とにかく物価の高い国フランス。円安の追い討ちもありますが、それにしても全てのモノが高過ぎるの
ですよ。

地下鉄初乗り1.7ユーロ。悪名高い大阪地下鉄よりぜんぜん高い!

食べはしませんでしたが、ラーメン一杯12ユーロ、鍋焼きうどん18ユーロ、餃子一皿8ユーロ。パリへ
行って日本食が恋しくなってもハードルは高しですよ。



とにかく手軽に食事ができるカフェだって、一人3,000円位すぐにかかってしまいます。カジュアルな
レストランでのセットランチは12~15ユーロで、前菜とメインまたはメインとデザートというパターンが
一般的で、コーヒー・紅茶の類はもちろん別会計です。ちなみにコーヒーと言うとエスプレッソで、
アメリカーノが普通のコーヒーですね。さすがラテン語圏、イタリアと全く同じです。



肝心の味はと言うと、お世辞にも旨いとは評せません。旨いモノが食べたければやはり星付を訪ねる
しかないようで、この中間に属する処でも二人で飲んで食べれば軽く1万円は超えてしまいます。この
手のレストランでよくワイン一杯に一品だけ注文している客を見かけるのも当然ですね。




バケットを片手に齧りながら街を闊歩するなんてフランス人はカッコイイと思っていましたが、ランチ代
を節約する手段であったとは、まったく理に適っています。

タクシー初乗り3.8~4.2ユーロ。確かパリは後者だったと思いますが、これは首都圏より若干お安い。
でも、メーターの上がり方は同じようなものなのでやたらめったら使う訳にはいきません。ましてやチップ
も必要ですからね。



JやVのカード会社が運営する平日オープンのラウンジはフリーのWifiが完備されているそうで、ひょっと
したらお茶やお水のディスペンサーなんかもあったりしそうだから、こんなパリでも日本人観光客にとって
はオアシス的な存在になるかもしれません。地元情報も仕入れられるので使わない手はありませんね。

こうして見て行くと、2ユーロでランチが食べれておまけにお釣りが来る国なんて、G8では日本くらいなもん
ですよ。長らくデフレの湯船に浸かり過ぎた私達日本人にとって、改めて日本はなんでも揃っていてなんと
住み易い所なのかと、こうして外から眺めた時につくづくそう感じてしまうのです。

 

追伸: 只今本年最後の海外出張で渦中の地香港に来ています。夕食前のひと時、ホテルのラウンジから

何事も起こらなかったかのように静かなヴィクトリア・ハーバーを眺めながらの更新と訪問です。

お向かいのホテルにヘリがやって来て、その後ろの香港島ではそろそろイルミネーションが点灯し始め

ました。