気が付けばもう師走、どおりで忙しいはず。済ませられることは年内でと、この12月に無理やり
押し込んだ予定や案件を、取り敢えず一つずつ潰していく。

来年からは運気も右肩上がりだというし、お世辞にも自然な空気とは言い難い密閉されたビルの
一角で、朽ちかけても何とか生き残った植木の葉が次々と芽吹くのを目の当たりにすると、当然
ながらその期待もほのかに膨らんでいきます。そうそう、庭の柚子と金柑の木にも例年にない程
沢山の実が付いたのもなにかのサインかなと、ほのかな期待も湧いてきます。

健康のためにと始めた家内の散歩に誘われ、ポカポカ陽気の日曜日に近くの公園まで息抜き
遠征です。サクラの名所で少々名の知れた区民の憩いの場のこの公園、20年以上も近所に住
んでいながら訪れた回数は未だ片手で数えられるほどと、トホホで不良区民な私です。だから、
勿論花見などしたことはないのです。

休みの日にこの公園の傍を車で通ると、駐車場入場待ちの車列が出来上がっていて、いったい
この人たちは何をしにここへ来るのかと、その度に思うのでした。

家内と公園内を2周する間に、あちらこちらでおもいおもいの過ごし方をする家族連れや老若
カップルの姿を見ていると、こういうのもアリだなとその牧歌的空気に引き込まれる自分がそこに
いるのでした。

滅多に訪れない公園で、プリンセス天功をも遥かに凌ぐ鳥たちのイリュージョンまで拝見できる
とは思いも寄らなかったです。