第三の目的地ロサンゼルスに滞在するのは10年振り位になるでしょうか、慢性化された酷い渋滞が気掛か
りだったのですが、陽気なバングラディシュ人のドライバーさんとの会話も手伝って、苦も無く時間どおり
でホテルに到着しました。

今回滞在したのはダウンタウンから少し外れた新興商業エリアで、高速道路を隔てて間近にはディープな
エリアも点在するちょっと変わったところです。32年前の出来事のせいでしょうか、どうしてもこういう
場所に惹きつけられてしまう私です。




ただし、レンタカーを借りる元気はもう持ち合わせていませんので、日本の旅行社が主催するオプショナル
ツアーを屈指しながら楽しむことにしました。


さて、ロサンゼルス市内に天文台があるのをご存知でしょうか?





正面玄関ホール設置されたフーコーの振り子


グリフィス・グリフィスさんという大富豪が所有する小高い丘に、彼が大好きだった天体観測をする為の
天文台を建造し、それをそのまま彼の死後ロサンゼルス市へ寄贈されたのがこのグリフィス天文台です。
遺言には「無料で開放するように」と記されていたため、現在でも彼の意思は引き継がれています。

天文台と反対側の公園からは、ハリウッド映画やドラマにもしばしば登場する夜景を臨むことが出来ます。
従ってこの辺りは有名なデートコースでもあるわけで、天文台への坂の途中にはギッシリと車が停められて
いましたよ。



1970年、これ見たさに半日並んでやっと入場出来たかと思いきや、許された時間はほんの数秒間だけ。
今では待ち時間無しでしかも無料、加えて視界を遮る人影もなくじっくりと観察させていただきました。



エドワードが不慣れなマニュアルシフトのロータスをエンスト寸前にしながらも下り降りて来た坂道こそ
メルローズからこの天文台へのアクセス道路だったのかと、改めて映画の一シーンを思い浮かべてしまい
ます。

実際、ビバリーヒルズにある老舗ステーキハウスでの夕食付きツアーでしたので、現地集合にしてもらい
時間まで暫し散策させてもらいました。




ヴィヴィアンが闊歩した時からはだいぶ変化したロデオドライブ



あのPHは今でも健在か?
ホテル前にはバス停はありません


帰りの機内エンターテイメントでなぜか上映していた" プリティー・ウーマン " これがレモンジーナの
オッチャンかと画面に見入り、時の流れを感じながらまたしても観てしまいました。