なんだかんだと野暮用やスタッフとの飲み会などで、今週明けからバタバタ
気味です。すっかり生活のリズムも狂って、ご贔屓いただいている皆様への
訪問やコメントが疎かになってしまいました。どうもすみません。

この間、ある雑誌の電子版コラムを見ていたら、日本人夫婦の多くは子供が
生まれると、たちまちお互いの呼称が『パパ・ママ』や『お父さん・お母さん』へと
変わってしまい、水入らずの時の何とかチャ~ンなんていう甘いのが何処かへ
すっ飛んじゃうんだそうです。

だからこういうのを傍で聞いたことのある外国人は一様に驚き、なんで自分の
お父さんやお母さんの事を呼び合っているのか理解に苦しむというわけです。
外国でパパやママと言ったら実か義理の両親の事ですもんね。それを夫婦で
呼び合っていればそりゃあ滑稽に映るのも仕方ない。

原因は我々日本人社会において、どうも各々の役割を呼称にしてしまう文化と
習慣がそうさせているようです。子供が生まれたらダーリンはパパかお父さんへ、
ハニーはママかお母さんへと変身です。
あっ、そうそう。そう言えば日本語にはこのダーリンとかハニーと同義の言葉が
存在しませんよね。強いて言うなら『あなた』とか『おい』とか、またまた外国人
には訳が分んない人称代名詞的表現があります。

そして、一歩家の外へと出ると会社では上司を肩書で、学校では先生を先生と
呼びます。まあ、肩書の前にそれぞれ苗字が入ることが多いですが、それでも
欧米のように名前で呼ぶことはまず有り得ないという事です。見事初戦を
突破したなでしこジャパンの場合は、例外的に佐々木監督のことを則夫ちゃん
と呼んでいますよね。

ただ、子供も大きくなって独立でもしようかというくらいになると、夫は妻の名を
呼び捨てにするケースが増え、一応名前呼びへと回帰はします。妻は
相変わらずお父さんみたいですけどね。うちの姉妹のところはまさにこの
パターンです。

で、肝心のお宅はどうなの?ですよね。
うちはですね、この期に及んで未だお互い、チャン付けの愛称で呼んでます。