月末のいつもの忙しさに加え、この日曜日から調子が悪かった喉がついに
爆発してしまい、昨日は会社に居る時からの悪寒的中で、久し振りに38度超の
発熱をやらかしてしまいました。

食事もそこそこにしてロキソニンを飲み、ひと風呂浴びてベッドへ直行したのですが、
そこはやはり気になるジャイアンツ。でも、ゲームが進むにつれてますます熱が
上がって来たので、冷えピタ貼って大人しく就寝することにしました。もしあのまま
最後まで観てたら、きっと救急車を呼ぶ羽目になっていたでしょう。

目をつむったらそのまま爆睡状態直行の私でも、さすがこの宵の口からはそうも行かず、
あれやこれやと頭の中に残っている不可解な事柄に思いを巡らすのでありました。

その中でも一番不思議でならなかったのがアメリカのハリケーン・サンディです。
日本での報道を見る限り、とてつもない巨大台風が東海岸を直撃し、70名以上もの
命を奪い、あのニューヨークを一瞬にしてゴーズトタウンにしてしまったと、受け取らざる
を得ませんでした。

果たしてサンディがそれほどまで途轍もないハリケーンだったのかと、どうしてもその
真相が知りたくなって日本の台風との比較記事はないものかと、あちこち探ってみた
ものの、そんな記事はいっこうに見当たらなかったのです。しかし、上陸前のニュースの
中に確かその時点の勢力が

     950ヘクトパスカル 最大風速37メートル

と書いてあったような記憶を辿り、上陸後の被害を伝えるニュースで時速表示されている
風速を秒速換算すると、大体37~38メートルになるんですね。

と言うことはつまり、日本に毎年幾度か被害をもたらすあの台風とあまり遜色ないという
ことになります。亡くなられた方や被害に遭われた方々には申し訳ないのですが、いかに
ニューヨークをはじめとするアメリカと言う国の自然災害に対するリスク管理のずさんさが
どうしても垣間見えてきます。

台風が来るからと言って各証券取引所は取引を中止なんかにしません。
学校は状況に応じて休校するかどうかを決めていますが、休校してもせいぜい一日です。
公共交通機関の運休はありますが、特別な状況でない限り丸一日運休することはあり
ません。
停電はスポット的に発生はするものの、560万世帯にも及ぶ電気を何日も消したまま
にはしたりしません。
そして、風が吹いて傘を滅茶苦茶にされようが、横殴りの雨に服をビシャビシャにされ
ようが、勤め人は何とかして会社へ行こうとするのです。

いくら滅多に来ないからと言っても、あまりにも悠長に構えすぎているGDP世界第一位
のアメリカが時々解らなくなります。一方そんな国の後塵を拝するタフ・ニッポン。
その災害危機管理に以外にも新興国からスポットを当てられていますが、やっぱり
政・経の場でそのタフネスさを示さない限り、世界から置いてけぼりを喰らうのでしょう。

こんな事を考えてたらいつの間にか眠ってしまったようで、夜中にパジャマが汗で
ビッショリとなって着替えに起き、おかげで熱だけはどうやら下がったようです。

皆さん、悪い風邪にはくれぐれも注意しましょう。