本当にこのまま死んでしまうんじゃあないかとさえ覚悟させられた、そんな一週間。
脳でもない、心臓でもない、ましてや耳鼻でもない、どこも悪くない原因不明の病に侵された
まっこと FUBAR だった一週間。

鬼のかく乱だと一言で片づけて欲しくない体験から丸一週間がたった今週月曜日、未だ
フラフラとよろけ気味での出社となりましたが、どうやらようやく我に返れたと一安心です。

盆と正月にGWを足してもまだ足りないくらいのしっちゃかめっちゃか振りを演じてしまいましたが、
その元凶は先月辺りから実はヒタヒタとこの身体へ忍び寄っていたのでした。

元々私の首には「頸椎椎間板ヘルニア」という厄介なものがあって、過去にも両手をシビレさせる
ほどの悪さをしでかし、暫くの間整体へ治療に通わせるという経験までさせてくれました。その後
定期的にこの首や身体の歪み矯正のため通院していたのですが、ここ一年ほどご無沙汰して
しまったツケがどうやら回って来たようです。

知らぬ間に疲労がこの首に蓄積していた上に、ここのところ連日通勤時に厚手の文庫本をその
お供に従えて、どっぷりと『有川 浩 ワールド』に、しかも今にして思えばずっと俯き加減で浸って
いたのであります。

もうこれで最後、これで最後と言い聞かせつつも、ほぼ毎週通っていた様なものの伊丹空港17番
搭乗口付近にある本屋へ自然と吸い込まれていく自分の姿が毎回そこにありました。旅の終わり
のズボンのポッケには、文庫本一冊をゲットできる程良い量のジャリ銭が貯まっているので、
ここで一気に処理して帰れるという訳ですね。

そんなこんなで心当たりがある原因らしきものとしては、やっぱりこの『有川説』しかなさそうです。
健常な頸の持ち主ならば何の問題も無いこの読書姿勢ですが、こんな私としましては暫く休憩
した後の対策として、出来る限り首を真っ直ぐに伸ばした体勢で通勤読書を楽しむ事を心掛けて
行かなければなりません。

そう言えばここ最近JRの車内放送で、車掌さんが携帯電話(恐らくスマホと言いたいところ)の
歩きながら操作は危険だからやめましょうと注意喚起を始めましたね。新聞・雑誌でも既に取り
上げられてますが、スマホを操るあの首姿勢こそ毎日の積み重ねで未来の頸椎症持ちを生み
出してしまうのでしょうね。

最近肩がこる、首が痛い、耳鳴りがする、めまいがする、手がしびれるなどの症状がある方、
一度整体の門を叩いてみてはいかがでしょうか? よくぞあれだけ自分の首が『ボキボキ』と
鳴るもんだと、恐怖と快感の奇妙な間逆体験ができるはずです。