Cave-man & Save-man [旅の抽斗]
アルベロベッロからナポリへ戻る途中に訪れた洞窟住居の町マテーラ
もちろん世界遺産にも登録されている少々毛色の違う観光スポットです
アルベロベッロ同様イタリアの古い町並みとは一線を画した
異質文化の香り漂う個性的な雰囲気を醸し出しています
バブルを知らない世代が増殖中の日本において
その片鱗を残すビルは都市部でいまだ存在し続けています
簡単な識別法として内装に石材がふんだんに使用されているかどうか
御影石や大理石のほとんどは当時イタリアから大量に輸入され
ウン万円/平米で販売されており、まさに贅を尽くした内装材の王でした
サッシと呼ばれる洞窟住居は石灰岩の岩肌をくり抜いて作られ
石の国イタリアここにアリと言わんばかりの存在感があります
夏は涼しく冬は暖かいという住環境だったのでしょう
解説付きで公開されている家畜と暮らす住居は1K+WIK
おまけに天井高はゆうに3m以上はあるなかなかのものです
ランチタイム休憩を介してナポリへと戻るツアー
レストランにはアメリカ人や台湾人の団体もいて賑やかそのもの
ちょっと気になったのが我がツアーとのメニューの違いでした
予算ありきは勿論の事、国民性をも考慮しての設定は百も承知
旅の醍醐味は観光だけにあらずと
シニアであるが故今後食への投資増を期待したいところです
食の話ついでに私たちの海外旅行における食事事情を紹介しますと
個人旅行ですから一日3食全て自己アレンジは当たり前
ホテルを朝食付きにしてしまえば2食をほぼ滞在日数分考慮すればOKです
がしかし、食事時間での移動をやむなく行うこともしばしばですから
旅の計画において毎回ここでの工夫に私は時間をかけています
移動手段を飛行機とした場合は機内食或いはラウンジ食があるので
昼夜を問わず極力食事時間にフライトがハマるようにします
では、電車・汽車での移動の場合はと申しますと
手っ取り早いのは駅でのテイクアウトを車内へ持ち込むことになりますが
飲み物と一緒に二人分ともなると内容の割には結構バカにならない値段です
往路のローマで購入した週末往復割引により
復路ItaloのPrimoクラスを一人€24で入手していました
じつはこのItalo、主要停車駅に専用ラウンジを設けており
Executiveクラスならフリー、Primoクラスなら一人€9で入場できます
ラウンジ内にはスプマンテや紅白ワインにビールのアルコール類や
各種ソフトドリンクに加えサンドイッチにおつまみやフルーツなどが備えてあり
充分食事としての機能を果たしておりました
定刻夜9時少し前にローマのテルミニ駅に到着しタクシー乗り場へ
やたらファンキーなお兄さんドライバーの可愛らしい車両に乗車です
日本人でしょ?
さすが都会の人間、見る目はちゃんとあるやんけビンゴ
この日でドライバー歴3日のお兄さんは転職組だそうで
前職退職後のブレイクを利用して日本に75日間も滞在したという親日家
和歌山と大阪が長かったとかで変な関西弁を操る変わり種
なんかあったらここへ電話してやと名刺をくれておおきにまたねでした
この日でドライバー歴3日のお兄さんは転職組だそうで
前職退職後のブレイクを利用して日本に75日間も滞在したという親日家
和歌山と大阪が長かったとかで変な関西弁を操る変わり種
なんかあったらここへ電話してやと名刺をくれておおきにまたねでした
無事おかえりやすとベルキャプテンから預けた荷物を受け取り部屋へ上がると
ローマの街はすっかり陽が落ちドッと疲れもでて早めの就寝
しっかり分厚い壁に囲まれた静かな部屋で深い眠りに落ちていくのでした
300Km出ると車内でも案内が表示されるのですね!
新幹線もただいま○○駅を通過以外にも表示してほしいですね(^^)
by ma2ma2 (2017-06-07 07:24)
大阪駅前にある阪神百貨店本店、心斎橋・大丸本店の建物は内装に大理石がふんだんに使われて、大理石に入っている化石を見つけるツアーがあったほどです。
今はどちらも建て替え工事中のためツアーはありません。
内装に使われていた大理石は新店舗でも再利用してほしいものですが、コストアップになるでしょうね。
マテーラの家のトイレと家畜のフンの処理がどうなっているのか興味シンシンです。
臭いと衛生面がちょっと心配です。
大昔の人は耐性があったのかおおらかだったのか、さて。
岩手県・遠野にある南部曲り屋は住居と家畜を飼う部分は繋がってはいますが、壁で仕切られて出入口は別のようだったと記憶です。
と、古民家を見物すると、必ず水回りや下水処理をチェックしてしまう僕でした。
生活には欠かせませんもんね。
by あるいる (2017-06-07 15:38)
岩でできた灰色の街は、異世界のようです。
一年中ヒンヤリしてそうですが、冬は暖かいのですね
寒がりなので、その辺が気になりました^^;
by raomelon (2017-06-07 20:13)
ma2ma2 さん
どうやら200㎞を超えてくると表示が始まっていたようです。新幹線も開
通当初速度表示がされてた記憶があります。大阪-名古屋間の乗車で
したが200㎞を超えたあたりからさすがに興奮状態でした。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-06-07 22:24)
あるいる さん
大正建築とでも言うのでしょうか、石のコラムに壁と床の重厚感は独特
の雰囲気がありました。葉っぱや貝殻などが大理石に含まれているこ
とが多かったですね。その探索ツアーが存在したとは知りませんでした。
日比谷に三信ビルというこれまた大正建築の代表格みたいな建物があ
って、都が文化財として保存するかどうか検討していた中、結局取り壊し
扱いとなってしまいました。新生大丸には石の重みを引き継いでもらいた
いものです。
洞窟住居の衛生状態は劣悪だったそうで、乳幼児の生存率がたったの
50%しか当時はなかったそうですよ。家畜用のスペースが続き部屋で
用意されていて、これがウォークイン家畜スペースのWIKですが、ひとつ
屋根の下には変わりないのでどうしても不衛生となってしまいますね。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-06-07 22:35)
raomelon さん
いつごろこのような洞窟住居が作られたかは今でも定かではないそうで
現在のような形となったのは迫害から逃れてきた修道士たちの手による
モノだという説があります。いずれにせよ洞窟住居と石の家のマテーラは
一種独特です。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-06-07 22:43)
洞窟住居というものが興味深いです。
見ている限り廃墟なのかな。
人が住んではおらず、見世物として細工しているのでしょうか。
ただ、植木鉢なんかを見ていると誰かが住んでいそうで。
しかし、あるいるさんではないけれど、トイレ事情は悪そうですし。
窓から、大きい方は路上に落とす形式のように思えるし。
しかしこれだけの家々が無人だとある意味で怖いし。
水道が生きているから生活感も有り。
単なる建物の博物館なのかなと、気になりました。
by tommy88 (2017-06-08 07:38)
tommy88 さん
町自体は住人が存在して成り立っている反面さすが洞窟住居は展示用
です。石造りの住居に関してはきちんと上下水道も完備されており、普通
の生活が送られているようです。夜になるとライトアップされた町並みが
闇の中でぼんやりと浮かび上がり幻想的な雰囲気を醸し出しているよう
です。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-06-09 22:49)