Czech Airlines


JALパックの旅程では最後のホテルはどうやらいつも追加料金でアップグレードが可能という設定に
なっているようで、旅の疲れを少しでも癒せてかつ、ゆったりとくつろぎながらその余韻に浸り、帰国
準備をしようと、今回プラハのホテルもそうする事にしました。

アップグレードの副産物のひとつとして、ホテル内の飲食代一日につき約¥5,000分がサービスで付
いてきました。かなりお得なサービスで、初日は家内と二人でラウンジバーで過ごし、二日目はツアー
で知り合ったご夫婦と、昨晩からのキャリーオーバー分も使ってフェアウェル・ドリンクを楽むことに。


明けて翌最終日はこのホテルにて本隊とお別れです。現地集合の我々はここから自分で帰国します
ので、出発が我々より早い本隊を乗せたバスをホテル玄関前で見送ることにしました。観光旅館の
旦那と女将のような感じでバスに向かって両手を振りまくります。

2時間ほど遅れてとうとう我々の番がやって来ました。あらかじめホテルにお願いしておいたリムジン
サービスで空港へと向かうのですが、やってきたのは提携会社のアウディA6、ドライバーの雰囲気から
して、なにやら映画さながらの様相となって来ました。

Wifi完備でミネラル・ウォーター付きマニュアル・シフトの運転は、トランスポーターとまでは派手にいき
ませんが、途中の渋滞を避けてドライバーが選んだ山越え道は、ほんの少しだけスリリングだったよう
な気がします。



イギリスのLCC



渦中のウクライナの航空会社


到着したプラハ国際空港はこじんまりとして垢抜け、新しさをまだ残すゆったりとした雰囲気の空港です。
ダメ元でトライした免税手続きもすんなりスムーズに終了し、人気の疎らなターミナル内を暫し散策。免
税店よりデリカテッセンの方が安かった土産のチョコレートを買い込み、女性には喜ばれそうなスワロフ
スキーの装飾付ネール・ポリッシャーも家内が買い足していました。



ロシアのウラル航空


欧州域内を飛ぶ旅客機は全て小型。エアバス320だったらそれこそ御の字で、ビジネスクラスはあっても
3席のエコノミーの真ん中をテーブルにしただけの急ごしらえです。そして、なぜかいつも一列目が全て
空席状態にしてあります。

2時間もあればヨーロッパの殆んどの国同士を行き来する事ができる羨ましい地理的環境ですが、陸続き
であるがための侵略・戦争の繰り返しという悲しい歴史も背景にあります。

チョイスできる食事とシャンパン・ワインもしっかりと用意されている、そんな2時間あまりのフライトで
最終乗り継ぎ地のロンドン・ヒースロー空港へと戻ってきました。



日本帰国便出発までおよそ4時間という長丁場をラウンジで過ごすことになりましたが、その間窓の外
に現れた飛行機の航空会社に目新しいものが無かったので、私の『なんだぁ#59136;エアポート』はここま
でです。ヒースロー空港ターミナル3はワン・ワールドアライアンスの溜まり場なので仕方ありません。

今回の旅は前回とは違い、乗継便の遅延で帰国便を逃してしまうような劇終トラブルもなく、殆んど
全ての行程が順調に進行してくれましたし、夫婦共々体調もすこぶる良かったので、久し振りにもう
一度訪ねてみたいと、最後の地プラハでそう感じることも出来ました。

三年連続のツアー参加なので、ここはひとつ、来年の旅はちょっと趣向を変えたモノにしてみようかな
なんて考えてみたりして。さすが鬼に笑われてしまうのでしょうかね。