墓参りの後はこれに尽きる
最寄駅の商店街にある全くローカルな店


しかし、侮るなかれ、ジモティが行列をつくる
大変な人気店なのだ

家内が欠席なので本日はお一人様席に陣取る
これが人気の秘訣でもある
分度器で測っても正確に90度なボックス席
長居は不可能

自分で焼くには腕が落ち過ぎているので
奥の焼き方おばちゃんにお願いする

お昼前だと言うのにすでに満席の店内を
リサーチしながらおばちゃんの登場を
男は黙って、待つ

テーブルサイドのゴールデン•ラインナップは
確実に昭和へと誘ってくれるシロモノだ
ソースは刷毛塗りの2種類
そして、鰹節と青のりは今でも手掴みだ!

不衛生なんて言っちゃあダメだ!
昭和の人間はこうして免疫力を高め、保ったのだから


来た来た、やっとちりとりみたいのに載って
「これ、まだ未完成やから、もう片面5分ずつお願いします」

おっと、そこまで焦らしてくれるのか
やすやすとは胃に運ばせてくれない奴だな
それじゃあ、ビールでも

と、小ビン追加
ローカル大阪には中瓶なんて中途半端なモノは無い
そして、何故かビールと一緒に柿ピーミニ袋のおまけ





おすすめは、ネギ豚玉
花粉症なんか一発で吹き飛ぶ、かも?

程なく焼き上がったら先ずは“辛い”ソースで下塗り
生地によく染み込んでくれる
それから“甘い”ソースで上塗り仕上げだ

おかかを先に摘んで全面カバー
青のりは3摘みにしておこう
なにせ、墓参り帰りなもんで

昭和男のこだわり、
マヨはタダでも使わないのが流儀

流儀と言えば、大のヘラで切り分け
小のヘラでそのピースを口へと運ぶ
『角打ち』ならぬ「角刺し」だ!!

まったく、全身お好み焼きだ!
帰りの電車内で、何人のひとが
一両日中に食べようと思ったことか

鶴橋でカルビ臭に侵されかけたが何とか持ち堪える
しかし、ホームに漂うあの煙は
反則の域を超えている

大阪、やっぱり侮れない街だ
ここにも将来、住むことにしよう