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三匹のおっさん・ふたたび [書の抽斗]

  捕り物風潮を抑えながら、登場人物の心情・境描写にスポットを当てた続編か!?

ウトウトしていた時間の方が長かったのか、休暇中の読破とは行きませんでしたが、くだんの
ように通勤のお供として、今回も楽しく読ませてもらいました。

おっさんの一人であるキヨこと清田清一と二世帯同居するお嬢な嫁、貴子の精神的な成長を
是非とも一番で書きたかったと言う有川さん。いつもながら『あるある』と唸らせる情景や心情
描写の鋭さは勿論のこと、多感で反抗的な子供との『正しい接し方』みたいなものを分り易く
説いて行く辺り、世の中こうあるべきだよと、お灸をすえているようにも感じ取れます。

家族団欒、地域住民のふれあい、幼なじみの友情などを通じて、古き良きアナログ昭和の時代
に忘れてきた物を、今の電脳・デジタルなギクシャクした世の中にもう一度取り戻しましょうと
いうプロパガンダでもあるのでしょう。
前回三匹のおっさんの記事で物語のキャスティングの話をしましたが、3D読書にもう一つ花を
添えていた方法に気付き、今回の続編も楽しむことが出来た次第です。

その方法と言うのは、ズバリ、登場人物個々の声優も兼ねる、です。

自己評価ではおっさん達の吹き替えよりも、通勤の賜物でしょうか、キヨの孫(貴子の一人息子)
である今時の高校生の祐希くんのが、一番イケてるような感じがしました。
そしてもう一つおまけが頭に浮かんで、これは既に前号のおっさんの記事でも載せました
ケニー・ロギンスが唄う " Whennever call you a friend " を 映画のラストに流しながらの
シーンです。

大きな夕日の夕焼けに向かって前出の祐希と彼女の早苗ちゃん(おっさんの一人ノリの愛娘)が
仲良く手をつなぎながら歩いて行く後ろから、それに逆上するノリを両脇から抱え込むキヨと
ジゲ(最後のおっさん)。それをそのまた後ろから微笑ましくも何やら話しながら見ているキヨの
嫁芳江や息子夫婦とシゲノの家族。

     東宝さん、こんなん、どうですぅ??


くだらない妄想で、しかも本を読んでいない方にはチンプンカンプンな話でした。すみません。

妄想と言えば、父亡き後の母に、『これを機にまた趣味を再開しないと、ボケるよ』と、忠告
したところ、『色んな妄想してるから、大丈夫!!』と言われました。
一体どんな妄想、してるんでしょうかね? 
そして、これってやっぱり遺伝ですかぁね!?


 
 ハワイのラジオ局KOHO時代に、天気予報のBGMに使ってたアール・クルーの曲です。
 Heart String のアルバムも出て来たLPの中に混じってました。懐かしい!


5月13日(日)は母の日です。
何かプラン、ありますか?


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藍色

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
by 藍色 (2014-06-07 16:15) 

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