友人とホテルで電話連絡をとって待ち合わせ場所を確認、と思いきや友人夫妻と同居の
ジュニア夫婦がロビーまで迎えに来てくれるというので、お言葉に甘えます。大概の場所へ
は行けるのに気を使ってくれてるんですね。

親父さんと待ち合わせる時は、いつも約束よりも最低15分は早目に来てたので、そのつもり
で待ってみたものの来ない。約束の時間ギリギリになってようやく現われた新婚さん。新妻が
挨拶を済ませるなり、背負ってたデイパックから何やらおもむろに取り出して手渡そうとします。

親父さんから赤ワインのプレゼントでした。綺麗にパッケージされてたので家内がそのまま
部屋へ持ち帰り、その間二人と近況の交換です。新婚さん...、初々しい!
この息子君、以前親父さんの日本の取引先でホームステイしたことがあり、少々日本語が
話せてたのですが、暫く使ってなかったからヘタッピンになってしまいました。

そう言えば今回の滞在で気付いた事なのですが、ショップの店員さんたちの英語力がすっかり
低下してしまった様な気がします。おそらく近年は中国人観光客の接客が格段に増えたせいで、
英語をあまり話さなくなったからではないでしょうか。その反面、彼らの普通語はかなり上達して
います。言葉って本当に恐ろしい...。『最近お前の日本語はたどたどしい。さては夫婦の会話
が無いのか?』、なんて仲間に勘繰られないようにしなければ...。

何だかさっき歩いて来た道をみんなでもう一度戻っているようで、どうやらお目当てのレストラン
は前号記事中にもチラッと写っていた『スター・ハウス』です。その二階へエスカレーターで
上がって行くと、おお!懐かしの北京楼(北京ガーデン)ではありませんか。

香港大先輩の家内が独身時代からあった老舗レストラン。マキシムグループが経営してる
だけに点心はけっこうイケます。おそらく20年振りくらいにはなるでしょうか、現在もその人気は
健在です。

さて、驚きはこれだけではありませんでした。今朝方フルマラソンに出場した大阪の知人グループ
が10分程遅れて友人とテーブルへやって来ました。聞けばこれからもう日本へ帰ると言うでは
ありませんか。この時の時刻が13時30分くらい。確か彼らは7時15分にスタートしているはず
ですので、なんと、6時間15分後にはもうこの場所にいるという事です!!しかもゴールしたのは
ビクトリアハーバーを挟んンだ向こう岸。

聞けば知人のタイムは3時間と30分で、自己最高記録を叩き出したそうです。あとの二人は
分りませんが、あのシャークに追い抜かれた人でさえ一緒にこの場にいるわけですから、本当に
恐るべし気合と根性であります。脱帽。


慌ただしく食事も済ませた香港マラソン弾丸ツアーの3人を見送った後も、暫し友人家族との
団らんで日曜の午後をゆったり過ごしました。

タクシー乗り場まで移動して友人一家と再会を誓い、その足で旅の目的の一つでもあったあの
新名所へ初めて向かうのでした。食べたばかりではではありますが、今宵の夕食もここでいただく
事になっています。さて、そのニュースポットとは....