本格的に学生さんが戻って来た今朝のラッシュは、いつも以上にヒートアップして、
オマケにいきなりの遅延ときたので、得したはずがなんだか出鼻を挫かれたようです。
ああ、もう一本早いのに乗っておけばは、後の祭りの常套句ですね。

それともう一つ、やっぱり駆け込み乗車が多く、必ずやらかすのが荷物をドアに挟む
失態。その分又出発が遅れて結局遅延の大原因です。近年のJRはこの遅延が発生
すると必ず最寄りの乗換駅で時間調整をやらかします。お蔭でドンドンどんどん、
寿司めしはにぎりから、やがて大阪押し寿司へと変形して行きます。全くブルーです。

オマケにもう一つ、その昔では、ホームの黄色い線の外側を堂々と歩く強者なんて
酔っ払いくらいしか居なかったのが、今は老若男女、後ろから電車が来てようが
まったく御構い無しで、あの物凄く遠慮がちな警笛も全く役に立たずです。今朝私が
目撃した一シーンでは、女子学生の半袖制服の袖先が完璧に電車と接触してたという
驚愕(!?)ものでしたよ。ハッキリ言ってみんな電車のこと、全然ビビッていないんです。
いくら鉄からアルミに変わったと言っても、接触したらダダでは済まないのに...。


という具合に大好きなはずのパターンで始まった9月でしたが、何だかスッキリとしない
一日となってしまったようです。
こんな日はどこかで気分転換してすっかり気持ちを入れ替え、気合も入れ直して行けば
終わり良ければ...となるんですが、やっぱり人生、甘くはありませんね。

仕事がお昼時間へ喰い込んでしまったので、ここぞとばかり時間差を利用して、いつもの
時間では満席で入れない洋食屋さんでマンデーランチをすることにしました。ちょうど
第一陣が終わった頃の抜群のタイミングで入店し、メニューを見れば好物のチキンカツが
チョイスにあるではありませんか(ハワイ時代からのチキンカツ・ファンです)。

     おお~、これで流れも変わるわ。よしよし。

実に細やかなきっかけですが、こと食べ物ですから、山椒は小粒で...くらいの効果
有りです。この洋食屋さんのデミグラス・ソースは結構イケてて、かなりの上出来でした。
一気に、しかし上品に(?)ぺろりと平らげ、食後のアイスコーヒーのストローに口を
つけた時でした。

     なんであんなお客さん通すのかね、この忙しい時間に。
    

片付けをしながらオーナーがコックさんに、3人だと言ってバギーと共に入ってきたカップルの
事を愚痴り始めました。バギーのお子は父親の膝元へ行ったため、どうやら空のバギーが
大切な二人掛けのテーブルを占拠したようでした。愚痴の矛先は案内したウェイトレスの
おばちゃんへ。せめて私ともう一人の客が、会計を済ませた空の店内でやって欲しかった。
寡黙なコックさんのオーナーへ向けた無言の背中が、何故かそう言う風に言っているようでした。

モヤモヤで事務所へ戻ると、午後イチからはどうもバグだらけの最近導入した新しい電話回線
システムの三度目の調整に業者さんが来社。いい加減もう終わるだろうと高をくくっていたら、
夕方の来客時間になっても終了せず。部外者がいる所で込み入った話も出来ないと、行きたく
もない傍の喫茶店へと客人を誘います。

終業近く前に戻るとさすがに業者さんは退散した後でしたが、聞けばまだダメだということ。
その報告と共に今度は経理担当が、ある業者さんからの請求の件で問題があったと言います。
聞けばどうやら旨く丸め込まれたらしい。本来ならば真っ先に口から出なきゃあいけない、

     何やってんの?

ですが、ここは何故か、よっしゃ、仇打ったるわ、でした。なんでやろ?

最初は私の事を勿論知らない高飛車な担当でしたが、ここはぐっと大人に冷静に。ポイントを
突くと一端電話を置かせてほしいとのことで、はい、そうして下さいと即答。
30分ほどでコールバックがあり、第一声が

     先ほどは大変失礼いたしました.......。

全面勝利が確定した瞬間です。だから社長は辞められまへん!?
と言うか、普通はここで出て来ないわな。だから This is a Reisai-Kigyo なんですね。
始終丁重に、そして迅速な処理の礼を言って電話を置きます。The end of the day.

本当に終わり良ければでした。 ハイ、チーズ!