ディキシーJazzとミシシッピー川本物蒸気船ランチ・ブッフェクルーズに参加したあと

リバーサイドウォークよろしく辺りをくまなくぷらぷらやっていて

フレンチマーケットのとあるお土産フード店内を物色しながら

タバスココーナー陳列棚前であれこれ家内に話しかけていた時だった





Oh, Do you speak French ?



後ろからいきなり白人のご婦人に声をかけられた

質問が唐突だったが明らかに私の答えはノーだったのでそのとおり返答し

Do you ? と悪戯っぽく振ってみる



するとそのご婦人、自分はテキサスからやって来たのだと言い

てっきり私がフランス語をしゃべっていたのかと思ったらしい

どうやら私の日本語はここニューオリンズではフレンチに聞こえるのだな

やだぁ、それは失礼とばかり大笑いするカウガール

店を出る時わたしたちに大きく両手を振ってサヨナラしてくれた





ニューオリンズにはラム&レモネードという夏らしい特製カクテルがある

これが目当てではなかったが喉もカラカラになったので

生ビールでもとオープンバーで休憩することに





先に私が奥の席へ歩を進めていると、いきなり白人のお嬢さんが家内の腕を掴んで

 I like your pants, very nice !

私にはそう後ろから聞こえたのだがビックリした家内はプチパニックに

すぐに家内へ伝えた私の通訳はなぜか英語だったが伝わり

一転笑顔で間延びしたサンキューを慌ててお嬢さんに伝えている





二度あることはやっぱり三度あるのだな

翌日最終日の夕方、バーボンストリートで再び家内がいきなり女性に腕を掴まれた

らしい

撮影に夢中になっていたので気が付かなかったが、犯人はあのフレンチカウガール

家内に教えられ後ろを振り返ると、彼方で大きく両手を振る姿が

いかも今度は4本だったので連れの友人も道連れにしたのだろう





もし、アメリカでいきなり女性に腕を掴まれたなら物怖じせず

次に出ててくる言葉にほのかな期待を抱くことにしよう

なぜなら、他人の身体に無断で触れるような最も危険なリスクを冒してまで

自分の気持ちををどうしても伝えたい衝動を抑えきれない結果だからだ

それとも、東洋人の腕は単に掴みやすいからだろうか?



ニューオリンズ、いよいよ佳境へ