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コンプガチャ商法廃止に思う事 [多事の抽斗]

  今回一連の騒動で初めて『コンプガチャ』なるものの存在を知りました。と言うと私もいよいよ
おっさんの仲間入りでしょうか?ソーシャルゲームなんてからっきし縁がないもんで・・・・・・。

『景品表示法』だの『射幸心』だのと、およそIT関連ビジネスには無縁とも思われる言葉がこの
ところニュースで飛び交っています。『射幸心』と言えばその昔、パチンコ業界を震撼させた(?)
ボキャブラですが、どうやらカタチを変えて再び登場し、今度はソーシャルネットワーク系
ビジネスを根幹から揺るがしかねない事態へと発展させそうな気配です。

登場した当時はなかなか目の付け所が鋭いなと感心させられたソーシャルゲームですが、
手っ取り早く業績を伸ばすとすると、やはりこういう商法を取り入れ
るのが一番だったんでしょう。
自分の範疇で楽しむためだけの投資ならまだしも、親のカードを勝手に使って高額請求されたり
同じくネット経由で他人同士高額な売買をしたりとか、やたら金銭が絡むと話は今回のように
ややこしくなって行きます。

さてここで、企業活動を行っていく上で必ずや社訓として取り入れられるフレーズ

     『社会に貢献できる企業を・・・・・・・・。』

がありますが、今回のように真逆に社会問題へと事を発展させてしまう活動を行った企業の
モラルの在り方とはどうあるべきなのでしょうか?

景品表示法に抵触すると言われてる以上、コンプガチャ商法自体、現行ではよろしくないのは
明白ですが、商売そのものが悪いと言うのではなく、年齢に関係なく不特定多数の人が介在
できてしまう今のネット社会での出来事だから問題になってしまうのではないでしょう。子供が
遊んだたかがゲームの代償が何十万、何百万なんて洒落にもなりません。挙句の果ては親の
管理が悪いから子供が勝手にクレジットカードを支払い手段にしてしまうのだなんて、監督
不行き届きの責任問題まで持ち上がってくる始末です。勿論、子供に携帯端末を買い与えて
いる以上、負わなくてはいけない責任だと私は思います。

総じて商売上の関係から言うと、ソーシャルゲーム系企業がウィンで、利用者がルーズと
いうところでしょう。利用者の立場から言う利益という物が、このビジネスモデルからはひとつも
見えてこない様な気がしますが、いかがでしょうか?ただし、人の価値観の違いでこの取り方は
大きく変わるのも事実です。

『入れ食いロッド』と既に過去の遺物となった『連チャンフィーバー』、タダでさえファンをソーシャル
ゲームにさらわれつつあるパチンコ業界との比較でこの話題、しばらく続きそうですね。
どちらもあまり夢中になるのはいけませんが、じっと座って楽しむパチンコに比べ、歩きながら
でもやってるソーシャルゲーム、混雑する通勤時間帯だけは止めていただきたいとは、おっさん
からの切なるお願いであります。


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