、今回私が罹患した病は上の写真の通り左下顎の骨が癌に侵され溶けてしまうというものです
通常奥歯が乗っかっているレベルからかなり大きく凹んでしまっているのがよく分かります
そこで手術によりがんに侵された部位を中心に安全地帯と思われる部位までを切除しました


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左側の凸凹した部分は癌に侵された歯肉で底の溝は神経の通り道、これがすっかりやられています
一番奥の歯も申し訳程度に刺さっているだけで昨年9月辺りから使う事はできていなかったようです


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切除後はご覧の通りでこの欠けた部分に左脚の腓骨皮弁手術を施し再生の礎とします
骨の一部を動・静脈、筋肉、そして皮膚と共に移植する顕微鏡手術です


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左側が外側のくるぶし、右側は膝の外側にあるゴリゴリした部分です
あまり馴染みのない骨ではありますが自重の1/6を支えているそうです
切除した腓骨を欠損した左下顎へ移植すべく手術中に入念な加工が施されます


当初移植した歯肉に相当する部分は白っぽく実に沢山の縫合糸で縫い付けられていましたが
現在大半の糸は溶解して無くなり皮膚もピンクがかったふくらはぎ色となって
大きく凹んで骨の繋がっていないふくらはぎの代償は順調に新しい組織へと生まれ変わりつつあります


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写真にはありませんが移植した骨は両端にて2本のチタンベルトによって固定されており
接合部分は問題なく順調に再生されてきているという事です
論より証拠で段々と普段通りの食事が可能となりそのおかげで体重が3㎏程戻りました


このまま移植した骨の育成が再生された歯肉を元のレベルへと戻すことができた暁には
失われた歯の再生、つまりはインプラントの施術となるようですが
あくもまでも癌の再発がないという前提条件付きなのでまだまだ気は抜けません


外来診療と検査の間隔が徐々に長くなっていき、なんとアルコール摂取の許可も出ています
本物のビールと解禁祝用のシャンパンを購入し殆ど手つかずのワインたちに合流させたものの
さあ飲むぞという気分には未だなぜだか怖くてなれないチキン状態が続く毎日なのです


一億総歯科検診を目指そうという国の試みは大賛成です
健康診断には含まれない項目ですからあくまでも自主性に任せるしかないのが現状です
毎日歯は磨いても口の中をじっくり観察することはありません
信頼できる歯医者さんだらけとなって皆が安心して受診できる体制が整う事を願うばかりです


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