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ユーロかな? やっぱり [多事の抽斗]

  そしてもう一つの話題はやっぱりギリシャとユーロでしょうね。

私の旅の楽しみの中に、『その国の通貨を使い熟す』 というテーマがあります。特に小銭は。
紙幣のカタチ・デザイン・色彩・セキュリティー度や硬貨の刻印など、訪れる国々の特徴をしっかりと
映し出してくれる、文字通りのツールなのです。

それが何時ぞやから私の愉しみを奪ってしまった憎っくきユーロ!!

知らない間にヨーロッパ中に蔓延してしまって、ただでさえ雰囲気が似てる中欧や東欧なのに、貨幣
が同じだったらどこにいるのか分らなくなる。
それにユーロのおかげで間違いなく、ラテンヨーロッパの物価が高騰してしまった。
イタリアなんか、最たる例です。 リラの頃は良かった。 本当にね。

最初、ドイツ、フランス、イギリスの三国くらいでチマチマやって行くのかなと思いきや、そのイギリス
は早々と傍観を決め込み不参加表明。弱った独・仏は他のお仲間探しを強いられる始末。
気が付けば火中のギリシャがチャッカリお仲間に。 いつの間におったん?

二年前のゴールデンウィーク辺りからキナ臭くなったギリシャ情勢。この時は『ギリシャショック』とも
言われて世界経済に大打撃を与えてくれました。いったん終息したかに見えたんですが、やっぱり
水面下でちゃんと燻ぶってたわけですね。メル・コジさんから目の敵にされながらもどうやらデフォルト
だけは免れそうだというのですが、所詮債権カットに基づいたもの、日本で言うところの民事再生って
やつです。でも、民事再生で再生した企業の数、べらぼうに少ないのって知ってました?

大幅な歳出カットの矛先にされているのがギリシャ公務員さん達のお給料です。民間人の2倍ほども
有るらしいですね。『私の会社をつぶさないで!』とは、この度めでたく公務員に採用された女性談
だとか。意味がよくわからんのですが、一生安泰の切符をせっかく手に入れたのに、政府はそれを
奪うのか! ということなのだそうです。 そして、ギリシャでは現在も大規模なデモが繰り広げられ
ている様子ですね。国が吹っ飛んだらデモどころの騒ぎじゃあないのになぁ・・・・・・・。

と、どこかの国の情勢とよく似て非なるものだとお気付きの方も多いことでしょう。
我が国の借金と呼ばれるものはとっくにギリシャ数国分に値するのでは? それでも何とか持ちこた
えてるのは今までの努力の積み重ねなんでしょうけど、いよいよ限界だと声高に叫ばれだして幾久し
いです。それでも日本株はリスク後退で久し振りの円安傾向の恩恵を受け、いよいよ日経平均も1万
円をうかがうレベルにまで戻してきました。今後はこのまま3月期末までこの調子が継続するかどう
かが大変
大きなカギを握っていると思われます。

今ここで日本は変わらなければ、衰退の一途をたどるだけとばかりの最近の橋下人気。維新の会の
政策プレゼンに千人もの人が参加したとか。一大政党化して政権を取りに行こうかという勢いですが
人気にあやかって当選してしまった、何もやって無さそうな議員さんがたくさんいる民主党みたいには
せめてならないでもらいたいですね。
そう言えば近ごろ来たるべき選挙を睨んでか、家のポストに前回の選挙で現職を下し見事人気で
当選してしまった民主党議員さんのチラシが舞い込むようになりました。

   それは分からなくもないけど、あんた、いったい何処で何やっとんたん?

クシャッと丸めて捨てると、リサイクルペーパーとしての分別に支障が出ると行けないので、そのまま
の綺麗な姿で分別させていただきました。


ちょっと脱線してしまいましたが、所詮ユーロは雑居と化した集まりで、人種や文化の違う国が同じ
通貨の元に集まり、各々の国の運営を行うなんて無謀でしかなかったのです。
イタリア、スペイン、ポルトガルとラテン系はやはりユーロというくくりに縛られること自体が間違いで
独自路線でも十分やって行けたのではなかったのでしょうかね

ここ二つばかり、記事が愚痴めいたものになってしまったのは、たぶん私もだいぶ溜まって来たせい
でもあるんでしょうか?ここはひとつ、今週末は久し振りに隠れ家へ行って凛とした冷たい空気にでも
触れ、クールダウンする必要があります。 それに長引いた風邪のおかげで体中のアルコール濃度
はかなり低レベル化してるみたいですし・・・・・・・・。 補給補給。


タグ:ユーロ
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