夏休みも終わったことだし、ご無沙汰していた山小屋で9月最初の週末を過ごした
首都高の新しいトンネルのおかげでスイスイ楽ちんになった環8と
日付が替わろうとしてるのに町内でやたらとすれ違う車とタクシーに驚きながら
ヒンヤリと15℃まで下がった庭に降り立つ
翌朝発見するのだが、夏休みは全然終了などしておらず
秋雨にようやく姿をのぞかせた晴れ間を逃すまいと
観光客でごった返す軽井沢・星野エリア
思わず、あんたも好きね、と一人軽口をたたく
そしてもう一つ、鍵を開ける時ミニライトの灯りでほのかに浮かび上がってた
デッキに転がる物体の正体も明らかに
たわわに実った山栗の緑イガイガ君たちである
2年おきの豊作パターンは今回も崩れず、しかも大の字が付くかもしれない予感
だから、また登場するであろう不法闖入者の影が頭の中でちらつく
ちらつくと言えば赤松の根元付近に隠れているであろう愛しの貴味
堆積腐葉土で栄養満点だからと、毎年欠かさずチェックを入れるもまだ見ぬ貴味
山小屋へ来れば一番の楽しみは外食
お気に入りの店はこの時期での思わぬ貸切で締め出しを喰らい
急遽旧軽のホテル内にある隠れ家のような焼き鳥屋さんに予約を入れた
8人も座れば一杯になるカウンターで久し振りの空気と静けさを味わう
もう1ヶ月もすればストーブリーグ突入だからこの静けさも倍増する
密談に密会、そしてもちろん、夫婦水入らずには持って来いの隠れ家だ