ブ~ン、ブ~ン、と夏でもないのに、家の周りで蚊の大群でも襲って来たかのような不気味な
音がする。

これ、ひょっとすると近未来の情景の一コマかも知れません。何処からともなく忍び寄って来ては、
玄関先に何やら運んでくるケッタイな物体。よく見ればお向かいの佐藤さんや、向こう隣りの鈴木
さんちの玄関前にも似たような物体が浮いている。

人呼んでその名も『ドローン(drone)』、正式名称は「商用自律航空機」と呼ぶのだそうです。ま
あ、どこからともなくいきなり「どろ~ン」と現れるからこんな名前が付いた、な訳ありませんね。

もう既にご存じの方も多いと思いますが、あの Amazon がアメリカで企んでいる無人配達飛行
物体がこれに当たりますね。どのような仕組みをもって空を飛び、しかも宅配までするというまさ
にロボットと呼んでも過言でない、この機械の正体が知りたくなりました。

無人飛行機の技術たるや、やはりアメリカが一歩も二歩も抜きん出ていますが、あくまで広大な
国土を持つ国の発想であって、我が国では電柱やら何やらと、やたら障害物の多いせせこましい
土地では、最先端の人工知能でも搭載したドローンくんでないと、そう易々職務全うとは問屋が
卸ません。

元々の発想はもちろん、ラジコン飛行機から発展して来たもので、そのラジコン模型の進化を見
ればドローンへと行き着くのは当然です。

かく言う私も若い頃、自作のラジコンヘリを浮かしに多摩川へ出かけたものでした。なにせ初めて
作ったヘリはなかなか浮上してはくれず、その内根負けしてホバリングすらギブアップ。機体は道
具一式と共に今でもロフトの物置スペースに眠っています。もう少し粘っていれば今頃はそれこそ
自作のドローン・モドキが完成して、幸せの一つも配達していたかもしれませんね。

ところで、今朝の休日出勤途中のお話、朝早いのにやけに若い人達で電車が込んでるなと思い
きや、本日横浜スタジアムで恒例の「AKB 握手会」が催されています。

JR関内駅南口スタジアム方面は『握手券』なるモノの売り買いをするふつ~のお兄さんたちと、そ
れを目当てによって来るこれまたふつ~の男子たち。手持ちのグッズを売る子や露店まで出現し
おまけにギター一本で「明日のmiwaちゃん」を目指す女子のライブパフォーマンスまで飛び出し、
本日のスタジアム周辺はたいそう賑やかであります。

グッズ売り場の行列やスタジアム入口を血眼で目指す男子諸君たち。思わずスターウォーズに
登場するあの白い帝国軍兵隊ロボット、ストーム・トルーパーの隊列を想像してしまいました。