ストラスブールへ行く途中での「スリ未遂事件」の話を覚えていらっしゃるでしょうか。実はここパリには
私も初体験な新たな手口が存在していたのでした。

朝食後早目にホテルを後にした私達はチュイルリー公園内を散歩しながらフォーブルサントノーレ街へ移動
する予定でした。

公園の遊歩道へ入るや否や何処からともなく現われし5~6人の高校生らしき男女が、私たちの方へ近づいて
来て「英語は話せるか?」と聞いてきます。質問をして来た青年を見ればその手には署名ボードらしき物を
持ち、覗けば既に数人分の記載がありますが全員どこか挙動不審です。

なんのことはない、そのボードは昔新聞だったスリの道具の代替えで、しかもこんな若い連中が朝っぱらから
正々堂々と行為に及んでいるというなんとも情けない事実。女の子が家内のバッグ目がけて近づこうとしたの
で、「彼女に手を触れるな!」と大声で一蹴しながら一度外の通りへ出ることにしました。



繰返しになりますが、どうやら彼らの手口はより巧妙になっていますので、万が一このような場面に遭遇し
た時は日本語でいいから大声で怒りましょう。さもなければせっかくの楽しい旅が台無しとなってしまいま
すからね。

気を取り直してお土産ショッピングの開始です。お菓子系の有名処は既に日本進出済みなので物めずらしさ
には欠けてしまいますが、パリの本店で購入と言うだけの付加価値を付けることにします。




星が9つある事が自慢のブリストルホテルで、そのうちの一つを持つレストランにて昼食を試みましたが、
土曜日はディナーのみと言う事であえなく断念。仕方がないのでホテルのコーヒーショップで食べたの
ですが、さすがブリストル、お高いクラブハウスサンド&パスタとなってしまいました。



エリゼ宮


サントノーレ通りを戻って来ると一軒のお店に何やら行列が出来ています。これが東洋系ではなく全員白人
の方々だったのでちょっとビックリです。レディ・ガガでお馴染みの有名靴店でした。履きこなすのが大変そ
うな靴なのに大人気なんでよすね。



マドレーヌ教会



サントノーレ通りからオペラ座へやって来くると人出の多さに少々驚きます。パリ観光の中心的存在なのか
どうかは分かりませんが、確かにあの2階建て市内観光バスと空港バスはこの辺りから出ています。



パリでもその存在感は健在です


それに引き換えなんとも殺風景なヴァンドーム広場だこと。ダヴィンチコードでトムハンクス扮する教授が
宿泊していた名門ホテルが改築中だったことも影響しているのか!?




夕食時間のスタートが遅いパリのレストラン、時間潰しではないですがもうひと揉まれされるため、デパート
見物&休憩を兼ねて再びオペラ座方面へ。



デパート内はクリスマス一色です。そして、ブランド店はC国観光客に見事ジャックされていました。




最上階にあるカフェテリアで暫しの休憩。この球体,本当はオレンジ色なのですが何度トライしてもこのよう
な色になってしまいます。写真って本当に難しい!


正味二日間のパリ滞在でしたがミッション&目的は全て達成され、後ろ髪を引かれつつこの地を後にすること
になりますが、これがリピート訪問させてしまうこの街の魅力なのでしょうね。満腹よりも7分目、気に入っ
た時の方程式みたいなものかなぁ。



パリ上空の飛行機雲の由来は果たしてこのシャルルドゴール空港の設計にあるのか!? クロスオーバー
な名物フラットエスカレーターはあのピロピロ・サウンドと共にパリに居る事の実感を与えてくれます。



パリから再びフランクフルトへ移動し、成田への帰国便に乗り継ぐわけですが、思えば結構遠回りな旅と
なってしまいました。でも、このルートのおかげで念願のストラスブールへも行くことが出来ましたし、
余分に貰えたフライオン・マイルのおかげで、今年はステイタスのランクアップにも成功しました。



フランクフルト国際空港Dターミナルロビー


ちょいとハチャメチャな旅ですが、よろしかったら同ルートでいかがでしょうか?