その大半を大阪で過ごす盛り沢山だったシルバーウィーク

墓参りと老母慰問、スペシャルディナーに高校ラグビー部同期会

極め付きは夜を徹してのジャパンラグビー応援観戦だ



空港駐車場の混雑を避けるため早朝出発を強行したのだが

寝不足を引っ張っての真夜中ラグビー観戦の後、仮眠をとっての墓参り

家へ戻って小休止してから土産を抱えて老母の慰問へと向かう

しばらく話し込んだのち何かと母の面倒を見てくれている姉夫婦を誘い

老母も連れだして慰労夕食会を催す



死んだ様にぐっすり寝り込んだ翌日はうめだでショッピング

初めての交換レンズをゲットすべくヨドバシを物色する

荒波に揉まれているせいか、随分と勉強熱心な大阪のスタッフ

横浜より格安のオファーに惹かれて即決購入だ

これで己の写真に幅が出ることを期待したいのだが...



男同士の集まりだからと同伴を遠慮した家内と別れ

収穫品格納のため一旦家へ戻ってから同期会へと出直す

場所はこれまたディープな京橋駅界隈の焼き鳥屋サン

本当に久し振りの再会だったのでここはヤツして出かけたいところだが

TPOはファッションの基本、「過ぎず」を意識しての衣替えだ



ビルのテナントのように見える地図表示と

通りを隔てて変わってしまう町名番地に翻弄され危うく迷子に

GPSを使うのもしゃくだったので近所の商店のおばちゃんに尋ねるが

「分らない」と言われ、あんたモグリか?と突っ込みたくなった

ビルに挟まれ地図には載っていない極細横丁にその店は存在したのだ



後続の連中もどうやら迷子になったらしく乾杯は予定より30分遅れ

実に30~40年振りの再会なので話の入口を見つけるのにひと苦労する

元ラガーメン

さすがに「観たか、南ア戦?」という切り口とはならず

経年劣化して来た顔・姿を舐める様に見ながら

「おぉ、〇〇、おまえ変わってへんのぉ~」

と精一杯の、しかし、限りなく本心に近い社交辞令が飛び交う



若干一名を除き個々の草原はどうやら辛うじて保護されているからか

W杯そっちのけで、やはり昔話と近況報告が会の主題となった

所用で参加出来なかった仲間にとメンバーの一人が動画を撮って送る

スマホを巧みに操るところなどは現代のおっさんである

またある者は3年間世話になった元女子マネージャーに電話を試みたが通じず

応答したら代わった電話口でお礼のリリーズでも歌ってやろうと思ったのにな



時間というものはかくも非情なものかと、エイちゃんにでもご登場願いたかったが

一番はしゃいでたヤツが酔い潰れたので一発シンビン退場

店先で粗相もしでかしていたので道具を借りて後片付けのアドバンテージ・ペナルティー

挙げ句、下戸のメンバーが介抱役と共に車で送ることに

膨大な時が過ぎても劣ることのないチーム力というものか

飲み足らんというメンバーと再び京橋のネオン街へと消えロスタイムを楽しむ

本当に久し振りで大阪の午前おっさん様と化してノーサイド



そして会が終わって中3日の今日、疲れがとれるわけがないのだよ