タイトルからしてキャッチ―な真似事になって尚且つ、二話連続とはセコイ話で
申し訳ありませんが、前話にご共感いただいた方の中で、どうしてもこの言葉が
引き出せないとお悩み?の場合のすごく簡単な対処方法があるのでご紹介します。

久し振りに同窓会で出会った友人達と挨拶を交わすも、お世辞で『若い』なんて
言われはするものの、肝心の一言が出てこない。それならまだしも、風貌には
一切触れずに話題を他へ持っていこうとする辺り、私(僕)はそんなに老けたのか!?
と自暴自棄に陥ってしまうほどのショック。

このように気が付く人はまだ救いようがあるのでしょうが、そうでない場合はかなり
重傷か、それとも無頓着すぎるのかも知れません。

そんな方にも是非お勧めしたい、誰にでもその気になれば、いとも簡単にできて
しまう対処法があったんです。

な~んだ、それならもうやってるよ、と言われる方は大勢いらっしゃることだと
思いますが、実はこれが意外な効力を発揮していたと気付いている人は案外
少ないんではないでしょうか。


では、もったいぶらないで先へと進みますと、皆さんの多くがやっているであろう
写真年賀状にその答えが隠されているわけです。


子供が小さい時は子供の写真がメインで、大きくなるにつれて旅行先での家族の
集合写真へと変わって行きますが、これもせいぜい高校生くらいまでで、以後は
可愛がっているペットや旅行先の風景となっていきます。その風景写真に目を
凝らすと僅かに小さく人物らしき物体が映り込んでいます。勿論顔の確認が
できないように意図的に。

コンデジの進化と共に画素数もかなり多くなって、それと比例するように人物と
カメラの距離はどんどん遠くなって行きます。
しかし、画素数アップに怯んでいてはいけません。ここはしっかりと自分の顔が
確認できるくらいの距離で撮ってもらいましょう。

そしてお気に入りの自分の写真を毎年、年賀状でしっかり送っておくのです。

受け取った人は皆さんが加齢して行く(成長して行く)姿を毎年脳の海馬に記憶
してくれ、たとえすっかりご無沙汰の後に再会していたとしても、さも普段から
会っているかのような錯覚に陥ってくれます。そして、その結果どうなると思います?

久し振りで皆さんに再会したその人(達)は皆さんを見ても、記憶の中の皆さんは
常にアップデートされている訳ですから、何一つ違和感なしに

     『〇〇さん、全然変わらないネ』

と、ついに黄金のフレーズを発してくれるはずです。


実は私と家内がこれに気付いたのが、ツーショットの写真年賀状にしてから暫く
経ったある時でした。年々着々、加齢は進んでいるはずなのですが、惜しげもなく
顔出しすることで受け取り手の先入観を操作しています。ただし、年々相方の
リクエストもうるさくなって来るので、距離間も微妙に調節しないといけないし、
その内レフ板も登場となるやもしれません。

特に来年度版は喪中となり一年スキップしてしまうので、この二年分のギャップを
どのようにして埋めるかが今後の課題となりそうです。