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中欧の旅 プラハの夏 [旅の抽斗]


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ウィーンのホテルのエレベーターホールで、同じフロアに滞在していた白人のおっちゃんから「これから
この後何処へ行くんだ」と聞かれたので、「チェスキー・クルムロフとプラハへ」と当たり前な返事をした。
するとそのおっちゃんの顔が見る見る満面の笑顔へと変って行き、

プラハはエエ、プラハはエエでぇ!

と、チェスキーではなく、プラハをここまでの感嘆と一緒に称賛したお言葉をいただいたのであった。
正直、意外でもあったのだった。


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そんな事があったから、なおさら私のプラハに対する期待はバスが近づくにつれ、大きく膨れ上がって
行くのでした。


旅の最終目的地プラハでの一日目は、夕食前にチェックインした部屋の交換から始まりました。という
のも、バスタブが付いていないということで、添乗員さんが契約と違うとホテルにクレームをつけてバス
タブ付の部屋と交換させたのでした。JALパックのコダワリというヤツですね。

思わぬ移動で時間をロスしてしまいましたが、今宵一行はちょっとめかし込んでのディナーへ繰り出す
ことになりました。なにせミシュラン星付の老舗レストランでシャンパンまでいただけるという、この旅一
番の夕食だったからです。


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レストランよりもトラムの方に目が...


外観は旧市街地にある小さなホテルの一階にあるレストランそのものなんですが、一歩店内へ入って
行くと天井が吹き抜けで、壁をモザイクタイルで仕上げたクラシックとアラビックの合作造作の中を
ベテランらしきギャルソン達がサービスにフル回転中でした。


明けて翌日はプラハの、と言うよりも、とうとうツアーの最終日となってしまいました。久し振りにお天道
様の顔を拝ませていたただいた、そんな少しヒンヤリとした爽やかな朝です。


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意外にも華奢で小柄な愛想の良いプラハ美人さんにサーブしてもらった朝食を済ませた後、まず一行が
向かった先はプラハ城そばにあるストラホフ修道院です。


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この修道院にある『哲学の間』の蔵書の数ときたら、圧巻そのもの。


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プラハ城観光の起点プラニャ二広場からスタートです。広場の周りは貴族の宮殿で、『アマデウス』
のロケも行なわれたそうです。


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プラハ城正面入口の聖ヴィート大聖堂。ロマネスクからゴシックへの変遷が建物のあちこちで見られる
そうな。さてさて、何処がどうなのか?


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ステンドグラスとホログラフの組み合わせは迫力満点


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毎度の事ながらこの類の歴史的建造物を見学する度、よくぞここまで造ったものだと、ただただ関心
するばかりです。地震が無いと言っていいヨーロッパだからこそこうして残っていられるのも事実です。


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お向かいの聖イジー教会も当時のロマネスク建築の遺産のひとつですね。

広大なチェコ城敷地内ではまだまだ歩き応えを残してくれる、午前前半のプラハ観光です。


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コメント 9

あるいる

西欧の石造りの建築は日本では見られない素晴らしいもののひとつですね。
映画「薔薇の名前」に登場した修道院はロマネスク様式で、
空へ伸びる尖塔や外壁、天井や柱などのゴシック様式の精緻で重なり合う凝った装飾はなく、
すとんとシンプルな形だと理解しています。
間違っていたらごめんなさい。
それにしても「哲学の間」の天井装飾は修道院とは思えないくらいの華麗さですね。
哲学しないで、天上ばかり見上げていそうな僕ですよ。

by あるいる (2014-09-20 03:38) 

ma2ma2

バスタブは日本人にとってあるとないとでは大違いですね!
シドニーではシャワーしかなく疲れが取れなかったです(^^ゞ
by ma2ma2 (2014-09-20 05:31) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

あるいる さん

ガイドさんのおかげで建築様式の違いが分かるようになったの
ですが、帰国後はどうやら頭の中から自然消滅してしまった
ようです。
神学の部屋というのもあって、こちらの蔵書も迫力満点でした。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2014-09-21 08:52) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

ma2ma2 さん

海外では一度も使ったことがないバスタブだったので、気にしない
旨を伝えたのですが、そこは妥協が許されないのでしょう。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2014-09-21 09:06) 

orange

こんばんは。
いいですねぇ。プラハ。昔、行った頃はまだチェコスロバキアだった頃で、石炭を燃料にしているため..煤けた印象でした。
それがまた味わいだったのですが。
変わらぬモルダウの流れ。歴史の流れと共に。ですね。
by orange (2014-09-21 21:47) 

tommy88

欧州のかっこよさは、図書館にあると思っています。
昔、資生堂のCMで、日本にはない図書館が使われていました。
そこには「重厚」な空気と光も描かれていました。
「お姉さん」が輝くのですが、やはりその室内の落ち着いた空気。
「お姉さん」と共に、憧れるのでした。
長女がパリで使っていた図書館も、まさに重厚な雰囲気でした。
落ち着いてしまい、勉強してしまう空気です。
もちろん、1月にはそんな場所で1冊読み終えちゃうのでした。


by tommy88 (2014-09-22 05:08) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

orange さん

ビロード革命以前のプラハとは随分雰囲気が変わったのでしょうね。
おそらく地元民の表情自体が格段に変化したのだと察します。実は
陽気で人懐っこい人たちなんですよ。お店やレストランでの応対も
丁寧で暖かいものがあり、すっかりチェコファンとなってしまいました。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2014-09-22 22:57) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

tommy88 さん

日本では全くと言っていいほど縁がなかった図書館でしたが、大学
時代には大層世話になりました。図書館とレポート作成は切っても
切れないものでした。
『館』と付く建築物には歴史の重みがドッシリと乗っかる欧州ですね。
中に突っ立っているだけでなんだか頭が良くなって行きそうです。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2014-09-22 23:04) 

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