中欧の旅 チェスキー・クルムロフ 後編 [旅の抽斗]
お城の出入り口から高台伝いに周回する形で、チェスキー・クルムロフの中心街へと下って行きます。
なだらかな一本道の下りですから、今度は本体からはぐれると言うような失態は犯しません。
川のある風景には無意識に目が惹かれて行きます。もしもこの町にこの川が無かったら、おそらく世界
遺産には登録されていなかったのではないかというくらい、風景の『胆』となっています。
グラウンド・レベルまで降りてくると、お城の敷地内に回廊らしき建築物が現れてきます。聞けばなんと
全長1kmもあるそうな。お城内の移動もままなりません。
鳥のさえずりがにわかに人の気配に代わり始めた頃、一行が出発した地点と正反対の町の入口へと
やって来ました。ラフティングには少々川の流れが緩やか過ぎますが、浅い川底の事を考慮すれば
ゴムボートしかありません。
では、町の中心にある広場へ向かって進んでいく事にしましょう。
見覚えのある広場へと入って来ました。陽の下で見ると全然雰囲気が違います。ここでお昼まで一旦
自由行動となりましたので、大手を振って残り少ない時間を有効に使う事にしましょう。
小腹が空いてしまったのと、好奇心から家内と一口ずつ摘んでみることに。ほのかなバターの香りと
シンプルな砂糖味でした。
さて、いよいよチェスキー・クルムロフともお別れの時がやって来ました。締めくくりはなんと言っても
この地が発祥のピルスナー・チェコビール。アメリカへ技術と共に移民したチェコ人が創り上げた傑作
バドワイザー誕生の秘話です。
お一人様一杯生のサービス付きランチ、家内の分を黒にしてもらってハーフ&ハーフでご機嫌です。
同席したお仲間へも黒のお裾分けをし、さて、残り工程の安全を祈念して乾杯。
駐車場のビールの山の謎はこれで解けました。
昼のビールでほろ酔い気分、180km先のプラハへ向け、いざ出発!
お城の回廊は南禅寺裏にある京都の疎水みたいですね!
HOTELも何か日本のペンションみたいで可愛らしいですね(^^)
by ma2ma2 (2014-09-17 21:37)
ゆったりした流れの川に、へばりつくような家並み。
時間をかけて、万歩計を外して歩きたいところです。
石畳の道は車椅子の方には苦痛でしょうが、風情があります。
そして、ビールか。いいですねぇー。
by tommy88 (2014-09-18 05:10)
見事に蛇行した川の流れは、釧路湿原を思い起こさせてくれました。
チェコにも北海道にも行ったことはありませんが。
バドワイザーは何度も飲んでいますが、チェコのビールは飲んだことがないような。
携帯電話のメモ帳にしっかりとメモです。
ピルスナー、覚えておかないといけません。
by あるいる (2014-09-18 15:47)
ma2ma2 さん
多層階になっているところが凄かったですよ。上りと下り、荷物専用
とか、よくぞ造ったって感じです。町の規模からしてペンションが
お似合いです。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2014-09-18 22:18)
tommy88 さん
町の周回はアップダウンを含め、ベストなトレッキングとなりそうです。
「歩きやすい、履き慣れた靴を必ずお持ちください」と、旅行説明には
うるさいほど書かれていますし、添乗員さんも毎日繰り返すフレーズ
です。ヨーロッパの道は全て石畳といっていいほど畳み掛けてきます
から、先生もパリヘは必ず持参してください。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2014-09-18 22:24)
あるいる さん
水より安いチェコビールは口当たりものど越しもよく旨かったです。
ビールの起源はローマ時代へ遡りますが、本当に美味しく飲める
ものが出来上がったのはいつなんでしょうね。日本で武将たちが
天下取ったる、と血色ばんでた頃、既にチェコでは冷え冷えの生を
飲んでたのでしょうか?輸入されているはずですので機会があれば
お試しを。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2014-09-18 22:30)