それにしても下馬評・酷評を見事裏切って、侍ジャパンは勝ち進んでまいりました。
まさかのセミファイナル出場とは、TV中継放送毎に視聴率がアップしていくのも無理はありませ
ん。その相手は果たしてプエルトリコかドミニカ共和国か? どっちにしてもカリブの海賊達を敵
に回す事になるわけですから、ここは気を今一度引き締めてかからねばなりませんね。

その侍ジャパンが強化試合として戦ったメジャーとの2銭は1勝1敗の五分と、仕上がりの違いは
あれど善戦したのではないでしょうか。そして今回、侍ジャパンが準決勝を戦うサンフランシスコ
のジャイアンツ球場。ちょうど空港からダウンタウンのホテルへ向かう途中の右手海沿いにその
雄姿が現れます。

さて、このサンフランシスコ・ジャイアンツと言えば私の頭に浮かぶのは2007年までプレーした
バリー・ボンズですね。晩年は禁止薬物使用のスキャンダルや実際の裁判などで渦中の人とな
り、チームや球界から孤立してしまうのですが、私にはあのパワーヒッターが放つホームランの
醍醐味が忘れられません。

ホームゲームの際、球場外の海にボートが何艘も出動し、ボンズの場外ホームランをグローブ
片手に今か今かと待ち受ける名物ファンの様子は、日本のお茶の間にも結構紹介されました。
夏のシーズンにはシュノーケル隊まで出動するほどの騒ぎになるそうです。

そのバリー・ボンズが2000年日米野球で来日した時、幸運にもチケットが手に入って東京ドーム
へ観戦に出かけたことがあります。一塁側2階席でしたが、生まれて初めてこの目で見たメジャー
リーガーは迫力満点でした。

とくに当時まだ読売ジャイアンツに在籍していたゴジラ松井とボンズのホームラン合戦は、ベース
ボールファンにはたまらない一シーンでした。また、佐々木がシアトルマリナーズから選出されて
この時MLBチームの一員として来日し、クローザーとして登場しています。

この試合では残念ながらボンズの快音は聞けませんでしたが、まことラッキーな事に、彼が放った
ファールボールが偶然にも私の足元まで飛んできてビックリ! すぐさまスタッフが飛んできて、
「大丈夫でしたか?」の質問と同時に、私はそのボールを彼女へ返そうとしていました。

「いいんですよ、差し上げます!」 この頃からでしょうか、ファールボールも観戦者へプレゼントし
始めたのは!? 傷と汚れがバッチリとついたオフィシャルMLBのボールは、今でも大切に本棚
の一角に鎮座しています。記事書きに詰まった時にはこいつを握り締め、意味も無くフォークや
スライダーの握りを真似てみたり。最近ではツーシームに凝っています。

サンフランシスコ現地時間17日18:00、日本時間明19日月曜日10:00
対戦相手はドミニカ共和国に順位決定戦で敗れたプエルトリコに決定したみたいです。予選無敗
の快進撃でここまで進んできたドミニカ共和国との対戦を避けられたのも、侍ジャパンが何かを
持っているからか!?

さあ、決戦ですよ! ここまで来たんだから三連覇してくれっ!!
 ただし、こちら横浜は雨予報のblue Mondayだ!!