4年ぶりのローマはもちろんなんにも変ってはいません
主な名所旧跡は過去すでに訪ね歩いてるので
ホテルから徒歩圏内を散策してみることにしました
とは言っても外せないだろう改修後のトレヴィの泉とスペイン階段は
空いている朝のうちに拝んでおこうとホテルより直行です






午前でも深い時間になってくるとこの正面エリアは東洋人軍団に占拠され
あちこち藪から棒に自撮り棒が突き出てくるのでした
コインを投げ入れ再来祈願を終えた後は早々に撤収が大正解です
脇道はなおさら変わることがないので記憶を辿りながらそのままスペイン階段へ
果物屋、肉屋、Bar、ジェラート屋をやり過ごすと広場に到着です






ここも早い時間ならそんな混雑はしておらず
階段に長時間座り込んで俄かグレゴリー& オルドリーを決め込む
ジェラート片手の各国観光客も疎らとなります
回を重ねるごと階段トップに立った時の息の上がり方が激しくなり
変わらない風景にあざ笑われてるような気になります






昼間人口はほぼ観光客で占めらているローマの中心街
ミラノに比べればモードが漂う気配はあまり感じられませんが
それでもそこはさすがイタリアの首都
時折り出現するチョイ悪セニョーリ&セニョーラについ目が行ってしまいます






コンドッティからコルソ通りに折れ少し行くとイタリア最古の教会のひとつ
サン・ロレンツォ・イン・ルチーアが静かに佇んでいます
オープンカフェやブランドショップが軒を並べるこじんまりとした広場を抜け
あるお店の日本人スタッフから教わった家庭料理の店に向かいます






ちょっと遅めのランチをこの行列ができるお店で食べます
小道を入ったわかりにくい場所にありながら行列が絶えないとは
味と値段と家庭的サービスがやはりモノを言うのでしょうか
ワイン頂戴というとカラフェでドンと置いていく豪快さも魅力のようです






このお店の売りのひとつがこのオックステールのトマト煮込み
奥にあるパスタもイチオシで本当に麺だけのシンプル仕上げです
隣のロシア人観光客もハラショウとパクついてました

そしてデザートのイチオシはこのオーソドックスでいびつな形のプリン
なぜか端に寄せられてフレンチとの違いは全ての料理にして明白です






食べ終えてみてこの店の人気の秘密がわかったような気がしました
家庭料理を謳うだけあってやっぱり飾りっ気のない本物の「マンマの味」が
きっとここを訪れるローマっ子の胃袋を掴んで離さないのです
かくいう私たちもほんの少しだけローマの懐に入り込めたようです






食べ慣れていない時間帯での昼食だったこともあってか
少々お腹にドーンという感じでしたから消化促進の散歩でホテルまで戻ります
メーデー休暇後だったこともあってか土曜日なのに人通りが少なく感じます
この分なら夕食は軽くてイイねとなったものの
イタリア旅行恒例の困ったときのナンチャッテ中華にご登場願いました






旅の前半戦の終了をこのローマで迎えるにはもってこいの場所が
宿泊したホテルの屋上レストランです
屋外は360度ローマの街を歩いて見渡せるパノラマ付き
朝食後に余韻を吸収しようとコーヒー片手にしばし佇んでみました






スマホで次の目的地の天気を確認してから空港へ出発です
最低気温0℃のいまだ真冬のヘルシンキ
服の用意はしてきたものの一抹の不安を抱えて未知の国への挑戦です
旅の後半戦、よろしかったらお付き合いくださいまし