人混み酔い止め薬 [独り言の抽斗]
そんなモノが有ったなら、私だって本当は行きたい繁華街へも出かけられるんだけれど．．．
何時だったかは忘れてしまいましたが、ナガラTVをしていた時で、確かスペシャルドラマで剣の
腕は立つが仕官の口が無い浪人侍と小さな娘の場面でした。混雑する江戸の町中、父親が何や
らその娘に秘伝の技を伝えるべく、人混みの中を器用にスルリスルリとすり抜けて行く特訓をやり
ます。物語自体には全く記憶がないのですが、この場面だけはやけに頭の中に残っていました。
というのも、その秘伝の技を後日実際に試してみたところ、これがなんとけっこうイケるんですよ。
劇中、父親は娘に、「地面や行き交う人の足元を見るんじゃない。頭の直ぐ上を見ていれば自ず
と行くてが開けるのだ。」と、訳の分らん事を言うのですが、言うとおりにした娘はなんと、スルスル
と人混みをすり抜けながら雑踏へ消えて行くというお話。当たり前ですね、ドラマだから．．．
なんて思いながらある日、出勤時の通勤客が３６０度様々な角度でクロスオーバーする駅コンコー
スで、突如この秘伝の技を試してみたくなる衝動に駆られました。『頭の直ぐ上を見るんだな』、
そう言い聞かせながら改札を抜け、いざスタートです。
こういう場面では通常幾度となく、接触を避けるために立ち止まることが多いのですが、秘伝の技
はそうさせることなく面白いように、しかも歩くスピードをさほど落とさずにスルスルと人々の間を
抜かせてくれるのでした。 『行く手が開けてくる』、確かにモーゼの十戒モード突入できます。
この技、確かに身長のハンディは否めないのでしょうが、小さな女の子でも出来るのですから、
これからの年末年始の雑踏の中、どうぞお試しあれ。
ところで、先週日曜日の大阪駅周辺の混雑振りときたら、この必殺技をも撥ねつけるほど迫力
満点で、特にこの日は大安吉日という事もあってか、駅前第４・５ビル前のジャンボ宝くじ特設売り
場を目指した人でビル群周回の行列が出来ていました。そして、極めつけはマルビル発着の空港
リムジンバスをも運休に追い込むほどの大渋滞が発生し、一瞬ヒヤリとしたものでした。
タグ：雑踏での振舞い
世界の人たちに言わせると日本人は世界で一番人とぶつからない民族だと言われています。
確かに韓国などではこちらが避けても平気でぶつかって来るので、日本では喧嘩になるが、気にしないようにと言われた憶えがあります。
あと向かいから人が来て左右どちらに避けるかはその国の交通事情が影響するのでは無いか？と思うのはハワイや台湾ではこちらが左に避けようとすると相手は右に避けるという違いが結構出て来ますが、シンガポールやオーストラリアではそういうことが無かったので無意識に大勢の中でも分析してその土地に慣れるのが日本人だと実感しました(^^)
by ma2ma2 (2013-12-17 22:30)
駅前第○ビル 雰囲気がありますね
そんなににぎやかになるのですね
by ハマコウ (2013-12-17 23:23)
頭のすぐ上を見る。
さっそく今日にでも試してみます。
混雑したところを歩いていると、前から来た方とぶつかりそうになります。
だから、先に僕のほうが避けてしまいます。
気の弱い小心者の表れです。
まず、自分からは避けないでそのまま進むのがおばちゃん。
今日は避けないでそのまま進もうと思っていても、あの迫力の前では、つい避けてしまいます。
おばちゃんには効果がないようですが、頭のすぐ上を見る。
試してみます。
by あるいる (2013-12-18 03:00)
ma2ma2 さん
その理由は、日本人の防空識別圏ならぬ防域識別圏が欧米人
などに比べ、やたらと狭いからです。日本の文化に由来するところ
大で、人前を通らないことやすれ違い際の「江戸しぐさ」などからも
良く分かりますね。
最近ではその国の交通ルールとやらが滅失してしまったように
思われて仕方ありません。だって、果敢に真っ直ぐ突入してくる人、
特に若者には面食らう事多しです。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2013-12-18 20:52)
ハマコウ さん
去年まで知りませんでしたが、もはや年末の大阪風物詩の
ひとつに数えられるのではないでしょうか。
銀座のよりも混雑していたように思えます。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2013-12-18 20:54)
あるいる さん
結果がどうだったか、少々怖いものがありますが、少なくとも
足元やお腹辺りを見て歩いているよりかは、効果があったのでは
ないかと．．．。
つまり、大阪のオバチャンに対峙するためには、一歩も引かないと言う
姿勢を見せて威嚇するしかないようなので、スピードを殺さずもはや
突進あるのみなんです。チキンレースです。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2013-12-18 20:58)