実はナポリではもう一箇所、見学で立ち寄ったところがここです。

ナポリ国立考古学博物館

ここまでやるかと言うくらい細やかな作業で完成された
数々のモザイク作品が展示されています。

そして、圧巻はこの作品、戦うアレクサンダー大王です。

残念ながらベスビオ火山噴火の被害で左側が損失して
修復不可能となりました。

そして、最後の展示スペースにはあのファルネーゼの雄牛が
堂々、展示されています。

ベスビオ山の大噴火は一瞬にして富豪の屋敷を数々の美術コレクションと
ともに覆い隠してしまったのですが、長年の発掘調査と修復作業を
経て、現在この博物館内で展示保管されているわけです。



さて、翌3日目のツアーはナポリ湾を渡っていよいよ、
グロッタ・アズーラ(青の洞窟)でお馴染みの
カプリ島へ向かいます。

日曜日と言うこともあってかなかってか、朝から大勢の日帰り観光客で
桟橋はごった返しています。私たちツアー一行は荷物共々乗船する滞在組
ですが、現地のガイド&ヘルパーさんが全て面倒をみてくれるので
各自その所在の確認だけでウキウキ船上観光人となれます。

大型高速船で約一時間、凪の中を快適に航行すると、やがてレモンの島
カプリ島のマリーナ・グランデに到着します。
晴れていても海が荒れることもあり、運が悪いとここまで辿り着く事さえできません。

この日は文字通り快晴の熱い一日、観光客でマリーナは賑わいます。
まずは順調に第一関門を突破です。

島内の道路は非常に狭く、移動は小型乗合バスかタクシーで行ないます。
港から早速小型バスでカプリ島の中心地へ上っていきます。


有名ブランド店も軒を並べるセレブな一面も併せ持つ島、カプリ。
世界各地からまさに老若男女が集います。


カプリのタクシーは全てコンバーチブル、と言うと格好はいいのですが
つまりは幌をかけたゴルフカートのようなものでね。


カプリ島名物といえば真っ先にレモンが挙げられます。
食後のリキュールでお馴染みの『レモン・チェッロ』はここが原産で、
その他カプリ・ウォッチにサンダル、リネンなども有名です。


ローマから同行してくれた現地イタリア人女性ガイドさんがこの散策の間中
どうやら青の洞窟突入機会の調整を行なっていたらしく
暫し土産物を物色していた時、ついにその時がやって来たのでした。

みなさん、Go サインがでましたよ!

一発必中で射止めたこのチャンスを逃すまい、
誰もがそう思いながらいそいそと、再びバスへと乗り込むのでありました。