お城の出入り口から高台伝いに周回する形で、チェスキー・クルムロフの中心街へと下って行きます。
なだらかな一本道の下りですから、今度は本体からはぐれると言うような失態は犯しません。




川のある風景には無意識に目が惹かれて行きます。もしもこの町にこの川が無かったら、おそらく世界
遺産には登録されていなかったのではないかというくらい、風景の『胆』となっています。



グラウンド・レベルまで降りてくると、お城の敷地内に回廊らしき建築物が現れてきます。聞けばなんと
全長1kmもあるそうな。お城内の移動もままなりません。





鳥のさえずりがにわかに人の気配に代わり始めた頃、一行が出発した地点と正反対の町の入口へと
やって来ました。ラフティングには少々川の流れが緩やか過ぎますが、浅い川底の事を考慮すれば
ゴムボートしかありません。



では、町の中心にある広場へ向かって進んでいく事にしましょう。









見覚えのある広場へと入って来ました。陽の下で見ると全然雰囲気が違います。ここでお昼まで一旦
自由行動となりましたので、大手を振って残り少ない時間を有効に使う事にしましょう。



昼バージョンの横丁から見たお城



こんな狭い道を車が往来しています



何屋さんでしょう?



地元の銘菓、シンプル焼き菓子Trdelník


小腹が空いてしまったのと、好奇心から家内と一口ずつ摘んでみることに。ほのかなバターの香りと
シンプルな砂糖味でした。

さて、いよいよチェスキー・クルムロフともお別れの時がやって来ました。締めくくりはなんと言っても
この地が発祥のピルスナー・チェコビール。アメリカへ技術と共に移民したチェコ人が創り上げた傑作
バドワイザー誕生の秘話です。



お一人様一杯生のサービス付きランチ、家内の分を黒にしてもらってハーフ&ハーフでご機嫌です。
同席したお仲間へも黒のお裾分けをし、さて、残り工程の安全を祈念して乾杯。


駐車場のビールの山の謎はこれで解けました。



昼のビールでほろ酔い気分、180km先のプラハへ向け、いざ出発!